大市の大楠を次の百年に繋ぐプロジェクト完了のご報告です!
【ご報告にあたって】
プロジェクト完了のご報告にあたりまして、まずは、昨年、樹齢四百年の御神木を次の百年に繋いでいきたいという我々の思いに対して、述べ90名の皆様にご賛同いただき、160万円(目標金額130万円)もの多分のご支援を賜りましたこと、改めて厚く御礼を申し上げます。
先日、7月10日(土曜)にボードウォークの竣工奉告祭を催行いたしましたので、最終のご報告をさせていただきたいと思います。本来は、ご支援いただいた全ての皆様にご案内させていただき盛大に催行したいと考えておりましたが、兵庫県下に新型コロナウイルス感染症の蔓延防止措置がとられていたことから、当初より竣工式へのご招待コースにご支援いただいた皆様に限りご案内をさせていただきました。何卒ご容赦いただければと存じます。
【プロジェクトの実行内容のご報告】
それでは、プロジェクトの実行内容について、ご報告を進めさせていただきます。
○樹木診断・剪定作業
樹齢四百年の大楠の雄大な姿を次の百年に繋いでいくため、樹木診断と剪定作業を行いました。全体の樹勢回復のため、下枝や枯枝を中心に剪定作業を実施いたしました。

○ボードウォークの製作
大楠の根を痛めることなく、大楠の息吹を感じていただける距離に近づいて、ご覧いただけるように、大楠の周囲にボードウォークを制作しました。真下から見上げる大楠は、さらに圧倒的な存在感です。御参拝の皆様に大楠をより身近に感じていただけるようになりました。今後、月次祭(毎月1日と15日)及び祭礼日に開放することとしています。開放日以外についても、特別拝観は可能ですので、社務所までお声かけいただきたいと思います。
なお、周囲の柵も合わせて新調させていただきました。より御神木としての存在感が高まったと感じます。(御方銘板は、本柵に設置しております。)

○屋根付きベンチの製作
当社が御参拝の皆様にとっての憩いの場所となるよう、大楠の近くに屋根付きベンチを製作しました。大楠や緑に囲まれた木漏れ日の中で、静かな時間を心穏やかにお過ごしいただけるのではないかと思います。

以上の通り、予定していた全てのプロジェクトが実行することができました。
皆さまからご支援頂いた資金は、大楠の樹勢回復のための樹木診断・剪定作業に65万円、ボードウォーク及び屋根付ベンチ製作費用に45万円、プロジェクトを記念して製作した大楠お守りの製作費や雑費に20万円にと、レディーフォー様を通じていただいた全額を大楠プロジェクトのために使用させて頂きました。
【今後について】
当社では、今回のプロジェクトと並行してこれまでもご案内しておりましたとおり、阪神淡路大震災により倒壊した拝殿・幣殿の復興工事を進めております。来年の春(令和4年4月3日竣工予定)には、四半世紀を経て、震災からの完全復興を果たすこととなりました。
今後、震災からの完全復興を契機として、より一層地域の皆様をはじめとして多くの皆様に親しまれ、また、人と人とを繋ぐ結節点となるようなお宮づくりを進めていきたいと考えております。当社が復興から未来へと歩みを進めていく中で、そのお宮づくりのシンボルとなる大市の大楠が生まれ変わることができたことは、大きな意義を持つと考えております。
これまで大楠の下枝が邪魔をしておりましたが、今回の剪定作業により下枝を取り払うこととなり、見る人をグッと包み込んでくれるような雄大な姿が見られるようになりました。これからも末永く、この雄大な姿で、この神社を、そしてこの地域を見守りいただき、また、御参拝の皆様の心を癒し続けていただけるものと私たちは確信しています。
今報告でプロジェクトは一区切りとなりますが、当社の未来に向けた歩みの一歩一歩を発信させていただければと考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、ご支援いただいた皆様はじめご尊家様の弥栄を心より祈念いたしまして、ご報告を結びとさせていただきます。























