お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。
12月に入って一段と寒くなりましたが、皆様どうぞお身体にご注意下さいませ。

 

さて、今後のリターン(お礼)のスケジュールについてですが、11月までに皆様から承ったご希望の内容で、台本カバーへのお名前の記載、HPへのお名前の掲載の作業を進めてまいります。もちろんご希望については今後も引き続き承りますので、ご希望がある方は松竹大谷図書館までぜひご連絡ください。※台本カバーへのお名前の記載は、支援日順ですが、ご連絡を頂いた時期によっては、記載順が前後する場合があります。何卒ご了承下さいませ。
 
【お伺いの内容】
 【全ての皆様へ】
■当館HPへのお名前の掲載の可否(&掲載するお名前)
 【1万円以上の支援者様へ】
■台本カバーの作品のご希望(&記載するお名前)
 
1万円以上ご支援頂いた方で、お名前をお入れする台本カバーのご希望がまだ決まっていない方は、以下の作品リストより、ご支援1口につき1作品をお選びいただき、記載するお名前とともにご連絡下さい。(例:1番『男はつらいよ』に本名を掲載)
 
作品リストはこちら
※歌舞伎・新派台本&映画台本&寅さん台本の3つのリストが一つになっています

ご希望やご不明な点は、松竹大谷図書館へのメッセージかお電話で承ります。
○℡ 03-5550-1694(平日:10時より17時)
 


さて、先週11月30日(木)に、5万円のご支援を下さった方をお招きして、松竹大谷図書館見学会を開催いたしました。本年は、午前(10~12時)と午後(14~16時)の2回に、合わせて7名の方が参加して下さいました。なお、見学会当日にご参加頂けなかった方には、当館の書庫を1時間ご案内する図書館員によるガイドツアー(予約制)への参加券を、他のリターンと共にお送り致しますので少々お待ち下さい。
  
見学会の準備作業中です。当館の入り口付近のチラシラックには最新の演劇・映画のチラシが置いてありますが、普段なかなか当館にいらっしゃれない見学者の方のため、お土産用にお渡しする演劇・映画のチラシのセットをしているところです。

 


見学会は、午前・午後どちらも、始めに閲覧室で当館の所蔵資料についてご説明し、続いて書庫内へのご案内の順番で行いました。

 

最初に当館のスタッフ6名全員で今回のプロジェクト成立のお礼を述べたあと、当館の所蔵資料の特徴についてご説明しました。当館は演劇・映画の専門図書館として、台本、劇場プログラム、ポスター、舞台写真、映画プレスシート、スチール写真などを保存しています。関係者にしか配付されない内部資料であったり、興行中に劇場内だけで販売され、興行終了後は手に入りにくい資料であったりと、いずれも関係者に寄贈をお願いしている当館ならではの資料です。
 


クラウドファンディングの支援者の方のための見学会では、毎回そのプロジェクトのお礼の文庫本カバーのデザインの基となった台本の興行の資料や宣伝材料を使って、当館の資料の特徴をご説明しています。今回、演劇は平成29年3月歌舞伎座公演の『助六由縁江戸桜』の資料、そして映画は『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)と、『東京物語』(1953年)の資料をご覧に入れながらご説明いたしました。

 


閲覧室の机には、今回のプロジェクトのご支援でアーカイバル容器の制作を進めている各年代の【映画スクラップ】を並べました。

 


また、閲覧室の奥壁際には本年2月歌舞伎座で上演された中村勘太郎、長三郎兄弟の初舞台とその左側には昭和62年1月歌舞伎座の中村勘太郎(現勘九郎)と七之助兄弟の初舞台の『門出二人桃太郎』のポスターの公演ポスターを並べて、ご覧頂きました。カードボックス前には、鶴田浩二さん(『忠臣蔵』)、美空ひばりさん(『伊豆の踊子』)、石原裕次郎さん(『黒部の太陽』)の出演作のポスターを額に入れてイーゼルで展示しました。

 


事務所内にある、演劇の上演記録を調べたり、雑誌の記事を主題別に調べたりするレファレンスツールについてご説明しています。レトロな木製や金属製のカードボックスに、カードが配列されています。今はもちろんデータベースが主流ですが、今でも主題が曖昧な検索を行う場合など、アナログなカード方式が大活躍します。

 

いよいよ書庫のご案内です。まず、今回のプロジェクトの支援金により、書庫の修理が無事終了し、スムーズな動きを取り戻した一番手前の移動書架を動かしてご報告致しました。

 


他のブロックに比べ、非常に速い起動を見せる一番手前のブロックの動きを嬉しそうにご報告しているところです。

 

その後は、劇場プログラムや台本を中心に当館の資料がどのように書架に並んでいるかをご覧頂きました。
 

歌舞伎座やその他の劇場のプログラムの書架で、当館が所蔵する約900の劇場のプログラムについてご説明しているところです。


歌舞伎座の筋書(劇場プログラム)について、初日から発売される絵看板が大きく掲載されている初版と、中日過ぎから売られるその月の舞台写真が掲載されている再版の違いをご説明しています。

 


松竹以外の日本映画台本の書架では、『隠し砦の三悪人』(1958年)の台本をお見せしています。現在開催中の閲覧室のミニ展示「三船敏郎」展で、惜しくも展示候補から選に漏れ、展示がかなわなかった台本です。白いカバーが並んでいるのは、松竹以外の日本映画台本のうち、新しい年代の作品が配架された書架です

 


松竹制作の連続物のテレビ台本の書架をご案内しています

 


戦前の映画雑誌『オール松竹』のグラビアページをお見せしています。

 


洋画の劇場プログラムの書架です。今年話題の『ブレードランナー』(1982年)や「インディ・ジョーンズ」(1981年~2008年)シリーズなど、ハリソン・フォード主演作品のプログラムをご紹介しています。

 


1972年に創刊され、2011年まで発行されていた情報誌『ぴあ』の書架です。映画の公開情報や演劇の公演情報、美術館・博物館のスケジュールから、レコードの発売情報、ラジオでの放送予定など、その週の様々な情報が分かる便利な雑誌で、ある程度の年齢の演劇・映画好きの人は、みなお世話になりました。

 


演劇・映画のスチール写真が配架されているキャビネットの書架です。

 


映画スクラップの書架で、スクラップの状態や今回のプロジェクトのご支援で制作するアーカイバル容器ついてご説明しています。

 


戦前の内務省検閲映画台本です。墨で削除が入ったページをお見せしています。

 

 

歌舞伎の台本のなかでも、一人の役者が担当する台詞だけを書き抜いた書抜台本をお見せしています。

 

今回は司書体験は行わず、その分書庫をたっぷりとお見せするつもりでしたが、それでもあっという間の二時間で、最後は少し駆け足気味の見学会でした。それでも初めての方も、リピーターの方もご満足頂けたようで、安堵致しました。

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