こんにちは。作者の松田春花です。

絵本の内容紹介④

p7,8

津波で流された松の木の家族達が、雪のふる冷たい水につかり、凍えながらも励ましあって夜を過ごすシーンです。

p7,8

こちらも石巻市の小学校の先生から伺った「震災の夜の話」を思い浮かべながら描きました。

 

3月11日は雪の降るとてもとても寒い日でした。

学校に避難してきた生徒や町の方々は津波が到達しなかった3階の音楽室にに集まり、全く足りない毛布をまずは子供とお年寄りに譲り、カーテンと新聞紙を集め、みんなで分け合いながら身を寄せ合って夜を過ごしました。

それでもあまりの寒さに一睡もできなかったそうです。

震災から3日目でやっと避難所へ移動出来たのですが、そこでも毛布は全然足りず、何日も凍える夜を過ごしたそうです。

その話をしてくれた先生は、津波により大切なご家族を亡くされていました.

しかし、だれよりも復興に対して前向きで、いろいろな復興計画案を熱く話してくれました。

当時、関東圏は自粛ムードが漂っていて活気がなかったのですが、むしろ被災地のほうががむしゃらに復興へと向かって活気があると感じました。

きっとこの先生は津波の夜もずっとみんなを励ましていたんだろうなと思い、そんな素敵な方も龍木に反映させたくてこのシーンを描きました。

 

震災後、たくさんの方がこうして励まし合って周りの方に希望を与えてきたとおもいます。この龍木はそんなみなさん自身でもあるので、きっと共感してもらえると思います。

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