コロナでも支援を止めない。シリアの未来を担う子ども達に教育を

支援総額

3,598,000

目標金額 3,000,000円

支援者
249人
募集終了日
2020年10月30日

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2020年10月07日 18:39

私たちの武器は兵器ではなく教育 #子ども達の声

 

 

 

 

昨日はPiece of SyriaのパートナーNGO [A Little Help is Enough] 代表のウサマについてご紹介をさせていただきました。

 

今日は、Piece of Syriaが、どのような成果を出してきたのか、今回のクラウドファンディングでどのような支援をするのかについて、ウサマの言葉をお伝えします。

 

 

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Q.  “A Little Help is Enough” の活動について教えてもらえますか?

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友人達と小さなチームをスタートさせました。

私がシリアのアレッポで先生をしていた2013年からです。

 

当初、たくさんの学校をカバーしていましたが、他からの支援がなく、自分の貯金を使っていましたが、それでは2~3ヶ月しか資金が持ちませんでした。

 

そこで、[A Little Help is Enough] という団体を立ち上げることを思い立ち、日本、欧米、メキシコなどに住む友人達に声をかけ、寄付を呼びかけました。

無償のボランティアで活動していた先生たちに報酬を渡したり、子ども達に教科書や冬用のジャケット、時に食糧を支援したり、教室の整備やストーブ用の灯油を届けたりしました。

 

 

 

 

私たちは人道的な立場で活動しており、これは政治的な発言だと誤解しないでいただきたくないのですが、私たちが支援している地域で空爆を受けている、という事実があります。

 

空爆の危険から生徒達を守るために、洞窟の中に学校を作りました。

 

Piece of Syriaの支援のおかげで、洞窟内の学校をメンテナンスすることができ、発電機、水、トイレ、筆記用具などを準備することができました。この学校の中で多くの子ども達が学び、そして遊び、安心できる時間を過ごすことができました。

 

 

空爆から身を隠すために洞窟内に作られた学校(Cave School)

 

 

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Q. 私たちが支援しているZilal幼稚園はどこにありますか?

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A.幼稚園はトルコ国境に近いアレッポ郊外にあります。

 

戦争の影響でシリアの他県から逃げてきた、国内避難民が集まっている地域であり、人口が密集しているエリアにあります。

最初はアレッポ市内にあったのですが、2016年からアレッポ郊外西部に移動しました。シリア政権がアレッポ市を支配したからです。

Piece of Syriaが支援を始めてくれたおかげで、このZilal幼稚園に対し、フルサポートをすることができ、毎年100~200人の子ども達が教育を受けることができています。

 

 

 

 

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Q.  Piece of Syriaの今までの実績について教えてください━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

他の政府や国際機関、NGOからの支援がない中で、Piece of Syriaがしてくださっていることは非常に大きく、ご支援してくださった皆様には本当に感謝しています。

 

 

 

<無償で働いていた先生達に報酬を

 

私たちが活動している地域では、他から支援がなく先生達への給料が支払われていませんでした。先生達も、自分の家族に、子ども達のために、ご飯を買える権利があるべきです。

 

Piece of Syriaの支援が始まった2016年からは、毎月きちんと報酬を払うことができています。この報酬は先生達だけを助けるものではなく、先生の家族をも助けるものになります。そのため、この支援はとても大事なものになります。

 

 

 

 

<越冬支援>

シリアの冬は非常に寒く、幼稚園にストーブがない時は、「寒いから行きたくない」と通園を拒む子どももいました。

Piece of Syriaの支援のおかげで、ストーブと灯油を届けることができ、子ども達が笑顔で幼稚園を楽しむことができています。また冬用のジャケットも配布しています。

 

 

 

<新しい教室>

国内避難民が増えて子どもの数が増えている地域であり、かつ幼稚園の教育の質が高くて口コミで広まっていたため、入園したい子ども達が殺到していました。しかし、5クラス分の教室しかなかったので、希望者を断らざるを得ませんでした。

