支援総額
目標金額 1,700,000円
- 支援者
- 242人
- 募集終了日
- 2023年8月25日
波賀森林鉄道 ー復活のその先へー 駅舎建設プロジェクト
#地域文化
- 現在
- 1,919,000円
- 支援者
- 142人
- 残り
- 20日
箱根駅伝出場を目指す国立大学の本気の挑戦!サポーター募集中!
#スポーツ
- 総計
- 143人
月の都千曲の姨捨長楽寺の月見堂屋根を修理し、月見を楽しむ
#地域文化
- 現在
- 330,000円
- 支援者
- 11人
- 残り
- 49日
土津神社|ご神体が鎮座する御社殿を修繕し、「東北の日光」を再び。
#地域文化
- 現在
- 11,335,000円
- 支援者
- 529人
- 残り
- 1日
嘉麻市に残る「幻の石橋」を落橋の危機から救いたい
#地域文化
- 現在
- 2,517,745円
- 支援者
- 106人
- 残り
- 23日
『d design travel』を続けたいvol.35 島根号
#地域文化
- 現在
- 1,399,500円
- 支援者
- 110人
- 残り
- 16日
北海道で一番小さな村を盛り上げたい!マンスリーサポーター募集!
#地域文化
- 総計
- 30人
プロジェクト本文
終了報告を読む
▼自己紹介
令和5年度、長野県飯田市のシンボルである「りんご並木」が70周年を迎えます。私たち飯田市立飯田東中学校生徒は、先輩方から脈々と受け継がれてきたりんご並木の維持管理にかかわってきています。現在、りんご並木には12品種26本のりんごの木が植えられています。その中の2本は昭和28年に植えられた初代木です。今年70年目の実をつけています。りんご並木に26本あるりんごの木を、1クラス4~5本、クラスの木として大切に生長を見守り、秋には実ったりんごを収穫しています。
【春のりんご並木】 【秋には来年入学してくる6年生とりんごの収穫】
【令和5年度も順調に実が育っています】
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
りんご並木にある26本の木には、それぞれの木を紹介するプレートがあります。ここには、木の品種名、植樹した年、収穫時期、担当クラス名、昨年度の収穫個数などが記入できるようになっています。そして、そのプレートを作成した時に在籍していた生徒がデザインした絵が描かれています。このプレートは平成21年に作成され生徒の手で設置されました。しかしながら、この14年間で、プレート自体にヒビが入ったり、穴が空いてしまったりして劣化してきています。さらに、支柱が木でできているため根本が腐り始めたり、土台からはずれてプレートが倒れてしまったりしたところもありました。
また、プレート作成当時に植えられていた木が病気などのために伐採され、新しく若木が植えられました。そのために、紹介のプレートに書かれた品種と実際に植えられている木の品種が違っているところが出てきてしまいました。
【傷んでいるプレート】 【奥の木は昨年植樹したシナノホッペ。しかし・・・】
このような状況を目の当たりにした私たちは、りんご並木70周年を機に、木の紹介プレートを新しくしたいと考えました。しかし、26本分のプレートを更新するとなるとかなりの資金がかかります。見積もりをとると約162万円(1本当たり約62,000円)かかることが分かりました。この資金を集めるために、私たちはクラウドファンディングに挑戦しようと思い、プロジェクトを立ち上げました。
私たちは、新しいプレートを作ることで、りんご並木を見に来られた方々に26本の木のことを知ってもらいたいと思っています。そして、このプロジェクトを通して、りんご並木に込められた先輩方の思いや私たちの取り組みの様子など、日本全国の方々に知ってもらい、飯田を訪れて欲しいと願っています。これからも私たちが住む飯田市をより美しく、より魅力的な場所になるように頑張っていきたいです。
▼プロジェクトの推進日程
3月 ・飯田信用金庫の方にクラウドファンディングの概要を聴く
4月 ・飯田市教育委員会 教育企画係の方との打合せ
・並木を知る会にて、70周年記念事業の説明会
5月 ・運営会社「READYFOR」担当者の方との打合せ
・りんご並木70周年実行委員会②、生徒実行委員会は随時開催
6月 ・サイトへのアップの準備
・施工業者さんとの打合せ
・飯田市長さんへクラウドファンディングへの協力のお願い
・並木プレートの外枠のデザインを美術部に依頼
