
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 477人
- 募集終了日
- 2016年12月27日
【1期生をご紹介!】 坂牛怜さん
プロジェクト開始から約4週間がたち、まもなく折り返しを迎えます。
ここまでご支援・拡散に協力してくださった皆さま、本当にありがとうございます!
次なる目標に向けて、私たちのさらなるチャレンジが始まっておりますので、是非とも引き続きお力をお貸しください。リンクのシェアや個人ブログ、クチコミ等で広げていただけるのが本当に大きな力になります。
「支援しそびれてた!」という方も、あと1か月で期間終了してしまいますので、是非このタイミングでご寄付いただけると嬉しいです。
さて、今回は、6か月間にわたってコミュニティユースワーカープログラムに参加してきた第1期メンバーをご紹介するシリーズです。
今回声を聴くのは、慶應義塾大学に通う坂牛怜(さかうし りょう)くんです。子どもたち一人ひとりと丁寧に関わる姿が印象的な坂牛くんが、このプログラムを通してどんな実践をし、何を感じてきたのかなどについて語ってくれましたので、是非お読みいただければと思います。

はじめまして。
コミュニティユースワーカー第1期の、坂牛怜(さかうしりょう)です!
10~17歳までドイツで暮らしていましたが、日本の「自殺」問題に関心を持っていたため帰国し、いまは大学で社会学/人類学を学んでいます。趣味は音楽や読書、アニメ、ゲームです。来年度からは、障害をもつ人の就労支援などを事業とする企業で働く予定です。
【プログラムに参加してみて感じたこと】
参加を志望した理由は、一人一人に寄り添って相手を「みる」力を培っていきたいと考えたからです。私は、抽象的な思考が得意な反面、自分の脳内で物事がつながってしまうと、目の前にいる人や現実をろくに「みる」こともせずに判断してしまいがちです。
それに対してこのプログラムでは、いま目の前にいる子どもと自分とがどんな関わり合いができるのかを、相手に対しても、自分自身に対しても真剣に向き合います。相手と自分の両方を探求し、理解を深めてく機会に恵まれたプログラムだと思います。
プログラムの最初の頃の話ですが、ある時、親との衝突で家出をしていた子がいました。私とはほぼ初対面だったのですが、彼は家で親とした過激なやり取りをかなり赤裸々に語ってくれました。
後日、その日の関わりについて振り返りの場があり、彼のその話を聞いたときの自分の態度や応答、感情の動きなどについて内省し、他の人とも共有しました。
じっくり自分の価値観などを見つめ直せたことで、自分の経験や知識から生まれる判断をいったん保留することや、背景、行動、表情、会話、周囲との関係性など、その子をいろんな角度から「みる」ことの重要性を改めて痛感しました。
こんなにも目の前にいる人に関心と意識を向けることは、当時は今にも増して難しい試みで、それゆえ大変でもあったのですが、成長を予感できたことや、やりがいを感じられたことにワクワクしたのを覚えています。

またこのプログラムは、自分が得意とする/苦手とする人間関係が何なのか、自分も相手も自然でいられる条件が何なのか、自分の特性や今後なりたい自分が何なのか、などについて向き合っていく環境でもあると考えています。
たとえば、プログラム期間中には、様々な規模の子どもの集団と関わる機会をもつことができます。大人数の子どもたちと接することで、自分が元々、お互いに波長の合う少数の人たちと信頼を築いていくスタイルをとってきたことに気づかされました。また、ある時には、実践後の振り返りの中で、相手に対して好かれようとしたり認められたいと思ったりする自らの感情の働きに気づかされたことも印象深く残っています。
自分の人としての未熟さ、弱さを自覚させられるので落ち込みますし、変えにくい特性を受け容れることも難しいですし、大変です。ただ、お互いに信頼し合い、成長し合える関係性を築くことを通して、変えられる部分を成長させ、変えられない部分を受け容れていく、そんな環境がここにはあると思っています。
【“障がい”というレッテルと向き合う若者との出会い】
彼は知的障害の手帳を持っており、自身に付与される「障害者」というアイデンティティに苦しんできました。学校でも職場でも、「障害」に付随した差別的対応をされたり、十分な学習機会や就労訓練機会に恵まれなかったりなど、様々な次元における不自由さを強いられてきました。いま彼ははじめて自身の望むことに主体的に取り組んでいます。彼は、自分のことを理解してくれていることと、悩みを解決に近づけることができているため、「自分に希望を持つことができました」と話しています。

