昨日に引き続き、荒井さんのコミュニティユースワーカー事業への思い、考えを掲載します。

 

人は関係性の中で成長していきます。そんな関係性のネットワークを作っているコミュニティユースワーカーとは。

 

人が、頑張ったらできるんだ、とか、こんなことを達成したいんだ、と意欲を持って能動的に何かに取り組むまでには、こんなことをやってみたいんだと願っていい安心で安全な環境があり、願いを達成していく紆余曲折あるプロセスや、そこで生まれる本人の様々な気持ちもちゃんと保障される環境があって、そして何かをやってみてできた喜びの体験が積み重なっている、うまくいかないから全て終わりじゃないことを体験している、という様々な小さな小さな積み重ねが必要です。

 

だからこそ、勉強への意欲がまだわかない子に、まずはその子が安心して何かをやってみたいと願える関係性を、そして環境を作っていくことが大切になります。

そういった、小さな小さな積み重ねを一緒に作っているコミュニティユースワーカーとは。

是非ごらんください!

 

◆人のネットワークによる包摂

一人一人、やりたいことや、フィットする場所は異なりますよね。 先に述べたように、一人一人対応するためには、いろいろな枠組みにとらわれず、柔軟に対応していかなければなりません。

たとえば、一人の男の子は人は、学習支援で勉強することや人と話すことに前向きになり、プログラマーになりたいと話しました。 そこで私たちは、知り合いからエンジニアを探し、彼がプログラミングを学ぶ機会を作りました。企業の方々にも協力してもらい、彼は今アプリを作ろうと奮闘しています。そして大学に行きたいと話すようになりました。

近くでプログラミングをやってる様子をみて、僕も実はプログラミングをずっとやりたかったと話し、今ではエンジニアになってグーグルに入る!と意気込んでいる子もいます。

他にも、音楽をやりたい子がバンドチームを作り、ファッションが好きな子はモデルやDJと一緒にファッションショーを開催することもありました。

こうした活動を続けていくうちに、学習支援での勉強へのやる気はまだ出なくても、こうした場であれば言ってもいいという子達に出会うこともありました。

 

このように、私たちは、信頼関係を構築し、子どもたちの興味関心を引き出されるような、その子に合わせた支援の形や、社会との 関わり、新しい人との出会いを作っていきます。

 

また、それらの個別的かつ多様な関わりは独立しているわけではなく、それぞれが繋がっています。それぞれが繋がっていくことで、子ども達に選択肢が生まれます。このように、それぞれの子たちが、それぞれに多様な大人・多様な世界とつながり、とりこぼされる子がいなくなるような「包摂」を目指しています。

 

◆コミュニティユースワーカーという「ハブ」

そんな人のネットワークによる包摂の中心となるのが、コミュニティユースワーカーだと考えています。 コミュニティユースワーカーはこうした子ども達と社会をつなげるハブの存在を目指していきます。

ハブとなるCYWを中心に、人と人とをつなげていくことで、子ども達をサポートするネットワークができます。このネットワークこそ、様々な課題を抱える子ども達の様々な課題を柔軟にサポートしていく仕組み=セーフティネットになります。

学校に行けなくても繋がった「人」を通じて、学習機会にアクセスできたり、親のサポートが得られない子でも、また10代のシングルマザーも子育ての面でも進路や就職の面でもサポートしたり。

私たちは制度や組織、場といった支援の周りに、人のネットワークを巡らせることによって、より包括的かつ柔軟に子ども達をサポートしていきたいと思っています。

 

NPO法人PIECES コミュニティユースワーカー育成プログラム責任者 荒井佑介

 

クラウドファンディングもあと2週間、最後まで走り抜けていきますので、是非応援をよろしくお願い致します!

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