コロナでも支援を止めない。シリアの未来を担う子ども達に教育を

支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 249人
- 募集終了日
- 2020年10月30日
教育は未来を作る #現地パートナーNGO代表ウサマ
皆様、こんにちは。ウサマ・アッジャンと申します。
私は、アレッポ出身のシリア人です。
今、トルコ南部のガズィアンティップに住んでいます。
[Education Without Border]というNGOで教育支援プロジェクトのマネージャーをしながら、
[A Little Help is Enough]というNPOを自分で立ち上げ、代表を務めています。
2008-12年 アレッポ大学で英文学を学び、在学中にアレッポ大学の日本センターで日本語を勉強をしました。
卒業後に英語の教師になりましたが、シリアで戦争が始まり、教育支援のプロジェクトとして[A Little Help is Enough] を始めました。
2016年にPiece of Syria代表の中野さんと出会い、それ以降はパートナー団体として共に活動をしています。
2019年に、トルコの市民権を得ることができました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Q. なぜ日本語を勉強したんですか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
A. 日本の文化、マナーをもっと知りたかったからです。
最初に日本について知ったのは、10歳年上の兄、アフマドの影響です。
兄は、日本語スピーチコンテストで優勝して日本にも2回来たことがあり、私や家族に日本についていつも話していました。
私も日本文化に憧れて、日本の文化、言葉、そして人に興味を持つようになりました。
文化を知る最初のステップとして、日本語の勉強を始めようと思ったときに、
兄が、アレッポ大学にある日本センターに行けるように手伝ってくれました。
(日本センターでは、当時、青年海外協力隊など日本人が日本語教師として活動していました)
残念ながらシリアで戦争が始まり、センターを去ってしまったので、日本語はN3レベルまでしか勉強できませんでした。
センターに行っていたおかげで、日本の友人を作ることができました。
兄に日本人の友達がいたので、私が子どもの頃から20年くらい、日本は身近にありました。
いつか是非日本に行きたいと思っています。
実は今、生け花に興味を持っています。
シリアのアレッポで、フラワーアレンジメントに学んだこともあるので。
いつか、6ヶ月くらい生け花を日本で勉強するのが夢なんです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Q. なぜ(英語の)先生として働こうと思ったのでしょうか?
どこで教えていましたか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
A. 教師として、子どもに教育を与えることは、シリアの未来を作ることだからです。
教師になれた、というのは人生で一番といっていいほど名誉なことです。
シリアのどんなの人に対しても、教育という偉大な力を届けることできるからです。
シリアの子ども達に教えることで、シリアの未来をよくできると思い、先生になりたいと思いました。
2013年、アレッポで数ヶ月間教師をしていました。
戦争が激しくなってからは、教育支援という形で教育に関わっていたのですが、誘拐事件に巻き込まれてしまい、命の危険を感じてシリアからトルコに避難することにしました。
また教育支援のための資金集めのためにも、安全な場所に移動する必要もありました。
トルコに来て、最初は国境の街Killsという町(シリア国境のすぐ近くの街)でボランティアとして2年間、先生をしていました。そのあと、ガズィアンティップで教育プロジェクトのマネージャーとして働き始めました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Q. トルコで勤めているNGO[Education Without Border]では、
どんな仕事をしているのですか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
A. トルコに住むシリアの子ども達が学校に行けるようにサポートしています。
2014年末から「Education Without Border」というNGOで働き始めました。もう6年になりますね。
教育ブロジェクトのマネージャーとして働いています。
プロジェクト助成金の申請書や毎週のミーティングに参加したり、他の団体と打ち合わせをしています。
トルコには、非常に多くのシリアの子ども達が避難しています。
その過程で、学校を中断した子ども達も多くいます。
数ヶ月だったり、あるいは数年だったり行けない間に、教育の格差が生まれてしまいます。
あるいは、働いて家計を助けるために学校を諦める子達もいます。
そこで、Education Without Borderでは、トルコに住むシリアの子ども達への教育支援を行なっています。
具体的にはシリアの子ども達がトルコ人の教育についていけるように、そしてトルコ人のクラスメートと馴染めるようにするために補修校(Integration Center)を作りました。

