
支援総額
目標金額 4,000,000円
- 支援者
- 215人
- 募集終了日
- 2025年7月31日

救う命を選ばない。どんな犬猫も保護し続け福岡の里親さんを増やしたい
#動物
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- 2,932,000円
- 支援者
- 274人
- 残り
- 2日

老病ねこたちが最後まで安心して過ごせるおうちを守っていきたい!
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- 現在
- 1,893,000円
- 支援者
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- 現在
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- 支援者
- 6,378人
- 残り
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- 総計
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置き去りにされた猫に手術を行いたい
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- 現在
- 346,000円
- 支援者
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- 残り
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季節の特産品で「行き場の無い猫達」のための活動費をご支援下さい。
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- 現在
- 431,000円
- 支援者
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行き場のない猫たちに幸せな明日を届けたい。保護猫たちの医療費支援を
#動物
- 現在
- 1,712,000円
- 支援者
- 131人
- 残り
- 30日
プロジェクト本文
人と動物が共に
安心して避難できる場所を
令和6年能登半島地震で、私たちは大切ないのちが直面する過酷な現実を目の当たりにしました。
元競走馬や鶏たちを預けていた引退馬牧場がある、私たちにも馴染み深い珠洲市は、能登半島地震で甚大な被害を受けました。
石川県で、富山県で、これまで私たちの保護活動に関わってくださった方たちも多く被災されました。
動物たちと安全な場所に避難しようとしたご家族が、危険で厳しい車中泊を動物たちとともに強いられる現実も目の当たりにしました。
災害時に動物と人とが安心して過ごせる安全な場所が圧倒的に不足していることを痛感しました。もし人と動物たちが安全に安心して避難できる場所がもっとあれば、傷ついたり、 苦しんだり、亡くなったりせずに済んだいのちがあるのではないでしょうか。
災害は起きてからでは、遅いんです。
目の前のいのちを救うことも大事ですが、いのちを守る場所を作ることもとても大切です。
私たちは、能登半島地震を通して備え不足である現状に強い危機感を覚えています。
この経験を教訓に、災害時に人と動物が同じ空間で一緒に安心して過ごせる「災害時動物同伴避難施設」の設立を決意しました。
その施設は、緊急時には被災された方々と被災者の方たちが一緒に暮らしている動物たちを受け入れ、通常時は私たちの日々の活動で保護する動物たちの保護施設としても活用できるあり方を想定しています。
この重要なプロジェクトの第一段階として、まずは既存の施設を避難施設として十全に運用できる状態にすることを目指します。
その一つが既存の施設の改修です。災害が発生したこと自体が心への大きな負担であるのに、更に慣れない場所に連れてこられて不安になっている犬たちのストレスを軽減するドッグランの整備。避難生活のストレスを少しでも和らげるためのシャワー設備の設置。そして安心して継続的な運営ができるように施設の取得費用として、2100万円を最終目標に掲げています。皆様からの温かいご支援が必要です。
未来に起こりうる災害から、かけがえのないいのちを守るために。
どうか私たちの挑戦にお力をお貸しください。