そこで、校庭でテントを設置して受け入れるなどもしていたのですが、それでは冬の寒さに対応できないため、Piece of Syriaと相談し、プレハブの教室を増設しました。

 

 

 

 

<社会心理的ケア>

シリアは紛争下にあります。その心理的な影響を受けているのは子ども達だけではなく、大人達、親達も同様です。私たちはその中でも、子ども達への社会心理学のケアを行っています。

 

社会心理学のドクターとチームを組んで、2017年にセッションを行なっています。空爆や爆音に対してトラウマを抱えている子ども達もいます。こうした子ども達に、遊ぶやワークショップを通じて、戦争から距離をおけるようにし、良い結果をもたらしています。

 

 

 

<今まで1000人近くの子ども達に教育を>

こちらは今年行なわれた高学年の卒園式の写真です。非常に感動的だったそうです。

幼稚園には2つの学年があり、この子達は高学年。卒園後、フォーマルの小学校に進学できます。

ここに写っている子どもはほんの一部で、今までPiece of Syriaのサポートのおかげで、1000人近い子ども達がこうして教育を受けることができています。

 

 

<公的な幼稚園として認可されました>

 

教育には2種類あります。インフォーマル教育と、フォーマル教育です。

インフォーマル教育とは、教育を中断してしまった子ども達を対象に、3〜17歳を対象にUNICEFが作ったカリキュラムをもとに、子ども達がフォーマル教育に戻れるようにするための橋渡しにするものです。

 

フォーラム教育は、政府が認めた教育のことです。

最近、教育省が、Zilal幼稚園の実績を認めてくれて、公的な幼稚園として登録することができました。

 

 

 

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Q.なぜ教育が必要なのでしょうか?

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A. 教育は全てだからです。

 

私は、トルコに住み始めた後も、何度かシリアに訪問し、この写真にある瓦礫の中で学ぶシリアの子ども達に会っています。

 

 

 

この子ども達は、私にいつもこう尋ねます。

 

「どうして、僕たちは、こんな壊れた建物に挟まれて勉強しないといけないの?

 どうして、他の国の子ども達みたいに、当たり前のことができないの?

 どうして、世界は僕たちを守ってくれないの?

 

 僕たちも、他の人たちみたいに普通になりたい。勉強がしたい」

 

・・・と。

 

 

 

 

あなたが教育を支えてくれるということは、あなたが未来の世代を創るということです。

教育支援をしてくださったあなたが、国をつくるということです。未来を創るということです。

 

なので、教育は重要なんです。「教育は全て」と言えるのです。

 

 

私たちがクラウドファンディングをするのは、こうした子ども達を見捨てないためです。

皆で協力しあって、子ども達を一緒に支えましょう。 

 

10年後、15年後には、この子ども達はきっと大学を卒業し、シリアを復興していくでしょう。そして彼ら・彼女達自身の未来も切り開いていく力にもなります。

 

教育は、全ての子ども達の権利なんです。

 

 

シリアに最後に訪れた時、生徒の一人が私にこう言いました。

「僕たちは、いっぱい攻撃を受けてる。でも兵器じゃなくて、教育で戦いたいんだ。僕たちの武器は、兵器じゃない。教育なんだ」

 

 

 

 

 

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Q. 昨年と今年の支援との違いは?

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私たちが支援している幼稚園がある地域は、国内避難民が多くいる地域で、人口が増えています。

その幼稚園の近くにある小学校が、今年、空爆を受け破壊されました。

 

そこで私たちは、幼稚園内の敷地内に小学校の低学年を受け入れ、午前を幼稚園、午後を小学校として使用します。

 

先生は幼稚園の先生のままですが、午前と午後で働くので、報酬を75$から100$に増やします。

 

シリアの国内の現状についてもお伝えしますと、物価が高騰し、経済が非常に不安定です。

(戦闘が比較的、落ち着いたと言われる2018年以降、最悪の状況だとも言われます)

