こんにちは。作者の松田春花です。

 

絵本の内容紹介⑤

 

p9.10

p9.10

 

津波から一夜があけ、渡り鳥さんが町の様子を教えてくれるシーンです。

「たいへんだ!町がまるごとなくなっているよ。みんな大切なものとバラバラになってとても悲しんでいるよ。」

それを聞いた松の家族達は「町をまもれなかった。」と悲しみます。

 

この渡り鳥はベニヒワを描きました。東北から北にくる冬鳥です。たんに色がきれいだったからベニヒワにしたのでしが、羽の一枚一枚をコラージュで仕上げているのでとってもふわふわに見えてお気に入りです。

この絵本は前半が空想で後半が実話なので、話が2分割しているような印象を受けますが、このベニヒワさんが話をひとつにまとめれくれる役目を担っています。

 

p11.12

p12

少年松は涙をこらえていいました。「ぼくたちは町をまもり続ける松の大家族だよ!倒れてしまってもできることはきっとある。」

少年松はキラキラと輝いていました。その輝きをみた家族達は、なんだか勇気がわいてくるのでした。

 

この輝きは龍木が流木だったころからずっと感じていた不思議な力でした。

震災から3ヶ月後の7月初旬に、アートカフェ「川辺りの散歩道」のオーナーの頼子さんにお会いしたとき、涙を浮かべて震災のお話をしてくれてあまり元気のない様子でした。

しかし、流木の話になったとたんにとびっきりの笑顔になりました。

「見て下さい!わがやに龍がやって来たんですよ!」

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そんな頼子さんを見て、この流木には人を自然と笑顔にさせる不思議な力があると感じました。

それは一体なんなのだろう?と考えながらこの絵本を描きました。

物語の後半で、龍木は自分のもっている力の正体に気がつきます。

この輝きを見てそれを感じてもらえたら良いです。

答えは絵本が出版されてからのお楽しみで!

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