■目次
ピース・アニマルズ・ホームについて
人と動物たちがより良く健全に共生できる社会へ
特定非営利活動法人ピース・アニマルズ・ホームは、富山県高岡市を拠点に活動する動物愛護団体です。
「人と動物たちがより良く健全に共生し、共に幸福な生を全うできるような社会を築くこと」を目的として活動しています。
平成4年から個人的なボランティアとして活動を開始し、平成21年にはNPO法人として県の認可を受け、平成23年より富山県動物愛護協議会の一員として本県の動物愛護活動の推進に携わっています。
犬舎・猫舎・物資の備蓄場を併設し、一時預かり・譲渡・終生預かり・獣医師指導に基づくケア・介護等を行い、さまざまな相談にも柔軟に対応しています。
現在、私たちの保護施設には約200頭の動物がいます。
この頭数には、譲渡のために里親希望の方の家でトライアル中の動物たちや、療養のために動物病院に長期入院中の動物たちは含まれておりません。また、ご都合のある飼い主の方や警察などの機関から一時預かりしている動物たちも含まれておりません。
NPO法人化してからの保護頭数は960頭以上で、それに活動初期(個人活動含む)の保護頭数をあわせると、1,164頭の動物たちを保護してきました。
多頭飼育崩壊・虐待への対応
私たちはこれまで犬・猫・ウサギ・鳥・爬虫類・魚・馬など多くの動物たちを保護してきました。
警察署・厚生センター・保健所などの公的機関から要請を受けて動物たちを保護したり、こうした公的機関と協力して動物たちの保護を行ったりするケースも多くあります。
いわゆる多頭飼育崩壊に保護対応として関わることも多く、これまでに32件対応してきました。印象に残っているものとして、2019年2月に富山県小矢部市で起きた事例があります。
ペットショップを訪れた客に子犬を抱かせて客の感情を揺さぶり、衝動買いさせるいわゆる「抱っこ商法」で犬を買わされ、適切な犬の飼養の仕方を学べなかった高齢の方のもとで犬たちが近親交配を繰り返し、私たちが保護介入したときは9頭の犬がネグレクト状態におかれていました。
糞尿が堆積する衛生状態の悪い環境で食事を適切に与えられなかったため、犬たちの健康状態はかなり厳しいものがありました。
この件についてはピース・アニマルズ・ホームの公式ウェブサイトでもお知らせし、犬たちを保護した後は全国の多くの方からご支援・ご協力をいただきました。
「富山県内での多頭飼育崩壊への対応とご協力のお願い」 (2019/2/17)
「多頭飼育崩壊現場から保護した犬たちの続報」 (2019/3/2)
判断力が落ちている高齢者を狙った「抱っこ商法」の結果として生じた問題に保護介入することはよくあります。
2017年4月に関わった事例では、現場で4頭の犬を保護しました。しかし、犬たちの怯え方、保護依頼をしてきた犬の飼い主の親族や関係者の保護現場でのぎこちない雰囲気や現場の状況から、なにか隠されていることがあるのではないかと彼らに訊ねた結果、その他に少なくとも4頭の犬が過去に購入され、そのうちの1頭は確実に飼い主の虐待によって殺され、消息不明の残りの3頭たちも同じく殺されていた可能性が高いと明かされました。
この件についてもピース・アニマルズ・ホームのウェブサイトでお知らせし、保護した犬たちの里親さんを募りました。
「劣悪な飼養環境下からの仔犬たちの保護報告と里親募集について(追記。里親決定いたしました)」(2017/1/20)
この件で保護した4頭を受け入れる条件として、飼い主に今後は絶対に動物を飼わないという念書を書かせ、4頭の所有権を放棄させ、一連の経緯については富山県に報告しました。保護した犬たちは全頭、新しい里親さんのもとへ譲渡することができました。
2021年1月に富山県高岡市の放牧場で起きた、ネグレクト状態におかれていた元競走馬レイズアスピリットの保護も私たちにとって重要な活動の一つです。
|元競走馬レイズアスピリットの保護
2020年12月から2021年2月の日本海側は災害的な大雪に見舞われ、富山県も被害を受けました。
レイズアスピリットはこうした厳しい環境下で、放牧場の管理者から食事を長期間まともに与えられずに雪中に放置され、保護直後の2月3日の馬体検査ではボディコ ンディション・スコアが1~5の内「1」の「削瘦」状態と判断されるような、極めて深刻な栄養不良と皮膚病を含めた体調不良で衰弱していました。
レイズアスピリットの保護は普段私たちが対応する犬や猫のような動物たちとは異なり、条件的にも状況的にも多くのハードルがあり、厳しい道のりでした。
しかしそれでも、放牧場でレイズアスピリットを支えてくださったボランティアの方などの関わってくださった方たちや、全国からたくさんの方々からのご支援・ご協力を受けて、瀕死の状態から救出することができました。
今は山梨県の八ヶ岳ホースケア牧場で、その後に保護した元競走馬のコスモドームとともに健やかに暮らしています。
こうした事例が起きた理由にはさまざまな要因が関わっていますが、動物販売業者や行政による監督の不備が大きいことは指摘せざるを得ません。動物愛護法の更なる強化と社会的な啓発をすすめていくことが必要と考えます。

