私たちの想い

クラウドファンディングに挑戦した理由のひとつに、多くの方々にPoPokのことを知ってもらいたい、という気持ちがありました。PoPokの活動だけでなく、なぜこのアイデアに至ったのかもです。

 

「カンボジアの人々とともに、カンボジアの食材で、カンボジアの子どものために、お菓子を作る」とてもシンプルで、当たり前のことのように感じます。しかし、いま現地の売店で売っている商品は、圧倒的に輸入品が多いのです。これは、カンボジアにおける、海外からの様々な支援のあり方を象徴しているように感じます。

 

「カンボジアにはXXがない」「カンボジアでは△△できない」　

 

こうした「ない」ことを出発点とする考え方に、私たちは少なからず疑問を感じてきました。カンボジアの美しい景色や美味しいフルーツ、人々の優しさや逞しさに触れるたび、カンボジアの中に、その社会が抱える問題を解決するだけの潜在的なパワーを感じていたからです。

 

もちろん、医療技術やインフラ整備など、海外からの技術やお金がなくては成し得ないことはたくさんあります。私たち自身もそうした支援活動に従事し、また、尊敬すべき先輩や友人の活躍を目の当たりにしてきました。

 

しかし、カンボジアに「ある」ものから出発するアプローチもあるのではないか。現地のヒトやモノをつないで有機的なしくみを作ることで、内発的な開発、社会の目覚めのようなものが起こるのではないか。それが、持続的な発展の一歩となるのではないか、そんなふうに考えていました。

 

PoPokを、非営利団体ではなくビジネスとして立ち上げたいと思ったのは、いずれ現地の人たちが自分たちの手で運営し、このしくみを発展させていくことができるようにという
願いもあってのことです。

 

まだまだ私たち自身も発展途上にあります。様々な困難を乗り越え、カンボジアの人々とともに新しい仕組みとアプローチを完成させていきたいと考えています。

どうぞ、これからも応援をよろしくお願いいたします。