お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

 

早いもので、50日間のプロジェクトが終了するまで、あと5日となりました!
これまで皆様のご支援や、情報拡散のご協力のお蔭で、現在237万2千円のご支援を頂いております。10月29日(水)の募集終了まで、もうひと頑張りいたしますので、なにとぞ最後までご支援の輪を広げて頂きますようお願い申し上げます。

 

さて今回は、歌舞伎の台本について、ご紹介いたします。

 

「歌舞伎の台本ってどんなものですか?」

図書館にいらっしゃるお客様からときどきこのようなご質問を受けることがあります。歌舞伎は伝統芸能だから、ふつうの演劇の台本とは違うのでは?というイメージを抱かれるのかもしれません。でも、歌舞伎の台本も基本的に他のお芝居の台本と同じく、人物の動きや場面の状況を説明したト書きと、登場人物の台詞(せりふ)で構成されています。そして、古い台本をそのまま使っているというイメージもあるようですが、原則として上演されるたびに新しく台本が作られるので、松竹大谷図書館では、古くは幕末期から戦前、そして戦後から現在上演されている最新の歌舞伎の上演台本までが所蔵されています。

 

上演台本は、主に幕内(まくうち=出演者・スタッフ)で使うために作成されるものなので、比較的簡易に製本されています。そこで長期保存に耐えられるように、当館スタッフ手作りの板目紙のカバーに入れて書架に配架しています。今までのプロジェクトでは、一万円以上のご支援への成立後の御礼として、この台本カバーへ支援者様のお名前を入れる特典を行ったところ、おかげさまで大好評をいただきました。もちろん今回の【第3弾】プロジェクトでも行います!

 

【歌舞伎台本作品リスト】
 

(台本カバーにタイトルを筆で書き入れる作業をしているところです)

 

今回の作品リストに選んだ歌舞伎台本は、昨年の10月から今年の9月までに行われた全国各地の公演の中から選びました。ここで、ほんの少しですが、その内容をご紹介いたします。

 

新開場柿葺落興行が続いた歌舞伎座では、昨年11月、12月と異なる配役による『仮名手本忠臣蔵』の通し上演が行われましたが、そのうち11月の上演台本を選びました。歌舞伎座の公演からは、今年3月、4月の鳳凰祭や5月團菊祭、8月納涼歌舞伎、9月秀山祭など、話題の舞台の台本が入っています。

 

(歌舞伎座各月の上演台本)

 

今年のお正月は5つの劇場で歌舞伎公演が行われました。歌舞伎座、新橋演舞場、浅草公会堂、国立劇場、大阪松竹座です。その初春公演からそれぞれ台本を選んでいます。劇場でご覧になった方はもちろん、劇場中継をテレビでご覧になった方も多いのではないでしょうか。お正月に華やかな歌舞伎を見ると、やっぱり気分が盛り上がりますね。

 

(平成26年1月興行の各劇場台本)


東京の国立劇場で行われた公演の台本も3冊リストに入れました。国立劇場の台本はひとつの公演の演目が1冊にまとめられているのが特徴です。今回は平成25年10月『一谷嫩軍記/春興鏡獅子』と平成26年1月『三千両初春駒曳』、平成26年3月『菅原伝授手習鑑 車引/處女翫浮名横櫛 切られお富』を選びました。

 

次回は、スーパー歌舞伎、コクーン歌舞伎などの台本をご紹介します!

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