経済動物の保護
現在ピース・アニマルズ・ホームには上述したレイズアスピリット、コスモドームたち2頭の馬以外に、いわゆる「経済動物」として、6羽の鶏がいます。 犬や猫たちを主な保護対象として活動してきた私たちは、経済動物に関わることはそれほど多くありません。
それでも私たちは、同じいのちを持つ動物たちがいかなる理由や目的であっても、人間の利益や都合のために過酷な状況におかれ、搾取され、厳しい生を強いられ、いのちを奪われてしまうような現状を変える必要があると考えています。
そのためには動物のいのちをめぐる私たちの意識の変化をはじめとして、社会の根本的な変革が必要です。それは長い道のりであると思いますが、できるだけ動物たちを搾取せず、動物たちを苦しませない他の方法を模索し、それを進める努力を続けて、人と動物たちがより良く健全に共生できる社会を実現したいと考えています。
プロジェクトの背景
能登半島地震で実感した災害時への備え不足と、危機感
能登半島地震から学ぶ、災害時への備えの重要性
2024年元日に発生した能登半島地震は、私たちに災害時への備え不足を実感させ、強い危機意識をもたせました。
私たちは富山県高岡市を拠点として活動していますが、大きな被害のあった珠洲市には2021年に保護した元競走馬のレイズアスピリットと、その後保護した元競走馬のコスモドームと鶏たちを預けていたストローク乗馬クラブはなむけがあります。珠洲市、能登半島は私たちにとっても深い縁がある場所です。
能登半島地震で珠洲市は甚大な被害を受けました。
私たちの公式ウェブサイトでの発災直後のご報告「 「能登半島地震で 被災した「ストローク乗馬クラブはなむけ」への現在可能な支援について」でお伝えしたように、「ストローク乗馬クラブはなむけ」に預けていた動物たちは無事でした。
しかし震災後、色々な方がSNSなどで現地から発信される写真や動画に映る情景には心がとても締めつけられました。
全壊・倒壊した家屋や土砂崩れで寸断された道路。復旧までには10年以上はかかるとされる過酷な状況。そこに映っているのは私たちが珠洲市まで行った時に見た場所や風景が、震災によって変わり果てた姿です。
多くの被災された方たちと同じく、そこで人と一緒に暮らしている動物たち、多くの野生の動物たちも被災し、傷ついたはずです。
震災直後の1月初旬、私たちがこれまでに富山県の動物同行避難訓練に参加・協力したり、災害時に必要な物品の備蓄場を開設していたりすることを知っていた方からのご紹介で、能登半島地震で被災された県内の方と、その方と一緒に暮らしている動物たちを私たちの関連施設でしばらくお世話をすることになりました。
動物同行避難訓練への参加を通じ、避難所の対応や私たちが災害時にどのように動くべきかについて知識はありました。しかし実際に動物たちとともに被災された方から直接伺った、今の避難所で動物たちとともに避難生活を送ることの難しさや、他の一般の避難者の方に配慮して避難所を出て、動物たちとともに厳しい車中泊を強いられた話は私たちの想定を超えるものでした。
私たち自身の災害に対する準備も、万全に程遠いものでした。
この頃珠洲市では、犬と猫と暮らしていて被災された方が、避難を勧められても猫がいるからと避難所に行かず、倒壊した家の敷地内にある納屋で暮らし続け、そこで火事が発生したために焼死されるという痛ましい出来事が起こりました。
災害時に動物と暮らしている方が、その動物たちとともに安全な場所へ一緒に避難することは、動物のいのちだけでなく、人のいのちを守るためにも重要であるとよく言われています。
