真剣に頑張っている高校生にご支援下さい

スペース・アンド・タイム・クリエーションの高橋です。

 

今日は、オーソドックスな作り方をご紹介いたします。

 

例年、冬の間に設計して、5月位から後輩達が製作を始めます。

 

1.キール(センターに走る骨)とガンネル(縁の部分)を鉄筋加工します。

 

(確実に、出来るだけ軽く溶接します)

 

2.スチールメッシュ(溶接)とビニロンメッシュ(結束)で船体の形を作ります。

(水の抵抗にならないよう膨らまないように)

 

 

                骨組みの完成!

 

(カヌースタンドが学校らしいです)

 

3.コンクリートの吹きつけ

 

左官工法は、容易に作業が出来るのですが、作業時間が長くなることに加え、作業者によって部材厚さが異なる欠点があったので、吹付け工法を行うことにしました。コンプレッサーにマルチガンをセットしモルタルの吹付けを行いました。

(セメントには、混和材粉体がプレミックスのタイプ、骨材には砂の代用として火山性細粒ガラス質凝灰岩(シルト)を高温で加熱発泡させた中空軽量で微細な球状の発泡体、また、モルタル硬化に伴う初期ひび割れ防止、骨組みとモルタルが付着することを目的に6mmのビニロン繊維を練ったものを吹き付けてます)

 

4.骨組みへの吹きつけ

 

吹付け作業の手順は、まず外側から2バッチ(1バッチはセメント1kg)吹き付けます。この作業は、20mmの目合いの網目を埋める役割をするモルタルを付着させることが目的となります。2バッチだけでは、十分に網目を埋めることは出来なかったのですが、短繊維が20mmのメッシュにうまく絡み付いてくれました。その後、内側から7バッチ分のモルタルを拭き付けました。

(吹きつけ完了)

 

なんと! 吹きつけが完了した時点での重量は24.5㎏であり、目標値の30㎏をクリアした。

(20Kg台の艇体が出来た)

 

5.表面仕上げ

 

少しでも水の抵抗を減らすために、表面仕上げを丁寧に行いました。出ている箇所はサンダーで削り、凹んだ箇所には、再びモルタルを練り定着させます。このときは小手を使い、グッと力をいれて船体に押し付けます。この作業を繰り返し、表面を滑らかに仕上げました。

(ひたすら滑らかに)

 

6.内部加工

完全に転覆しても沈没しないように浮力体を取り付けます。そのため、発泡ウレタンを船首と船尾にたっぷり流します。

(たっぷり入れないと、悲惨なことになってしまう)

 

7.防水塗装

船体が薄肉構造のなったため、塗装をしっかり行うことで防水性を高めるように、はじめに浸透性のシーラーを塗りました。塗ると同時にモルタルに染み込み、シーラーが乾燥したら、発色をよくするために白ペンキ塗り、その上からピンクのペンキを塗りました。白・ピンク色ともに3回ずつ重ね塗りしました。

 

(水漏れするなよと念じながらピンクに)

 

 

 

簡単にご紹介するとこんな工程なのですが、本当は細かい工夫がたくさんあるんです。詳しくお知りになりたい方はメッセージを下さい。

 

最新の工法は、更に進んで弾性コンクリートを平面状でパーツカットして、後からパーツを組み立てる方法に進化しています。

 

こちらも、後にご紹介いたします。

 

このように先輩からのノウハウを受け継ぎ、工夫改良に頑張っている高校生に応援のご支援をお願いいたします。

 

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