家賃0円ハウス 暮しのすべてが無料の生活圏をつくりたい

支援総額

2,197,000

目標金額 2,000,000円

支援者
120人
募集終了日
2021年4月30日

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プロジェクト本文

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第1目標達成のお礼とネクストゴールについて

 
この「家賃0円ハウス 暮らしのすべてが無料の生活圏をつくりたい」プロジェクトがなんと目標金額の200万円に到達しました。これで、家賃を0にして生活の不安をなくして悩める若い人たちに楽しいことに集中してほしいという夢が叶いました。みなさんの応援のおかげです。ほんとうにありがとうございます。

 

ネクストゴールの目標金額は250万円です。ネクストゴールは目標金額に達しなくても、集まった金額がすべて家賃0円ハウスの資金になります。第一の目標金額の200万円では、シェアハウスの個別の部屋、畑の整備、書籍「家賃0円ハウス」の出版費用とさせていただきます。

 

追加のご支援は引き続き0円家賃ハウスの改装費に充てさせていただきます。カマド、薪ストーブ、ジビエコーナーの設置費用などに充てることを考えています。(集まった額によって使途は一部変更になる可能性もあります。)

 

あと少し、最後まで頑張りますので、応援をよろしくお願いします。

 


 

 因島の田熊町に8DKの2階建ての一軒家があります。まわりになんと1000坪もの土地もあります。しかもこの物件をタダでもらえることになりました。

 

 この場所に0円生活ができる空間をつくります。

 

 名前は「家賃0円ハウス」といいます。

 

 

 あなたはこの場所で、好きなことを楽しいことを思う存分にやってください。ここでは好きなことをやっていても誰からも煙たがられません。好きなことが社会で評価されている必要もありません。好きなことが職業である必要もありません。ここではあなた自身が楽しんでいることが最大の価値です。

 

 家賃0円ハウスはまだ若いあなたたちが、何のプレッシャーもなく楽しいことに集中できる場所です。

 

 コロナ禍で社会の闇はさらに深くなっているように感じます。息もたえだえになっている人も多いかと思います。ですが世界の感じかたを変えようとすれば、闇は闇ですらなくなります。土のなかには真っ暗な夜の世界が存在します。そこでは小さな生きものが生命感にあふれて深い呼吸をしています。自然の中には視界がなくても、感触の生が息づく場所があります。意識だけでつくられた窮屈な社会に惑わされてはいけません。自分自身の深い呼吸を感じる素直な場所に、家賃0円ハウスがなると強く感じています。

 

 

 

 

 

 

 この家に5人ほどが住める個別の部屋をつくります。わかりやすくいえばシェアハウスのようなイメージです。ですがシェアハウスとはまるで違います。ここには家賃が発生しないからです。いわゆる営利目的の集団住居ではありません。社会から切り離されたコミュニティでもありません。家賃0円ハウスはもっと心地のよい、光と風と人々が吹き抜けるような場所にします。

 

 家賃0円ハウスに住むあなたには家賃の代わりに敬意を払ってもらいます。ぼくに払う必要はありません。絵を描いている人は、絵に敬意を払います。料理が好きな人は、料理に敬意を払います。水や風にも敬意を払ってください。大地に敬意を払ってください。家賃は太陽から派生して生まれた大きなものたちに払ってもらいます。きっとあなたたちが毎日やっていて楽しいことです。

 

 1年間この家に住んで楽しいことをやっていただきたいと思っています。お金の心配をしなくていい時間が手に入ります。とやかく口出ししてくる家族からも離れられます。のびのび楽しいことをやってください。

 

 家賃0円ハウスは高熱費もゼロに近づけたいと思っています。電気はソーラーパネルを使って自家発電をします。ちゃんと設備投資すれば自家発電でも冷蔵庫やエアコンも軽やかに動きます。井戸水が水道の蛇口からすでに出るようになっています。ガスコンロの代わりにカマドとピザ窯もつくります。天然の火と水でつくる料理は最高です。

 

 ※写真のカマドは因島のお隣の向島のアーティストの共同体「てへてハイツ」のカマド。彼女たちの暮らしと活動は最高!