・並木プレート内に描くイラストを全校生徒から募集
7月 ・サイトへの掲載、途中経過等の配信
・飯田市の共同記者会見へ参加し、りんご並木のプレートの更新について説明をする
・並木プレート内に描くイラストの決定
・並木プレートのデザイン決定
・りんご並木70周年実行委員会③
8月 ・プレートの発注
9月 ・プレートの設置完了、りんご並木でのお披露目
・記念式典で新しいプレートの紹介
10月 ・お礼と活動報告書の作成と送付
▼りんご並木誕生秘話
昭和28年11月、飯田大火の教訓を生かすべくつくられた広い防火帯としての道路の中央に、りんごの木を植える生徒たちの姿がありました。農家からいただいたりんごの木を運ぶ生徒。木を植えるための穴を掘る生徒。掘った穴から出てきたがれきを片づける生徒。大変な作業でしたが、その表情は希望に満ちていました。
飯田市は昭和22年の大火で市街地の約70%が焼け野原になりました。その復興途上、飯田東中学校二代校長松島八郎先生が、北海道札幌市で行われた全国校長会から戻られたあとの校長講話で次のような話をされました。「北海道の街路樹の美しさ。ヨーロッパにあるというりんごの並木。また、そのまちの人々は落ちたりんごを備えつけのかごに入れ、誰も盗む人がいないこと。」その話に感化された生徒は、防火帯にりんごの木を植えたらどうかと考えました。その思いは強まり、学友会総会の議場で議論され、満場一致でりんごの植樹が決議されました。
生徒の上申をうけ、松島校長先生は市役所へりんご並木の提案に訪れます。そこで市の助役から次のような返答がありました。予算がないこと、維持管理の問題、町中にりんごの木があるとそれを盗む犯罪者が増えてしまうという懸念…。生徒はその話をうけ、再び総会を開きました。その中で「今回の植樹計画の上で、大事なことの1つは、共同の精神だ。さらに、それを推し進め、りんごの実を盗むような人がこのまちには一人もいないようにする。そういう理想をもってこの仕事にあたるべきではないか。僕らは赤い美しい実をみのらせることで、町並みだけでなく、まちの人々の心を美しくしていきたいのだ。それこそが飯田の復興の達成ではないか」というある生徒の発言をうけ、割れんばかりの拍手の中、りんご植樹の計画は再決議され、市へ提案、認められたのです。
私たちは、この初心とりんご並木を受け継ぎ、70年の歴史を刻んできました。毎年秋になると、りんご並木では真っ赤なりんごの実をつけた木々を見ることができます。
▼りんご並木の1年
♪並木Forever(並木ソング):りんご並木の1年を歌った曲です。りんご並木50周年の際につくられた「並木Forever」ですが、60周年の時に合唱曲に編曲されました。こちらからどうぞお聴きください。
♪春 りんご並木に 命芽吹くとき 我らの心一緒に 白い花が咲く
〇5月 小学生と一緒に摘果作業を行います。摘果とは、いくつかあるりんごの実から、中心果以外の実を落とす作業です。小学生に摘果のやり方を教えながら作業をします。
〇6月 並木の夏花壇を彩るための花いっぱい交流会。下伊那農業高校の皆さんといっしょに播種、並木の花壇に苗の定植作業を行います。
♪夏の日差し浴びて 汗をぬぐうとき どんなことにも負けない 青い実と誓う
〇夏は草との戦いです。夏休み中に親子、小学生との並木作業で除草を行います。
♪秋 りんご並木に 赤い実がつくと 我らの心ひとつに 未来へ広がる
〇実りの秋です。品種によって収穫する時期が異なりますが、10月は来年度入学する6年生と一緒に、11月は地域の方々と一緒に収穫作業を行います。また、11月は収穫を祝う会を開き、教育長さんをはじめ、お世話になった方々と収穫を祝い、「♪並木Forever(並木ソング)」を全校で歌います。
収穫されたりんごは、出来具合や色合いによって仕分けされます。そして、できばえのよいりんごは、りんご並木の作業でお世話になった方々、飯田市内にある福祉施設等へ配られます。また、丸山調理場にもっていき、給食に出してもらっています。少し品質が落ちるりんごは、ジュースやジャムに加工します。りんご並木を知っていただくために、地域のお祭りや文化祭などで廉価で販売しています。
飯田東中学校は、りんご並木が縁で、豊橋市立青陵中学校とつながりがあります。りんご並木をつくる志に感銘し、青陵中学校では夏みかん並木がつくられました。毎年、りんごと夏みかんを贈り合っています。昨年度、2年生が青陵中学校を訪れ、57年ぶりの人的交流を行いました。