もし、人と動物たちが安全に安心して避難できる場所がもっとあれば、傷ついたり、苦しんだり、亡くなったりせずに済んだいのちがあるのではないか。私たちの身近な場所、縁の深い場所で起きた悲劇を繰り返さないために何をすべきなのか。
災害時に人と動物たちの食べ物や寝る場所が確保され、次に進むための余裕を持つことができる環境を作ることは、動物と人が最悪の状況を乗り越えるために極めて重要です。
自然災害がいつ発生するか分からない中で、動物と人が共に安心して過ごせる避難所を早急に作る必要があります。
被災されたご家族と動物たちの受け入れから見えた課題
富山県は他県よりも災害が少ない県と言われていますが、多くの動物たちを保護する私たちにとって、災害はとても切実で現実的な脅威であり、対策は常に喫緊の課題であり続けました。
災害の影響が少ない地盤のしっかりとした所に猫舎を設け、災害時に入手が困難になりそうな動物たちの食料や備品を蓄える場を2020年に作りました。
富山県では2014年から動物同行避難訓練が富山県総合防災訓練のプログラムの一つとして開始され、ピース・アニマルズ・ホームはその初回から現在まで毎回参加・協力しています。
2024年の能登半島地震の際に、富山県氷見市で被災されたご家族と愛動物たち(犬2頭と鳥2羽)を受け入れた時の状況についてはNHKから取材があり、テレビとラジオでも報じられました。
「NHK『ニュース富山人』の取材を受けました」
「NHK ジャーナル 特集 『ペットとの避難~能登半島地震から見えた現実~』 のお知らせ」
被災されたご家族のお世話をしたのは一週間ほどですが、災害時に動物たちと一緒に暮らす方たちをサポートするには幾つかの課題があることを実感しました。
●シャワー設備の不備の問題
被災者を受け入れた関連施設にはシャワー設備がありませんでした。入浴やシャワーは、不安と緊張の多い避難生活のストレス緩和や感染症予防に大切なものです。避難生活が長期化した場合、この設備の有無は被災された方の生活の質に大きく影響してくると考えています。
●駐車スペースの不足
被災者の方を受け入れた施設に付随する駐車場は約6台の車を駐車することができました。しかし、被災者のご家族、私たちやスタッフの他に、被災者の親族や関係者、支援者の方たちが車で来訪されると、それだけで駐車場の収容能力が圧迫されていました。もし同時に他の被災者の方を受け入れた場合、現状では対応しきれない事態が生じることが予測されます。
●避難所運営にかかる費用の問題
今の施設を避難所として活用した際、エアコン・水道・電気などの使用料、ごみ袋などの衛生用品や施設の物資では対応できない動物のマナーウェアなどの購入費、清掃業者への支払いなど、普段の動物たちのケア以外の多くの費用が発生しました。
今回のケースでは、動物たちのケアに必要な物品を支援者の方からいただくこともでき、 被災者の方たちと動物たちを無事にお世話することができました。
しかし、災害時の動物避難訓練に参加したり、物資の備蓄に努めたりしていても、実際の災害発生時には私たちの想定外の課題が生じるものであり、災害が起きてから対応を考えて講じるようでは、今後同じような災害が発生し、その対応に関わることになった場合、私たちの施設の現状では深刻な事態に陥ることは明らかであると痛感しました。
急務となる課題
人と動物を受け入れられる避難施設の確保と整備