その中で、100$というのは、決して十分とは言えない額ではあります。しかし、他の学校では給与がない場合もある中で、確実に先生達に報酬があるというのは、大きな助けになります。

 

 

図書館と心理社会的ケアのためのプレハブの教室も増設します。

教室も授業が増えるので、灯油ストーブの灯油も昨年の倍が必要となります。

 

今回のクラウドファンディングによって、200人の幼稚園、小学校低学年200人の合計400人の子ども達に教育を届けることができます。

 

 

 

 

 

 

子ども達に、教育を、希望を、そして権利を届け、

私たち一人ひとりの力で、一緒に未来を創りましょう!

 

 

 

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プロジェクトを身近な方にシェアしていただけますと幸いです。

 

『コロナでも支援を止めない。シリアの未来を担う子ども達に教育を』

URL:https://readyfor.jp/projects/pos2020

 

目標金額:300万円

公開期間:2020年10月30日(金)23:00まで

資金使途:17人分の先生の1年分の給与、教室・図書館の増設:約30万円

(目標を超えた分は、同じ学校の越冬支援・光熱費として使わせていただきます)

 

#教育は希望

#ピースオブシリア

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<今回の記事は下記イベントでのウサマの言葉を元にしています>

 

 

 

<ウサマの自己紹介>

 

 

リターン

1,000


alt

感謝の気持を込めたお礼のメールをお送りします!(追加:10月30日)

●お礼のメッセージ
お一人でも多くの方と一緒に、シリアの未来を応援できれば、と思い、新しく1000円でご参加いただけるリターンを設けました。
感謝の気持ちを込めて、お礼のメッセージをお送りさせていただきます。

申込数
17
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

10,000


【プロジェクトを全力で応援!】1口=1人の子どもが1年間教育を受けられます

【プロジェクトを全力で応援!】1口=1人の子どもが1年間教育を受けられます

●Facebookの支援者コミュニティにご招待
●お礼のメッセージと報告書(郵送)
●オンライン報告会ご招待(現地NGO代表ウサマ出演)
●Zoomに使えるオリジナル背景画像

★2口以上のご支援も歓迎です!経費を除いた全額をシリアの子どもたちのために大切に使わせていただきます。

★支援者コミュニティ:現地の子どもが遊んでる動画の限定公開、スタッフと支援者さん同士の交流会などを予定しています。

★オンライン報告会:トルコ在住からシリア国内への支援を実施するパートナーNGO代表ウサマとオンラインで報告会を実施します(アーカイブ有)。シリアの子どもたちの授業の様子や、子ども達からの感謝のメッセージを動画でお届けします。

申込数
122
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

1,000


alt

感謝の気持を込めたお礼のメールをお送りします!(追加:10月30日)

●お礼のメッセージ
お一人でも多くの方と一緒に、シリアの未来を応援できれば、と思い、新しく1000円でご参加いただけるリターンを設けました。
感謝の気持ちを込めて、お礼のメッセージをお送りさせていただきます。

申込数
17
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月

10,000


【プロジェクトを全力で応援!】1口=1人の子どもが1年間教育を受けられます

【プロジェクトを全力で応援!】1口=1人の子どもが1年間教育を受けられます

●Facebookの支援者コミュニティにご招待
●お礼のメッセージと報告書(郵送)
●オンライン報告会ご招待(現地NGO代表ウサマ出演)
●Zoomに使えるオリジナル背景画像

★2口以上のご支援も歓迎です!経費を除いた全額をシリアの子どもたちのために大切に使わせていただきます。

★支援者コミュニティ:現地の子どもが遊んでる動画の限定公開、スタッフと支援者さん同士の交流会などを予定しています。

★オンライン報告会:トルコ在住からシリア国内への支援を実施するパートナーNGO代表ウサマとオンラインで報告会を実施します(アーカイブ有)。シリアの子どもたちの授業の様子や、子ども達からの感謝のメッセージを動画でお届けします。

申込数
122
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年4月
1 ~ 1/ 12

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