東日本大震災直後、私たちの先輩は被災地である陸前高田市の中学校や市役所に、その年に実ったりんごとアルミ缶回収等の収益金を送りました。かつて飯田の大火に見舞われ、多くの人々の善意によって復興を遂げた街に生きる中学生として「時代を超えた恩返し」として被災地支援を行いました。今も陸前高田市立高田東中学校(震災当時は米崎中学校)にりんごを贈り、交流を続けています。
【青陵中学校との交流会】 【高田東中よりいただいたお礼のビデオレター】
♪冬 たとえ葉が落ち 北風吹こうとも 春を信じてくれる 仲間がいるから
〇11月下旬には施肥作業があります。りんご並木に肥料をまいて、土とよく混ぜます。また、夏花壇を飾ったマリーゴールドの花の片づけもこのときに行います。
〇12月になるとりんご並木に花を植える会の皆さんと一緒にチューリップの球根を並木の花壇に植えます。春にはチューリップとりんごの白い花が、りんご並木を訪れた方々の目を楽しませてくれます。
〇1月、りんご並木では枝の剪定が行われます。その枝を片づけたり、切られたところにペーストという薬を塗ったりする作業を行います。
〇私たちは、これらの作業を行いながらりんご並木を守り続けています。
▼りんご並木マップ
▼りんご並木にある記念碑
〇りんご並木を40年にわたって支えてくださったビンゴ・なみさんこと、有安勇(ありやす いさむ)さんの功績を称えた碑です。
〇平成28年、天皇皇后両陛下がりんご並木を行幸され、記念碑が建立されました。その碑には、後の記者会見でのお言葉が刻まれています。
私たちは、飯田大火の復興のシンボルとして飯田の人々に夢と希望を与えたりんご並木を通して、全国の様々な場所で生きる人々に夢と希望を与えたい。そんな思いをもってこれからも活動していきます。
(すべての画像について、本人等より許諾を得て画像を掲載しています)
- プロジェクト実行責任者:
- 滝澤 勇一(飯田東中学校校長)
- プロジェクト実施完了日:
- 2023年10月13日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
6月~7月 生徒からプレートに描くデザインを募集する。全校投票でデザインを決定 8月~9月 施工業者へ工事の発注と設置工事 9月30日(土) りんご並木70周年記念式典で新しいプレートのお披露目・紹介 〇資金の使途 自立看板費用 988,000円 説明ステッカー 65,000円 建植作業 260,000円 諸経費・消費税 307,300円 合計 1,620,300円 リターン・郵送費等 80,000円 今回のプロジェクトで集まった資金は、木の紹介プレートにかかる費用に充てます。
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プロフィール
昭和22年4月1日創立の飯田市立飯田東中学校。りんご並木ができた当時は1,000人を超える学校でしたが、令和5年度は190名の生徒が在籍しています。学校目標は「聡明・自主・愛他」です。私たちが大切にしているものは「70周年のりんご並木」「鏡のように映る黒光りの床」「合唱」「自治と奉仕の心」です。プロフィール画像は飯田東中学校のマスコットキャラクター「りんぼる」です。
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リターン
3,000円+システム利用料
お気持ち応援コース
●ご支援への感謝のメール、活動報告メールを送らせていただきます。
- 申込数
- 65
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2023年10月
5,000円+システム利用料
お手軽応援コース
●ご支援への感謝のメール、活動報告メールを送らせていただきます。
●希望される方は、本校で編集している「夢と希望」の70周年特集号に、お名前を掲載させていただきます。
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- 2023年10月
プロフィール
昭和22年4月1日創立の飯田市立飯田東中学校。りんご並木ができた当時は1,000人を超える学校でしたが、令和5年度は190名の生徒が在籍しています。学校目標は「聡明・自主・愛他」です。私たちが大切にしているものは「70周年のりんご並木」「鏡のように映る黒光りの床」「合唱」「自治と奉仕の心」です。プロフィール画像は飯田東中学校のマスコットキャラクター「りんぼる」です。