こんにちは。作者の松田春花です。

 

期限まであと2週間になりました。

たくさんの方々にご協力いただいて、毎日感謝が募るばかりです。

このプロジェクトにはいろんな思いが詰まっているので、今回は私の将来の夢のお話をさせていただきます。

 

私には、たくさんの夢があります。

その中でも一番大きな夢は、「みんなに夢を与える絵本を描くこと」です。

なぜなら、夢を持つことはとってもとっても楽しいからです。

私は夢を見つけてから、毎日やりたいことがたくさんできて、どんどん楽しくなりました。だから、たくさんの方に夢を与えられたらいいなと思っています。

私のこの夢のきっかけを作ってくれたのは、福島で出会った5歳の男の子でした。

 

2011年の12月に、祈りのツリープロジェクト祈りのツリーproject | 日本ユニセフ協会というボランティアに参加して、福島市の幼稚園でこども達と一緒にクリスマスツリーのオーナメントを作るワークショップをしました。

みんな色とりどりの素敵なオーナメントを楽しそうに作っていました。

その中の一人の男の子が、オーナメントに大きなロケットの絵を描いていました。

tree

「大人になったらこれに乗って宇宙へいくの?」と私が聞くと、

「うん!お姉ちゃん乗せてってあげるよ!」と、得意げな顔でかっこいいことを言ってくれました。

私はとっても嬉しくて「約束ね!」と、半ば強引に指切りをしました。笑

それと同時に、原発がこの子の未来にどう影響するのだろうかと考えると、何もできない自分が悔しくなりました。

 

ここの幼稚園は、山に囲まれた広大な敷地でのびのびと遊べるのが人気で、200人もの園児が通っていました。

大きな遊具があったりポニーがいたり、まるでテーマパークみたいでした。

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poni

しかし、原発の影響で外で遊ぶことができなくなり、園児達は常にマスクをつけていました。200人もいた園児の多くが引っ越してしまい、100人ほどになっていました。

園長先生は、

「外で遊べないこともあり、福島のこども達はどんどん体力が低下している。これから先、原発がこども達にどう影響していくのかとても心配。」

と、涙を流してお話してくれました。しかし、先生はきりっと笑顔になり、

「でも、今できることをがんばるしかないんです!見えない敵に怯えるよりも、こども達が元気に笑っていられるようにするんです!」

と、力強くおっしゃっていました。

その言葉通りに、こども達は元気いっぱいでした。

別れ際に、”とってもとってもありがとう”という歌を、びっくりするほどの大声で歌ってくれました。

tree 2

夢でいっぱいのこども達の笑顔を見て、私は原発から直接的にこども達を守れなくても、こどもたちの夢を守ることはできるかもしれないと思いました。

そこで、夢を叶える絵本をたくさん描いていこうと考えました。

「町をまもった龍木」は、津波による一本の流木が、辛い経験を乗り越えて、”町を守る”という夢を叶える物語です。

この絵本を読んで、すこしでも夢へと向かう勇気を感じてもらえたら嬉しいです。

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私にはたくさん夢があります。

その中でも一番楽しみな夢は、私がおばあちゃんになったとき、あのときの男の子が操縦するロケットに乗って、宇宙旅行をすることです。

 

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