具体的な関わりとしては、彼はいま転職を考えているため、転職先に提出する志望理由書の添削や志望するにあたっての計画づくりをしています。転職先の業界研究という目的も込めて専門学校の体験入学にも同行しました。また、転職に関して私は十分な知識と経験がないため、就労支援の専門家に相談したり、既に本人を支援している就労支援機関での面談にも同行したりしています。
こうした転職のサポートだけでなく、友人・兄弟のような関係性の中で、これまでの人生で傷ついたことを話したり、純粋に好きなことを話したりなども日常的にしています。プログラム期間にかかわらず、彼とのかかわりを続けていきます。

【第2期以降のプログラムへの期待】
コミュニティユースワーカーとして最も重要視されるのは、一人一人の子どもとの関係構築です。ただ、もちろんそれだけではなく、そういった関係に基づき、長期的な視点から、未来の社会においてどんな支え方、関係性、居場所のあり方が望ましいのかについても強く意識させられています。コミュニティユースワーカーは、子どもたちの抱える困難をたんに対処療法的に処理するのではなく、社会における既存の価値観や人間関係の在り様を変えていくことで、子どもたちとともに、まだ存在しない、いまを乗り越える社会を創り上げていく、と考えています。
だからこそ私も引き続き、子どもたちにとっての家庭でも学校でもない空間の居場所化に挑戦したいと思えますし、長期的な観点からPIECESのアクセスできる資源を増やしていく足場を固めていきたいと思っています。
【最後に一言】
PIECESでは、他のコミュニティユースワーカーとはもちろん、どこか癖のある魅力的な方々と触れ合えるため、ワクワクしながら活動しています。また、子どもたちと接していても、共通の趣味や悩みを抱えていて思わず共感したり、秘められた可能性に心躍ったりと、いろんな感情を抱きます。
なによりも、自分自身の生き様を子どもたちが見て影響を受けるのだということを意識するようになり、いい意味での緊張感を持てるようになりました。子どもたちが生きることに今より少しでも肯定的になり今後のことをワクワク感じられるといいなと思うので、そのために自分自身がどう生きて、振る舞えばよいのかという視点を大事にしています。本当に素敵なプログラムなので、ぜひ多くの方々に関心を持っていただければと思います。

リターン
3,000円
【応援コース】ご支援がすべて活動費に!
◎サンクスメール
◎活動報告メール
◎Webサイトにお名前掲載
※お名前はユーザネームで掲載いたします。そのほかのお名前での掲載を希望される場合は別途ご連絡ください。
※希望されない方は別途ご連絡ください。
- 申込数
- 289
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月
5,000円

【応援コース】ご支援がすべて活動費に!
◎サンクスメール
◎活動報告メール
◎Webサイトにお名前掲載
※お名前はユーザネームで掲載いたします。そのほかのお名前での掲載を希望される場合は別途ご連絡ください。
※希望されない方は別途ご連絡ください。
- 申込数
- 36
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月
3,000円
【応援コース】ご支援がすべて活動費に!
◎サンクスメール
◎活動報告メール
◎Webサイトにお名前掲載
※お名前はユーザネームで掲載いたします。そのほかのお名前での掲載を希望される場合は別途ご連絡ください。
※希望されない方は別途ご連絡ください。
- 申込数
- 289
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月
5,000円

【応援コース】ご支援がすべて活動費に!
◎サンクスメール
◎活動報告メール
◎Webサイトにお名前掲載
※お名前はユーザネームで掲載いたします。そのほかのお名前での掲載を希望される場合は別途ご連絡ください。
※希望されない方は別途ご連絡ください。
- 申込数
- 36
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月

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