 

 まき風呂もあります。薪木は因島に住む大工のCさんが現場から出た廃材をプレゼントしてくれます。大工のCさんは天使なのです。冬はさむいので薪ストーブを使いましょう。するとエアコンよりも暖かくて気持ちいいです。トイレはコンポストトイレにします。すると水洗トイレの水道代もかかりません。これで水道光熱費はゼロになりました。

 

 さて、食べるものはどうしましょうか? 

 

 土地が1000坪もあるので野菜は畑でつくりましょう。ハーブや柑橘も育てて美味しいお茶と果実も食べ飲み放題です。

 

 お米も育てましょう。水田がなくても陸稲という太古からある手法でお米はつくれます。去年、妻と一緒に土に稲を植えるだけの陸稲でお米をつくることに成功しました。しかも最高に美味しかったです。

 

 

 

 お肉はどうしましょうか? ビーガンでいきますか?もし食べたかったら我慢する必要はありません。ぼくは今年の夏に狩猟免許を取る予定なので、1000坪の土地に罠をしかけます。猪さんをジビエにする施設もつくります。島で獲れた猪さんのお肉は風味があって最高に美味しいです。これでほとんどの生活費は0円になりました。そのほかに足りないものも、楽しく手づくりしましょう。    

 

 暮らしが真に欲しているものは、すべて人間の手を使って創り出すことができます。家賃0円ハウスはぼくの創り出したミュトスです。

 

〝もし本当に詩人(作る人、ポイエーテース)であろうとするなら、ロゴス(真実を語る言論)ではなくミュトス(人が語る創作物語)を作らなければならない〟

 

 とソクラテス先生も哲学をしています。あなたは資本主義がつくり出した貨幣というフィクションとどちらを信じますか? ぼくは楽しいほうを信じます。ミュトスとは自然から湧きあがってきたポエジー(詩/音)です。ミュトスとともに生きると、この場所ではほとんどお金がかからないでしょう。ですが我慢する必要はまったくありません。家賃0円ハウスに住むあなたは、できること楽しいことだけをしてください。普通のガスを使いたかったらそれでもオッケーです。その分のお金はかかります。家賃0円ハウスでは手を使う暮らしを楽しむことができたら、生活のベーシックをゼロで生きていくことができます。  

 

       

 この環境でもお金が心配な人はバイトしましょう。島にもバイト先はあります。週に2、3日もバイトすれば十分に遊んだりもできます。ただしあんまりバイトしすぎる人は、この家から出ていってもらいます。いっぱいバイトをするなら、家賃5〜8万のアパートに住んでください。家賃や光熱費を払うために労働するが苦しくて死にたくなっている人のために、この家賃0円ハウスはあります。バイトしすぎちゃ本末転倒です。バイトは週3日以上はダメです。ぼくはあんまり禁止するのが好きじゃありません。だからこれを唯一の禁止ルールとさせてください。        

 

 1階はリビングルームにしたいと思ってます。リビングには誰でも遊びに来れるようにしたいです。お店のようなイメージです。キッチンは営業許可を取ります。リビングは展示やイベントをできるスペースにしましょう。料理が好きな人であれば、ここをお店として使ってください。もちろん使用料はかかりません。0円でいきましょう。誰でも使ってください。絵を描く人はこの場所を展示会場にしてほしいです。1年間お金の心配をしなくていい時間を手に入れたのです。ノープレッシャーのなかで、自分の作品や料理を販売もしてみてほしいです。バイトするより儲かるかもしれません。そうしたらバイトは減らしましょう。

 

 どうですか? 住むイメージが湧いてきましたか? イメージは大切です。イメージはフィクションを越えた現実です。ぼくの心にはあなたが楽しそうにしているミュトスが湧いています。

 

プロジェクトの哲学をより詳しく知りたい方は、上の画像をクリックして連載『家賃0円ハウス』を読んでください

 

 

 

 こんにちは。因島に住む作家の村上大樹です。

 

 

 この島でチイサイカイシャプレスという出版社も運営しています。うんちの世界の奥深さについて書いた、ぶつぶつ交換でのみ流通する『うんちは宇宙なのだ』という本や、統合失調症など目に見えないはずのものを感じる人たちの感性を肯定的に書いた『めにみえぬものたち』を定価0円(利益と出版費用を先にクラウドファンディングで集めて)で届けるなど、ずいぶんと奇妙な取り組みをしているプライベートプレスです。

