皆さまのご寄付でウクライナに支援を届けることができました!
皆さまのご寄付で、ウクライナの人々に支援を届けることができました
2022年2月24日のウクライナ侵攻から、まもなく一年が経過します。
私たち認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンは、侵攻の情報をキャッチしてすぐに、豊富な経験を持つスタッフを集めてチームを編成、代表の大西健丞の指揮のもと、2日後には避難民が流入する隣国のポーランドにスタッフを派遣して、すみやかに調査・支援を開始しました。
そして、私たちの支援の呼びかけに対し、多くの日本の方々が「ウクライナに届けてほしい」とご寄付を託してくださり、国際機関や海外の団体が支援を開始する中で、すみやかに日本から現場に向かい、物資や食料、医療や教育など、さまざまな支援を展開することができました。
皆さまのあたたかいご寄付に、あらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。
この一年で、皆さまからのご寄付を活用して行なったウクライナへの支援をご紹介します。
■日本人スタッフによる現地での迅速な調査・連携
代表 大西健丞をはじめ、日本人スタッフによるウクライナ視察と支援調整
「人道支援の仕事をして26年以上経つが、毎回違うので、現場を確認しないと事業プランは立てられない。人間の想像力には限界がある。行ってみないとわからないことはたくさんある」
■物資や食料の支援
避難民への物資・食糧支援、避難所の環境整備支援
一時避難所での子ども用オムツの配布
■ペットとその家族への支援
ウクライナ国内に残る動物たちへのペットフード配布
ペット連れで日本へ避難してきた避難者の支援
■避難民への医療支援
モルドバの仮設診療所での医師・看護師などメディカルチームによる医療支援
■医療物資支援
ウクライナ国内の医療機関へ医療物資の支援
■子どもたちへの支援
避難所でのオンライン学習支援
■ウクライナ国内での退避者への支援
ウクライナ国内で高齢者や障害者など脆弱層の退避支援
あれから一年。いまだ終わらない侵攻。
理不尽と不自由の中で、人々の苦難は続いています。
どんな人道危機も、時が経つにつれて少しずつ世間に忘れられてしまいます。しかし、その間も、傷ついた人々の苦難は続いています。
マリウーポリから避難したユリヤさん
「夫は軍隊にいて、ずっと連絡が取れません。娘はいつも『パパと話したいよー』と言うのですが、なんと説明したらいいのか……、結局『パパの携帯電話は壊れているから、今は話せないのよ』と言い聞かせています」
ミコライウから避難したナタリアさん
「とても怖かったです。 いつどこで爆弾が飛んでくるのかわかりません。 不安でほとんど眠ることができませんでした。夜になると恐怖に震えてバスルームに隠れているしかありません。私の避難所はバスルームでした。」
ウクライナから避難し、故郷に戻ることができないまま、家族と離れて暮らす人々もいまだ多くいます。
子どもたちは学校に通って友達と遊ぶこともできず、我慢を強いられながら暮らしています。
いつ爆撃があるかわからない恐怖は、一年前から今この瞬間まで、ずっと続いているのです。
侵攻開始から一年、物資支援の他に、ウクライナの人々が元の暮らしに戻れるよう、機能が失われた病院や学校のインフラ整備が求められています。
これから必要とされる支援
- 越冬支援(寒さに対応するための物資支援)
- ウクライナ国内での高齢者や障害者など脆弱層の退避支援
- 退避後の生活支援
- ウクライナ国内の医療機関への医療物資支援
- 攻撃を受けた医療施設のインフラ整備支援
- 攻撃を受けた教育施設のインフラ整備支援
平和が戻る日まで。
これからも、日本からウクライナへ支援を。
ウクライナの危機はまだ終わっていません。もし今日この侵攻が終結したとしても、人々が受けた傷や、失った家や崩壊した施設は簡単には元に戻りません。平和な日常を奪われた人々が元の暮らしに戻るには、何年もかかると言われています。
私たちは日本で生まれた国際支援団体として、日本から現地に赴き、支援を続けていきます。
そこで、これからのウクライナ支援のため、新たなプロジェクトを立ち上げることにしました。
https://readyfor.jp/projects/pwjUkraine3
私たちのこれからの活動にも、皆さまのご支援をいただければ幸いです。
この度は、ご支援いただき本当にありがとうございました。
引き続き、私たちピースウィンズの活動に応援よろしくお願いいたします。