数年間、学校に行かなかった子ども達は「学校に戻りたくない」と考えるようになります。
そこでセンターでは、アラビア語、英語、トルコ語の補修授業を行ない、シリアの子ども達がトルコの学校に通えるようにサポートしています。また、補修校では少数ですがトルコ人も受け入れ、トルコ人とシリア人が交流できるようなチームアクテビティなども実施しています。
2014年から始めたこの活動の成果として、以前はシリア人とトルコ人の子ども同士で遊ばなかったのですが、道端でシリアの子どもとトルコの子どもが一緒に遊んでいる姿を見ることができます。また、補修校に通っていた子ども達が、トルコの学校に戻るようになっています。これはとても重要なプロジェクトです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Q. ウサマさん、先週は結婚1周年でしたね。おめでとうございます。
トルコの生活について教えてもらえますか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
A. トルコでは結婚相手を探すのも、家を探すのも大変です。
お祝いの言葉、ありがとうございます(笑)。
私は長い間、トルコで独身生活をしていました。
ジャーナリストとしても働いていたのですが、その出張でイズミールという町に行きました。シリア人にインタビューの仕事でした。その時に同行した友人に「なんで結婚してないの?」と聞かれて、「まだだよ」と言うと、その友人から今の妻と家族を紹介されました。少しずつ時間をかけて恋人になり結婚しました。結婚するまでは2年かかりました。
家探しも大変でした。トルコの家賃は高く、良い家を見つけるまで時間がかかりました。
(トルコ市民権を得る前は、「シリア人には家を貸さない」という大家さんもいて、より大変だったそうです)
教育を受けていない人にとって、貯金もできないほどのギリギリの給料を稼ぐのが精一杯です。
ですが、教育レベルが高ければ、良い仕事が見つけられます。
私の場合は、今の上司に声をかけてもらって、今の仕事に付けたので良かったです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Q. ウサマさんはトルコの市民権を取得されましたが、
シリア人はトルコではどのような立場になるのですか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
A. 難民ではなく「ゲスト」と呼ばれています。
シリア人は、トルコで「Kimlik」という一時的なIDを取得することができます。
無料の医療と教育を受けられるのは素晴らしいのですが、許可証なしで県をまたいだ移動ができません。
トルコにはシリアだけでじゃなく、イラク、アフガン、パレスチナなどから来た難民も受け入れています。
そうした人たちのことを、トルコでは「難民」ではなく「ゲスト」と呼んでおり、いつトルコから追い出されるか分からない、不安定な環境にあります。
私のように、申請して市民権(Citzenship)を取得できるシリア人もいます。私はシリアとトルコ両方の市民権を持っている状態です。
市民権によって得られる一番のものは「安定」です。
トルコに住む「難民」は、トルコ政府の決定次第でシリアに強制的に返される恐怖を感じていますが、市民権を持つと住み続けることができます。
また、市民権を得ることで、トルコ国籍と同様に、国内も国外も旅することができるようになります。
ただし、高い税金の支払いが必要になり、医療も無料ではなくなります。それがKimlikよりも大変なことです。
それでは明日は、クラウドファンディングで実際にサポートを行なっている「シリア国内での活動」についてお伝えします。
▼
<今回の記事は下記イベントでのウサマの言葉を元にしています>
https://www.facebook.com/piece.of.syria
リターン
1,000円
感謝の気持を込めたお礼のメールをお送りします!(追加:10月30日)
●お礼のメッセージ
お一人でも多くの方と一緒に、シリアの未来を応援できれば、と思い、新しく1000円でご参加いただけるリターンを設けました。
感謝の気持ちを込めて、お礼のメッセージをお送りさせていただきます。
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
10,000円

【プロジェクトを全力で応援!】1口=1人の子どもが1年間教育を受けられます
●Facebookの支援者コミュニティにご招待
●お礼のメッセージと報告書(郵送)
●オンライン報告会ご招待(現地NGO代表ウサマ出演)
●Zoomに使えるオリジナル背景画像
★2口以上のご支援も歓迎です!経費を除いた全額をシリアの子どもたちのために大切に使わせていただきます。
★支援者コミュニティ:現地の子どもが遊んでる動画の限定公開、スタッフと支援者さん同士の交流会などを予定しています。
★オンライン報告会:トルコ在住からシリア国内への支援を実施するパートナーNGO代表ウサマとオンラインで報告会を実施します(アーカイブ有)。シリアの子どもたちの授業の様子や、子ども達からの感謝のメッセージを動画でお届けします。
- 申込数
- 122
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
1,000円
感謝の気持を込めたお礼のメールをお送りします!(追加:10月30日)
●お礼のメッセージ
お一人でも多くの方と一緒に、シリアの未来を応援できれば、と思い、新しく1000円でご参加いただけるリターンを設けました。
感謝の気持ちを込めて、お礼のメッセージをお送りさせていただきます。
- 申込数
- 17
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月
10,000円

【プロジェクトを全力で応援!】1口=1人の子どもが1年間教育を受けられます
●Facebookの支援者コミュニティにご招待
●お礼のメッセージと報告書(郵送)
●オンライン報告会ご招待(現地NGO代表ウサマ出演)
●Zoomに使えるオリジナル背景画像
★2口以上のご支援も歓迎です!経費を除いた全額をシリアの子どもたちのために大切に使わせていただきます。
★支援者コミュニティ:現地の子どもが遊んでる動画の限定公開、スタッフと支援者さん同士の交流会などを予定しています。
★オンライン報告会:トルコ在住からシリア国内への支援を実施するパートナーNGO代表ウサマとオンラインで報告会を実施します(アーカイブ有)。シリアの子どもたちの授業の様子や、子ども達からの感謝のメッセージを動画でお届けします。
- 申込数
- 122
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年4月

【大船渡 山林火災】3.11の被災地が再び被災. 緊急支援を開始!

- 現在
- 3,300,000円
- 寄付者
- 355人
- 残り
- 43日

緊急支援|岩手県大船渡 山火事被害へのご支援を

- 現在
- 6,927,000円
- 寄付者
- 724人
- 残り
- 43日

【緊急支援】能登半島地震の被災猫を救うため、移動手術車を作りたい!

#動物
- 現在
- 9,884,000円
- 支援者
- 864人
- 残り
- 13日

貧困・困窮状態にある若者の「実費」を肩代わり!継続支援のお願い

- 総計
- 90人

どうか温かな最期を…。高齢犬猫たちのための終生飼養施設をつくりたい

- 現在
- 1,358,000円
- 支援者
- 128人
- 残り
- 41日

【緊急】養老牧場の移転の為のご支援をお願い致します

- 現在
- 6,435,000円
- 支援者
- 548人
- 残り
- 42日

平家物語ゆかりの寺|京都東山 長楽寺|茶室「折々庵」修繕にご支援を

- 現在
- 4,400,000円
- 支援者
- 169人
- 残り
- 13日