【残り3日】 作品集に込めた想い – 第3章「リメイク」編

嫁入り道具として持たせてもらった桐のタンスいっぱいの着物たち。

けれど45年間、一度も袖を通すことがありませんでした。

そんな着物をもう一度、今の自分に合うかたちで蘇らせる。

それが、第3章「リメイク」で伝えたいことです。

 

体が不自由でも、高齢でも、楽に脱ぎ着ができるよう工夫を凝らし、

ケープやヨーク仕立てのコート、雨コート、ショールのようなジャケットなどを制作しています。

 

👘思い出の着物を、再び身にまとう

若い頃の着物が派手すぎる、年齢的に着られない——そんな声に寄り添いながら、

思い出の一枚を「今」の自分に合ったデザインへとリメイクしています。

 

私は30年前、リウマチを発症し、両肩の痛みで服の脱ぎ着が困難になりました。

そんなとき、母が娘時代に着ていた約80年前の黒の道行コートを、

肩を上げずに着られるラグラン袖のヨーク仕立てに仕立て直しました。

 

さらに、表地に母の着物、裏地には父の粋な長襦袢を使い、

両面立体刺繍で仕上げた「鶴」を縫い留めた、親子のコラボ作品も生まれました。

 

👜袋帯の再生 – 軽やかに日常へ

本金箔の袋帯一本から羽を一枚ずつ作ってフクロウを刺繍したトートバッグや、

その一本で、ショルダーバッグ・セカンドバッグ・クッション・パネルなどにも展開できます。見た目よりも驚くほど軽く、母娘や姉妹でお揃いにもおすすめです。

 

🕊 着られなくなった着物たちに、もう一度命を。

着物や帯がしまわれたままではもったいない。

新しいかたちに生まれ変わらせ、もう一度人生に寄り添わせてみませんか？

 

📘作品集「第3章 リメイク」では、そんなリメイクの実例やヒントを数多くご紹介しています。

どうぞ、手に取ってご覧いただき、ご自身の大切な一枚と向き合うきっかけになりますように。

 

📌プロジェクト終了まで、残り【3日】

応援・ご支援、心よりお待ちしております。