プロジェクト完了のご報告
皆さんこんにちは。
昨年実施したプロジェクト「手の不自由な方が家電を操作できる、新しい「リモコン」を提供したい!」に多大なるご支援を頂き、本当にありがとうございました。
また、プロジェクト終了のご報告が遅れたこと、誠に申し訳ありません。
今回、一部、リターンのお届けが出来ていなかった方々とようやく連絡が取れ、リターン完了となった事から終了のご報告が出来るようになりました。
【成果物】
改めて本プロジェクトの成果物をご紹介します。
完成した製品はテレビリモコン操作のための
(1)赤外線ユニット(写真左)
(2)操作アプリケーション(写真右)
の2つです。
(1)の赤外線ユニットは購入(定価19.800-/税込)です。
(2)のアプリは無償で、赤外線ユニットに接続することで身体の不自由な方が
画面のタッチや外部スイッチを使って項目を選択してテレビの操作が出来ます。
赤外線ユニットは昨年末に発売を開始、すでに100台近くを出荷しています。
(とは言え、初回の生産数が少なめなので、まだあまり大々的に
紹介できていません。7月以降、2回目の生産分が入荷するタイミングで
改めて情報拡散を行う予定です。)
ご購入を希望される方は、福祉機器取扱いの販売店へご相談頂くか、弊社のネットショップのサイトからお願いします。
以下、リモコンエールの特長を改めてご紹介します。
[特徴1]高齢者、障害者のための画面構成と操作方法
操作方法は、大型のボタンの「タッチ操作」または身体状況にあった入力スイッチを接続して使う「スイッチ操作」の2種類を用意しています。
タッチ操作では、設定で「指を触れたとき」に反応するのか、「指を離したとき」に反応するのか、や音声ガイドの種類を選べるなど、細かい設定を準備しています。
外部スイッチ※1)による操作では、1スイッチオートスキャン方式により、入力スイッチ1つで効率よく操作したい項目を選べるように工夫されています。
「タッチ操作」「スイッチ操作」のいずれでも、操作したい項目に応じて、3種類のレベルから選択が可能です。
※1)入力スイッチによる操作をされる場合は、
入力スイッチ、変換アダプタは別途ご準備下さい
[特徴2]WiFi不要※2)で利用可能
iPhone/iPadから赤外線ユニットまではBluetooth信号で通信、さらに赤外線ユニットからは赤外線信号が出てテレビの操作が可能となります。
WiFiを導入していないお宅、WiFiの利用が禁止されている病院、施設でも安心して使えます。
![](https://accessyell.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/01/ReYell-Net-1.png)
※2:アプリのインストール、アップデートではWiFi接続が必要です
[特徴3]不要になったiPhoneを有効活用
リモコンエールの操作専用アプリは「iPhone6S」など古い機種から対応していますので、ご家族、ご友人の眠っている古いiPhone、iPad(iOS15.8以上が動作する機種)をテレビ専用リモコンとして活用することで非常に安価での導入が可能です。
(対応機種、OSのバージョン等の詳細は弊社HPを参照ください)
【活動】
展示場でも東京、大阪、名古屋、石川など、活動の盛んな地域では紹介がスタートしています。
メディアでも本年3月に毎日新聞社様で紹介して頂きました。
(有料記事なので少ししか読めませんが・・・)
ご利用者様が上手に使ってくれている様子も何例か頂いたのですが、お写真をネットで掲載する記事をまだ取っておりません。こちらは、今後アクセスエール社のホームページでユーザー紹介として掲載しますので、そちらをご覧ください。
【収支報告】
ご支援頂いた4,121,500円はREADYFOR事務局へお支払いした手数料 634,711円を引いた全額を赤外線ユニットおよびアプリの開発費とリターン費に充てさせて頂きました。不足分はアクセスエール社の資金から補填させて頂きました。
(成果報告レポートはこのご報告で兼ねさせて頂きます。御了承下さい。)
【今後について】
現在、このアプリのバージョンアップとして、エアコン、照明、扇風機、ハードディスクレコーダー等の操作もできるように機能アップを行っています。(学習リモコン機能は未定)
さらに、このアプリケーション自体を弊社が秋以降に発売予定の「ファイン・チャット for iPad」にも搭載し、会話とリモコン機能を1台で成立させられるようにする予定です。
あと一つ、これらの製品を広めるための取り組みで、「入力スイッチをiOS機器に接続するアダプタ」です。複数のものを組み合わせるものはいろいろありますが、1つで接続できるシンプルなものが無いのです。これについても現在検討中で、近日中に新たなクラウドファンディングも実施する予定にしています。
引き続きご支援の程、よろしくお願いいたします。