こうした経験から、人と動物が共に安心して安全に避難できる環境を整えることが急務と考え、本プロジェクトを立ち上げました。
自然災害がいつ発生するか分からない中で、避難された方と動物たちが同じ空間で一緒に安心して過ごせる避難所を早急に作り、支え合っていきたいと思っています。
私たちが考えている動物同伴避難所を実現させる計画には、大まかに三つの段階がありま す。
1.施設の改修とドッグランの整備、施設(賃貸物件)の取得
現在借りている施設の改修・整備を行い、災害が発生したらいつでも迅速に、動物たちと被災された方を受け入れられる態勢を整えます。被災された方は動物たちと同じ居室で過ごします。ドッグランを設け、慣れない場所に来た犬たちがそこでストレスを発散し、穏やかに過ごすことができる状態を目指します。
シャワー設備を新設し、ストレスの多い避難生活でも少しでも心の落ち着きを取り戻すことができ、感染症を予防できる安全な環境を作りたいと考えています。現在は賃貸物件であるこの施設を取得し、私たちの責任で安定した運営ができるようになることを目指します。
2.避難駐車場の確保(物件取得)
現在借りている駐車場 (6台程度駐車可能)は災害時に手狭になることが予想されます。 安定した運営ができるようにまずはこの駐車場を取得し、さらに施設に隣接する土地も取得することで、 駐車場を広げ、災害時でも被災者の方や関係者の方、支援者の方たちがスムーズに動くことができる環境を作ることを目指します。
3.避難施設の拡充(物件取得・改装)+運転資金の調達
災害発生時にできるだけ多くの被災された方と動物たちを受け入れることができるように、一軒家を3棟購入します。それぞれの施設で、2~3世帯の方と動物たちを受け入れることができる環境を作ります。これに加え、既存の施設の日々の運営費用と新設する施設の運転資金の確保を目指します。
第一段階の目標:2,100万円を目指して
プロジェクト全体としては、約6,700万円程度の費用が必要と考えていますが、一気に全てを進めることは現実的ではありません。そこで、今回は第一段階として2,100万円程を最終目標に掲げ、既存の施設の改装、ドッグランの整備、そして借りている土地建物の取得を目指します。
この避難施設は、災害時以外にも、現在の保護施設が満員になった際の緊急一時保護施設として活用し、病気や一時預かりが必要な動物たちの受け入れにも対応できるようにします。
既存の本体の施設に限らず、猫舎や犬舎などの別施設でも受け入れができない動物(病気や一時預かりなど)の事由の際には適宜、別施設の状況を見ながら新施設での受け入れ態勢を整える予定にしております。
いただいたご支援でできること
施設を改修工事し、人と動物たちが安心して避難できる状態へ
第一段階の目指す目標としても2,100万円程の費用が必要になりますが、一括的に進めるのは非常にハードルが高いため、より段取りを分けることで、現実可能な目標設定とし、優先順位を決めたうえで、段階的に実行したいと思います。
本プロジェクトの第一優先は、施設を改修して常時、受け入れができる状態にすることです。第二優先として、動物同伴避難時に動物たちがストレスになることを考慮して、ドッグランにて発散できる環境を整えます。
そして第三優先として、現在当該物件は借りているものであるため、私たちの所有にさせていただくことで、事業を継続していくことを目指したいと考えています。併せて、災害時のための運転資金の確保に加え、私たちが常時保護している既存の動物にもご支援いただけると幸いです。

