【自撮りだけじゃない】リアクション・ホイール稼働実験レポート

こんにちは！リーマンサット・プロジェクト RSP-01運用チームです。

少し前になりますが5/1にリアクション・ホイール（以下、RW）を無事稼働したことを報告させて頂きます。

RWとは、簡単にいうとコマのようなものです。衛星内でRWが回転することでその反動で衛星の回転を変化させることができます。RSP-01では衛星のX軸にRWを搭載しています。

今回は稼働確認のため本格的な稼働ではなく、短時間でRWを回転させてみました。稼働後に衛星の回転が変化したかをHKデータ（※）で確認しています。

以下の図は 横軸：HKデータ取得開始からの経過時間(秒) 縦軸：各軸の角速度（rpm） です。
 

図の30秒過ぎくらいにRWを稼働させるコマンドを送信したところX軸の衛星の角速度が急激に変化したことを確認できました！今回は1点しか回転の速度の変化したデータを取得できませんでしたが、今後の運用でより確実なデータを取得していきたいと思います。

また、衛星の角速度を検知してRWの回転数を変化させるフィードバック制御もおこなう予定ですのでお楽しみに！

※ ハウスキーピングデータの略。衛星自身の状態を表す。