【第10弾】歌舞伎や映画、フィルムがつないだ記憶を遺す。

支援総額

3,126,000

目標金額 2,500,000円

支援者
284人
募集終了日
2021年10月27日

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2022年07月05日 14:34

7-8月の閲覧室ミニ展示「映画・芝居に描かれた沖縄」

お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。


7月1日より、閲覧室の新しいミニ展示が始まっております。7-8月の閲覧室ミニ展示は「映画・芝居に描かれた沖縄」です。

 

本年は、沖縄が昭和47[1972]年5月15日に本土に復帰してから50年の節目となる年です。激動の歴史をたどってきた沖縄は、演劇や映画作品でも様々なテーマで描かれてきました。今回の展示では沖縄が舞台となった作品を演劇と映画のジャンルからとりあげて、台本やスチール写真、プログラムなど計20点の資料を展示しています。

 

今回の新着情報では、演劇と映画から、それぞれ資料をご紹介します。

 

演劇からは、『保元物語』で知られ、琉球王朝の祖になったとの伝説が残る源為朝を主人公とした歌舞伎作品の資料をご紹介します。為朝の伝説を物語化した曲亭馬琴(滝沢馬琴)の読本『椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』(文化4年-文化8年)は人気を呼び、浄瑠璃や歌舞伎でも上演されました。

写真は、歌舞伎『鎮西八郎英傑譚(ちんぜいはちろうえいけつものがたり)』の台本です。三世河竹新七の筆で、明治17[1884]年4月市村座にて上演されました。
台本の表紙に書かれた場名にも、「首里」「越来」「南風原」と沖縄の地名があるのが見えます。劇聖と讃えられた九世市川團十郎が忠臣毛国鼎(もうこくてい)、源為朝、阿公(くまぎみ)を演じています。閲覧室では、写真の右端の台本を展示しています。

 

また、昭和44[1969]年11月に国立劇場大劇場にて上演された『通し狂言 椿説弓張月』初演のスチール写真も展示しています。この作品は、馬琴の読本を原作に三島由紀夫が作・演出を担当し、竹本や七五調の台詞など純歌舞伎手法を用いた擬古典様式で舞台化されました。上・中・下の巻のうち、下の巻が琉球を舞台としています。三島由紀夫の『椿説弓張月』はその後も上演されており、当館は初演や最新の上演(平成24[2012]年5月新橋演舞場)の台本やプログラムも所蔵しています。

 

映画からは、松竹大船映画『海流』(昭和34[1959]年)の資料をご紹介します。
堀内真直が監督したこの作品は、戦後初の沖縄長期ロケが行われた映画です。原作は週刊誌に連載された新田次郎の人気小説で、複数の映画会社が映画化に名乗りをあげましたが、松竹が映画化の権利を獲得しました。「戦後初の沖縄大ロケーションを条件に松竹がその独占映画化に成功した」と、『海流』のプレスシートにも記されています。

 

今回は、この作品のポスター形式の資料である「写真ニュース」を展示しています(写真左側)。
写真ニュースには「沖縄本格長期ロケ」との見出しがあり、日傘をさして撮影に臨む岡田茉莉子を取り巻く沖縄の人々の姿が写った撮影風景などの写真も載っています。

 

今回は展示していませんが、この写真のスクラップブックにも、沖縄での撮影を伝える新聞記事が多く貼られています。昭和34年7月13日に沖縄に到着するも、翌14日から18日まで台風のため撮影ができず、天気が回復した翌19日から22日までの4日間で撮影したという話が書かれた記事などを読むことができます。
『海流』は、首里城、中城、胡座(コザ)、ひめゆりの塔、黎明の塔、万座毛など、沖縄の各地で撮影されており、本土復帰前の沖縄の貴重な風景を見ることができる映画です。

お近くにお越しの際は、是非展示をご覧にぜひ当館へお立ち寄りくださいませ。

 

展示期間:2022年7月1日~8月12日/於 閲覧室
展示場所:松竹大谷図書館 閲覧室
※展示は予約なしでご覧いただけます(状況によっては、入室をお待ち頂く場合がございます)。
※開館日につきましては、状況の変化にともない変更の可能性があります。随時当館のホームページをご確認下さい。また、お電話でもご案内いたしますのでお問い合わせ下さい。
松竹大谷図書館
℡ 03-5550-1694(平日:10時より17時)
松竹大谷図書館の開館日はカレンダーでご確認下さい。

 

■夏期特別整理休館のお知らせ■
令和4年8月13日(土)より8月28日(日)まで夏期特別整理休館のため休館いたします。8月29日(月)より開館いたします

リターン

3,000


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活動報告+サンクスメール+HPにお名前掲載

■サンクスメール
■4月末に報告メール
■松竹大谷図書館HPにお名前を掲載
※ご了承いただいた方のみ掲載いたします

支援者
50人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

5,000


松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)

松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)

3,000円のリターンコース内容に加え、
■松竹大谷図書館オリジナル文庫本カバー(2種類1組セット)※デザインは全て一緒です
当プロジェクト限定
 歌舞伎台本『桜姫東文章』昭和60年3月歌舞伎座公演
 映画台本『『夜叉ケ池』1979年篠田正浩監督作品
の表紙デザイン!

支援者
106人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

10,000


オリジナル文庫本カバー+台本カバーにお名入れ

オリジナル文庫本カバー+台本カバーにお名入れ

5,000円のリターンコース内容に加え、
■台本カバーに支援者様のお名前をお入れします
【歌舞伎・新派・松竹新喜劇台本】
【映画台本】
【寅さん台本】
の3つの作品リストより、ご希望の1作品の「台本番号」と「タイトル」を応援コメントにお書き下さい

※作品リストはプロジェクト本文「リターンについて」の台本カバーの説明部分にリンクがあります
※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします

支援者
97人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

30,000


オリジナル文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

オリジナル文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

10,000円のリターンコース内容に加え、
■当館所蔵 組上燈籠絵『組上付属おはやし』『組上燈籠付属絵』のデザインのオリジナル文庫本カバー

支援者
11人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

50,000


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【5万円 応援コース】

※こちらのコースは、頂くご支援のほとんどをプロジェクトの実行費として使わせていただきます。

■サンクスメール
■4月末に報告書送付
■松竹大谷図書館HPにお名前を掲載
※ご了承いただいた方のみ掲載いたします

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年4月

50,000


【5万円 リターンコース】松竹大谷図書館見学会(歌舞伎記録映像上映付)+文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

【5万円 リターンコース】松竹大谷図書館見学会(歌舞伎記録映像上映付)+文庫本カバー(3種)+台本カバーにお名入れ

30,000円のリターンコース内容に加え、
■松竹大谷図書館見学会にご招待
2021年11月25日(木)開催
 (1)10時~11時半
 (2)12時半~14時
 (3)15時~16時半
の3回を予定(各回6名以下)
ご希望の回をご支援時の質問の回答にお書き下さい(先着順)

※今すぐ決まらない方は、プロジェクト達成後にもご希望をお伺いいたします
※11月25日の見学会に参加できない方には予約制で、松竹大谷図書館を1時間ご案内するガイダンスの招待券をお送りします。有効期限:2021年12月~2022年7月の平日(開館日及び整理休館中)
※今回の見学会につきましては、書庫内のガイドツアーは開催いたしません
※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、ご案内の範囲や期間を変更させて頂く場合がございます

支援者
13人
在庫数
5
発送完了予定月
2022年4月

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