『心タンポナーゼ』になりました…

『心タンポナーゼ』とは

 

犬の心臓も人間同様、通常は心膜（しんまく）という2枚の薄い膜に包まれており、この膜の間のスペースは、「心のう」または「心膜腔（しんまくくう）」と呼ばれ、その中は「心のう液」と呼ばれる液体で満たされています。

心タンポナーデとは、何らかの原因で「心のう液」が大量に、あるいは急速に増加して貯留してしまったために、心のう内圧が上昇し、心臓が十分に拡張することができない状態、言い換えれば心臓が周囲の液体（心のう液）で押さえ込まれたような状態を指します。

その結果、心臓はポンプとして機能できなくなり、急速にショック状態（血圧が低下するために循環不全や意識障害を引き起こすこと）となる、緊急を要する疾患です。進行すると急速に死に至ります。

 

（JASMINEどうぶつ総合医療センターより）

 

 

先日、2回失神しました。。

 

1回目はすぐに意識を取り戻し、平常通りに過ごしていたのですが、2回目の失神時は見たこともない様子を見せました。

 

失神と同時に尿失禁・便失禁。その後意識は戻るも、朦朧とした状態が続く。

その間かなり苦しそうな呼吸も頻発。

 

 

↑急いで酸素吸入。。💦💦

 

 

夜遅い時間だったので、救急病院へ直行しました。

 

病院到着時にはやや容態が安定していたことや、来月手術を予定していることもあり、詳しい検査はその場では行わず。

 

状態としては、低血圧、低体温とのことでした。

 

帰宅後もグッタリ元気がなく、4回嘔吐。

水だけ飲み、その日はいつも通り就寝しました。

 

 

翌日、手術を行う病院にて精密検査。

心膜液貯留（心タンポナーデ）と診断されました。

 

原因としては、

 

僧帽弁閉鎖不全症により心臓が肥大

▼

外側の壁が裂け、そこから血液が流出

▼

心臓の周りに溜まってしまい、血流量が低下

▼

低血圧になり、循環不全や意識障害を引き起こした

 

とのことでした。

 

そのまま亡くなってしまう子もいるようで、ある意味運が良かったと言われました。

 

また同じことが起きた時の危険性を鑑み、早めに手術ができないかお願いしました。

 

手術前検査やペロの状態が良くならないと手術の予約ができないため、その日は薬をもらって帰宅しました。