資金使途詳細:目標達成のための3ステップ(目標金額合計 2,100万円)
ステップ1:施設改修とドッグラン予定地の準備(目標金額:400万円)
<第一目標>
目標金額:400万円
資金の使い道:
①施設改修工事(200万円)
・災害時に施設での動物同伴避難の受け入れができるように部屋の改装工事をします。
(シャワー設備も導入し、災害時にシャワーもできない環境を改善)
②ドッグラン用地の整地(70万円)
・ドッグラン予定地は家庭の庭であり、まずは整地を行う必要があります。庭の草木の除去ならびに整地作業を行います。
③運転資金の調達(130万円)
・災害のない時にかかる費用としても月にして動物の保護等には30万円程度(特に夏場および冬場の維持管理費)かかります。
一時的ではありますが、当該施設を災害時に利用した際には、1月1日の真冬だったこともあり、通常かかる費用よりも多くの費用が掛かりました。通常の運転資金としてかかる費用はさることながら、当該施設が完成し、災害が発生した際には、満額を動物同伴避難施設としての運転に充てたいと思います。
本ステップでのご支援いただいた運転資金につきましては、2025年の年内の運転資金に充てたいと考えておりますが、災害発生時には、満額を避難施設に充てます。
ステップ2:施設の本格的な改装ならびにドッグランの完成(目標金額:1,150万円 / +750万円)
<第二目標>
目標金額:1,150万円 (+750万円)
資金の使い道:
①施設改修工事(200万円)
・災害時に施設での動物同伴避難の受け入れができるように部屋の改装工事をします。
(施設1階に1世帯、2階に2世帯の受け入れができるように間仕切り等を行います。)
②ドッグランの整備(330万円)
・庭のドッグランへの改修工事の実施を行います。
③運転資金の調達(200万円)
・第1ステップと同様に今後の運転資金の一部とさせていただければと思います。
本ステップでのご支援いただいた運転資金につきましては、2026年の6か月分の運転資金に充てたいと考えておりますが、災害発生時には、満額を避難施設に充てます。
ステップ3:借りている施設を取得し、設備の導入(目標金額:2,100万円 / +950万円)
<第三目標>
目標金額:2,100万円 (+950万円)
資金の使い道:
①施設改修工事(250万円)
・災害時に施設での動物同伴避難の受け入れができるように部屋の改装をします。
(エアコンの設置工事等を行います。)
②施設取得費等(450万円)
・借りている物件の購入費ならびに所有権移転費等に充てたいと思います。
③運転資金の調達(250万円)
・第1・第2ステップと同様に今後の運転資金の一部とさせていただければと思います。
本ステップでのご支援いただいた運転資金につきましては、2026年から2027年にかけての8か月分の運転資金に充てたいと考えておりますが、災害発生時には、満額を避難施設に充てます。
最終的に、この動物同伴避難所は常に受け入れ態勢を整え、災害時や常時受け入れの際には、超大型動物以外は準備した避難所での受け入れを行いたいと考えています。馬など大型動物については、避難所での受け入れができないため、日頃お世話になっている提携施設へ預けるなどの取り次ぎをすることになります。
また、避難所として活用していない間は、小動物や迷い犬等の保護を受け入れできる態勢を取れる施設を目指します。
第一目標金額のみの達成となった場合
クラウドファンディングが第一目標で終わってしまった場合には、大変ではありますが第二・第三目標への不足分を手元資金での負担と別でなんとかご寄付を募っていけたらと思っております。施設自体は活用できる状態にするために、まずは施設とドッグランの完成を目指し、順次駐車場用地ならびに施設の確保を進めてまいります。
今後の展望
積極的に防災に取り組み、いのちを守る準備を後回しにしない
人と動物のいのちを守る取り組みは、本来行政が率先して行うべきことです。しかし、自然災害が頻発する現代の日本では、私たちのような民間も積極的にこの取り組みに関わる必要があります。
南海トラフ地震などの危機は大きく報じられる一方、人と動物のいのちを守る取り組みについては具体的な対策がなかなか示されず、社会的な関心は災害発生時や被災地とその周辺を除くとまだまだ低いという現状に強い危機感を抱いています。
東日本大震災の際、一緒に暮らしている動物たちと富山県に避難してこられたご家族を支援した経験があります。南海トラフ地震も含め、これから起きる災害時に地方が避難先となる可能性は十分にあります。
上述のように私たちは富山県の動物同行避難訓練に初回から参加し、動物たちの防災対策にも富山県の動物愛護協議会の一員として行政と連携してきました。しかし、社会的な関心がまだまだ低いことも大きく影響していると思いますが、対策の進み具合には残念ながら限界や遅れたものがあると感じています。
災害時には企業などの施設を避難所として活用するという動きも出てきています。しかし、今の避難所での動物たちとそのご家族たちの扱われ方を見ていると、利用できる避難所の数は増えたとしても、災害発生時にはこれからも動物たちとそのご家族は後回しにされ、 危険な車中泊を強いられたり、被災した家屋で厳しい被災生活を送ることになったりするのではないかという懸念があります。
災害発生時にはすぐに被災された方と動物たちを受け入れることができ、避難された方たちと動物たちが遠慮なく過ごすことができる場所を作り、行政による動物避難対策と連携したり、それを後押ししたりしながら、社会の関心と意識を高め、備えと支援の輪を全国各地に広げていくべきだと考えています。
いのちを守るこの取り組みを、決して後回しにしてはなりません。

