コロナ禍で諦めかけた約束を今。最高の演奏をCDに残したい

いつもオオサカンを応援いただきましてありがとうございます。

現在30名を超える方々にご支援をいただいており、とても嬉しく感じています。

さらに支援の輪が広がっていくよう、多方面に呼びかけていきたいと思いますので、引き続きご支援並びに拡散へのご協力をお願いいたします。

 

さて、本日開催の特別演奏会、昨日行われましたリハーサルの様子を、写真とともにお送りします。

 

まずはトランペットのエステバン・バタラン氏とジョン・ハグストロム氏による『2本のトランペットのための協奏曲』からリハーサルはスタート。

 

古来より「王の楽器」とされてきたトランペットの魅力がふんだんに詰まった作品。

英雄を思わせる気高い音によるユニゾン、絡み合いながらもソリスティックに動き回る技巧的な部分…片時も目と耳が離せない演奏となっています。

伴奏のフレーズの取り方などもアドバイスいただき、全体で一つの音楽を作っていくリハーサルとなりました。

 

続いては、ホルンのソロで『ウイングスパン』。

2015年に発表後、アメリカを中心に人気が上がっている作品。

大空を翔る勇壮なメロディーとともに、凛とした美しさも表現されており、グリフィン氏の爽やかな音色がお楽しみいただけます。

リハーサル前にはホルンパートと一緒にメロディーを練習、どういうところに注意するかなどのアドバイスをいただきました。

 

そしてトロンボーンによる古典的な名曲『トロンボーン協奏曲』。

リムスキー＝コルサコフ作曲の、吹奏楽伴奏の協奏曲として重要なレパートリーになっているこの作品。

マルケイ氏が奏でる、迫力ある音色や弱奏の圧倒的な美しさでには、お客様も思わず惹きつけられること間違いなしです。

テンポ感やカデンツァの絡み合いなど、確固たるイメージが彼の中にあり、それをいかに表現していくかを中心に練習が進められました。

 

そして、テューバによる『追憶』。

ポコーニ氏の親友だったレイア氏へのレクイエムとして書かれた作品。

リハーサル前にはレイア氏がどんな人物であったか・どんな演奏をしていたかをお話いただきました。

テューバの独奏部分は、大きい楽器ながら小回りの利く技巧的な要素から、滑らかなメロディーラインまで多彩な表現がなされており、通常の曲では伴奏が多いテューバですが、新たな一面をお楽しみいただけることと思います。

 

最後はクインテットとの演奏で『歌劇「ポーギーとべス」より』。

 

『サマータイム』など有名な曲でも知られるガーシュインの歌劇より、7曲を抜粋したもの。

音楽的なノリを共有しながら、音量バランスやテンポ感を確認していきました。

各ソロが活躍する部分、五重奏で動く部分など多彩な場面が出てくるこの編曲。特に五重奏と吹奏楽伴奏の部分は、各奏者の音色が共鳴しあって輝きを増したサウンドになっており、ここでしか聴けない魅力あふれる音楽となっているのではないでしょうか。

 

演奏会にお越しの方は、演奏をごゆっくりお楽しみください♪

明日は本番の様子をレポートいたします。そちらもお楽しみに！

 

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昼下がりの音楽会シリーズVol.97
シカゴ交響楽団ブラス・クインテット×オオサカン 特別演奏会
10/15(日)14時開演
豊能町立ユーベルホール