第二弾は、タケオ州スロック・プレイカヴァ地区チュンポプロック村 (※) への訪問です。ライトバン型のバスを借り切り、前日のプノンペン大学の学生を含め総勢11名での訪問となりました。

 

首都プノンペンから車で2〜3時間のところにある900人200世帯ほど(半数は子供)の村で、主な産業は農業です。今回の訪問目的は、村長をはじめ村内各地区のリーダー、教育責任者、滅多にお目にかかれないご高齢の僧侶長の方々とのミーティングと、今後密接に提携していくことになった現地NGOのスナダイ・クメール (Sna Dai Khmer) との協働の模索です。

 

王立プノンペン大学の学生も一緒にチャーターバス(ワンボックス)で村へ

 

こちらの村ではすでに韓国のNGO (KOICA) のプロジェクトによる農業・教育支援が3年間の区切りで行われており、今年が2年目。スナダイ・クメールと共同で提案を予定していた協同組合に関しても、「Rusana Organization」という共済の仕組みがあり、この原資から申請者向けにマイクロファイナンス型融資が行われていました。これらの仕組みを使って、農業以外にも各家庭で養豚・養牛や養魚、織物が行われていました。

 

 

 

この村はカンボジア国内でも珍しく、「共同体」として村が果たすべき役割や村民が交流するコミュニティが機能していました。ポルポト政権時代に唯一殺戮から逃れることができたことで、村を治める有識者たちやカンボジアの伝統やクメールの精神が生き残ったことにあるようです。また、教育が行き届いているのか、他の村で見かけたゴミの散乱はほとんどありませんでした。

 

発展途上国では道端にゴミが捨てられていることが多いです

(自然にかえると思っているようです)

 

一方、スナダイ・クメールがこの村で行なっているのは、カンボジア伝統のダンスと英語を教えるためのクラス、児童向け図書館の開設、地域の高校を卒業した若者たちの能力開発と彼らのメンタリングです。村から『子供たちに良い教育を受けさせたい』という要請があり、支援を始めたそうです。村を訪問した日も、英語の講師を務める若者たちが、就学前の子どもたちを対象に英語の授業を開いていました。

 

 

教室での授業風景

 

伝統的な踊りを教えているところ

 

訪問後にスナダイ・クメールとミーティングをした結果、衛生管理に関するプロジェクトと、(カンボジアが仏教国であることから)仏教をベースとした道徳教育を共同で進めて行くことになりました。カンボジア国内でモデルになるべきこの村でプロジェクトをブラッシュアップし、その他の村にも広げていく予定です。我々のミッションにもあるように、物質面での支援ではなく、心の育成などの人やコミュニティの育成に重きを置いた支援を展開していきます。

 

 

※ Chanthaさんが薬莢を買い付けている村とは別の村です。 

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