ピース・アニマルズ・ホームからご挨拶
皆様へ
この度は、私たち「ピース・アニマルズ・ホーム」の初めてのクラウドファンディングにご支援・ご声援をいただき、本当にありがとうございました。
今回のクラウドファンディングが開始される前からたくさんの応援の言葉をいただいておりますが、どれほど大きな励みとなったか、言葉では表しきれません。皆様の温かいメッセージやご支援に触れながら、「私たちは一人じゃない」「共に歩んでくれる人たちがこんなにもいるんだ」と、深く胸を打たれています。
私たちは皆様の想いと信頼を胸に、これからも一歩一歩、着実に、誠実に、いのちと向き合う活動を続けてまいります。
どうか引き続き、私たち「ピース・アニマルズ・ホーム」と、小さないのちたちの未来を一緒に育んでいただけましたら幸いです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。皆様とともに築く、動物たちにとってやさしい社会を目指して――これからもどうぞよろしくお願いいたします。
心からの感謝を込めて。
NPO法人ピース・アニマルズ・ホーム 一同

いただいた応援メッセージ

八木 裕昭様 / チャリティ演奏会主催者
私は、過去10年間ピース・アニマルズ・ホームさんを支援するために、チャリティー演奏会を主催しております。本年度は、50回目の開催を予定しております。
これまでたくさんの募金を集めさせていただきましたが、ピース・アニマルズ・ホームさんの活動のためには、まだまだ頑張っていこうと思います。
是非、皆様もご協力お願いします。

滝沢 卓様 / 音楽家
動物も人間も、すべて同じ重さの「いのち」。私はそう思っています。
鳥インフルエンザによる殺処分のニュースを聞くたびに心が痛みます。
殺され埋められる何万何十万という鶏。
壊れたおもちゃのように捨てられる動物たち・・・。
すべて感情もあり痛みも感じるいのちです。
人間とはどれだけ傲慢な生き物なのでしょう。
すべてのいのちは大切にされなければならない。
このことを実践してこられたピース・アニマルズ・ホーム。応援しています。

震災時に本丸町の施設に動物同伴で避難された、こうらさちこ様
被災して感じたことは「大切なペットと同じ空間で過ごしたい」。本当にそれだけでした。
飼い主にとってもペットにとっても、あのような非常時に一緒に過ごせる場所があったことは精神面でとても重要なことだったと感じています。
お世話になった当時も大変ありがたかったのですが、今回よりいっそう設備を整えて万が一に備えるということでした。いざという時にペットと一緒に安心して避難できる場所がある事を想像してみてください。
山口 久仁子様
/一般社団法人アニマルセカンドキャリア 理事長
皆様、頑張ってください!
ペットは子供です!子供を置いて避難する親なんていません!
工夫して共に暮らす場所を確保しましょう。人任せにしないで考えるのです!古民家借り上げも視野にいれて!
水はたくさん!!!好みのご飯も!!!包帯、マキロンも。暖は抱き合いで!
頑張る気持ちが大事!
中川 藍様 / ボランティア
5年前にふと訪れた保護猫カフェが、ピースアニマルズホームを知ったきっかけでした。もともと猫が好きで、猫のために何かしたいと思っていたので、地元に保護施設があることを知り、ここで私も何かお役に立てるならと思いお世話ボランティアとして通うようになりました。
施設にはたくさんの猫たちがいて、みんなそれぞれの境遇があって保護された子たちなので性格は様々です。甘えん坊で人馴れしている猫ばかりではなく、人間が怖くて、触ろうとすると逃げたり威嚇したりする猫も中にはいます。どんな猫でも時間と愛情をかければ変わらない子はいないと、私は信じてお世話しています。
今まで触れなかった子が、少しでも触らせてくれたり、ケージから出てこれなかった子が出てきておもちゃで遊んでくれるようになったりと、普段のお世話の中で猫達から喜びや感動をもらっています。今ではピースで猫達のお世話をすることは私の生きがいになっています。
多くの犬猫には家族がいて、幸せに暮らしていると思います。でも、そうではない子がいます。劣悪な状況の子を、ピースアニマルズホームは諦めず救ってくれています。
私には何もできないと思っていましたが、ピースアニマルズホームと出会って、私にもできることある!と思うようになりました。1匹でも多くの猫が幸せになれるように、そのお手伝いを今後も続けていきたいです。
安川 由香様 / ボランティア
動物と一緒に避難できることが当たり前な、そんなもしもの時に安心できる施設ができることを応援してます!

水内 雄大様 / ボランティア
2024年の元旦、能登半島地震が発生しました。揺れがおさまった後、飼っている猫をキャリーケースに入れて、急いで小高い場所に避難しました。私にとっても、猫にとっても、生れてはじめて経験する大地震でした。それからしばらく、不安で落ち着かない猫をひたすら介抱する日々が続きました。
私が住んでいる富山市ではそれほど大きな被害はありませんでしたが、同じ富山県の氷見市や震源に近い石川県の珠洲市などでは、多くの家屋が倒壊し、震災の爪痕が大きく残りました。2024年9月に能登半島豪雨が発生したことも相まって、今なお大変な避難生活が続いていると聞きます。
避難生活で問題になるのがペットの居場所です。避難場所ではペットと一緒に生活することを想定していません。人は人、動物は動物、それぞれの居場所を切り離して考えるのが従来の考え方でした。
でも、飼い主とペットが一緒に避難できる施設があったなら…。ありそうでなかった、新しい防災のあり方につながるのではないでしょうか。ピースアニマルズホームは、そうした居場所(ホーム)を創ろうと動き始めました。
ピースアニマルズホームの新しいプロジェクトによって新たな居場所ができれば、ペットと暮らす多くの人たちにとって大きな心の支えになるでしょう。災害時でも大切なペットと離れ離れにならないで済む未来に向けて、私もこのプロジェクトに少しでも貢献できればと思います。
プロジェクトに関するご留意事項
○第一目標金額達成後のキャンセル・返金のご対応は、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。
○掲載している画像は管理されているご本人様より掲載許諾を得ています。
○支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
○本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
- プロジェクト実行責任者:
- 宮腰 和佳(NPO法人ピース・アニマルズ・ホーム)
- プロジェクト実施完了日:
- 2026年12月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
避難時に複数の家族と動物が避難できる施設への改修、およびドッグランを作るための庭の整地、そして施設の運転資金(災害等が起こらない場合には保護活動の運転資金に回させていただきます)
リスク&チャレンジ
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- ステップアップを目指し、第1弾は最低限の施設準備の資金調達を行う。最終的な金額に対して不足した場合には、調達できた金額に対しての工事ならびに手持ち資金の手出しにて対応予定。
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プロフィール
ピース・アニマルズ・ホームは、富山県を拠点に、人と動物が支え合う社会の実現を目指して活動しているNPO法人です。 活動のきっかけは、がん末期で独居だった高齢女性の愛犬を引き取ったことでした。以降、人と動物の絆や命の重さに向き合いながら、平成4年より個人での保護活動を開始。平成21年にNPO法人として認可を受け、平成23年からは富山県動物愛護協議会の一員として、動物愛護の普及と問題解決に取り組んでいます。 当会では、さまざまな理由で行き場を失った動物たちを保護し、心と体のケアを行った上で、新たな家族との出会いをサポート。また、動物の命を尊重する社会づくりのため、啓発活動や相談対応にも力を入れています。 私たちは、動物たちの「第二の人生」を共につくるため、支援者の皆さまと力を合わせて活動を続けています。
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リターン
3,000円+システム利用料

応援コース|3,000円
●お礼のメッセージ
※複数口でご支援いただくことも可能です
- 申込数
- 147
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年9月
10,000円+システム利用料

応援コース|10,000円
●お礼のメッセージ
●HP・インスタグラムに支援者様のお名前を掲載<希望制>
※複数口でご支援いただくことも可能です
- 申込数
- 80
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
3,000円+システム利用料

応援コース|3,000円
●お礼のメッセージ
※複数口でご支援いただくことも可能です
- 申込数
- 147
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年9月
10,000円+システム利用料

応援コース|10,000円
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
プロフィール
ピース・アニマルズ・ホームは、富山県を拠点に、人と動物が支え合う社会の実現を目指して活動しているNPO法人です。 活動のきっかけは、がん末期で独居だった高齢女性の愛犬を引き取ったことでした。以降、人と動物の絆や命の重さに向き合いながら、平成4年より個人での保護活動を開始。平成21年にNPO法人として認可を受け、平成23年からは富山県動物愛護協議会の一員として、動物愛護の普及と問題解決に取り組んでいます。 当会では、さまざまな理由で行き場を失った動物たちを保護し、心と体のケアを行った上で、新たな家族との出会いをサポート。また、動物の命を尊重する社会づくりのため、啓発活動や相談対応にも力を入れています。 私たちは、動物たちの「第二の人生」を共につくるため、支援者の皆さまと力を合わせて活動を続けています。









