 

 

 

 家賃0円ハウスの始まり

 

 3年前に出版した『めにみえぬものたち』という本も大きな反響がありました。わたしのもとに統合失調症や鬱などで生きづらくなっている人たちから、メールや電話で相談の連絡がたくさんきはじめました。

 

 

 『めにみえぬものたち』の本の中に、生きづらい人たちのための学校をつくりたいというアイデアを書いています。ギリシャ哲学者のプラトンがつくった学校「アカデメイア」のようなイメージです。アカデメイアは聖林(森)のなかにあり、師匠であったソクラテスが青年たちの教育に熱心だったことに影響を受けてプラトンが運営した学校です。学費も0円です。学費は徳のある真の統治者たちが払っていました。ぼくもギリシャの哲学者たちに見習って、若い人や困っている人に対しては教育を無償で受けてもらいたい、この活動を応援してくれる心ある人たちに支援を募って、学校を運営しようとしていました。

 

 その試験段階としてわたしのアトリエの1室を無料で貸し出して、 過去に鬱で苦しんでいた若い画家さんなど2人の人に住んでもらっていました。ここでやっていたことが家賃0円ハウスのアイデアの原型になっています。家賃を無料提供することで生活の不安を軽くすることができました。静かで制作にだけ集中できる時間です。滞在している自室で個展をしてもらったこともあります。たくさんの人に絵をみていただきました。絵の販売もマージンもなしでやっていたので、収益はすべて作家さんの手に入るようにしていました。彼女たちは家賃0円ハウスのゼロ期生と言えるでしょう。 

 

 当時はぼく自身の作家活動が軌道に乗り始めたころでした。色々な事業を始めようとしていました。出版社としての規模も大きくしたかったし、服のブランドを立ち上げようとしたり。その活動をしながら、さらに学校をつくろうとしていました。

 

 しかし、自分の事業と平行して不安を抱える人たち複数人とメールや電話で向き合い、学校までも運営する精神力が、当時のわたしにはありませんでした。自分の器にあっていなかったことをしていたんだと思います。統合失調症で幻覚や妄想の闇を抱える人たちの支えになるどころか、自分自身も闇に飲まれてしまって鬱になって3ヶ月ほど引きこもってしまいます。完全にわたしの力不足でした。力になれなかった人たちに、申し訳ない気持ちでさらに鬱はひどくなっていきます。寝たきりで何もできない自分を責めつづける日々でした。 

 

 

 

 その後、精神的に少し安定しだしてからはのんびりペースで、作品づくりだけに2年ほど集中しました。その時期は売れそうだったり評価されそうな作品を一切つくるのを辞めました。書いている「いま」だけを感じる時間。なにかに没頭することは過去や未来をいまそのものにつれてくることができます。精神をひとつのものに向ける。集中状態の持続が毎日数時間あると、人間の精神は安定するのだと確信しました。

 

 自分にとって一番楽しい作品づくりに没頭することで、社会や他者からのノイズが少しなくなりました。くるべき日のために勝手にソーシャルディスタンスをとっているような日々。家族や仲のいい友人とだけ過ごして、他には誰とも会わずに生きていました。

 

 そこで去年の春に緊急事態宣言が起きます。ウイルスによって混乱している世の中と対照的な暮らし。ぼくはいつもと同じような暮らしをしているだけで、世間でいう自粛になっていました。大自然の運動は何も自粛する必要はない。ぼくはもっと自然の流れを感じて生活するために、畑を始めることにしました。

 土は人間の意識の中にある闇を吸い取ってくれて、ときにはマグマのような、ときには優しいギフトのようなエネルギーをあたえてくれます。畑の植物の成長を近くで感じるのも心地よかった。植物と一緒にまるで自分自身の体ものびていくような感覚です。

 

 『めにみえぬものたち』でも書きましたが、ぼくの父は畑を始めて統合失調症が治りました。土や植物に触れ始めてから、穏やかになって妄想や陰謀論などを自分で創り出さなくなりました。父にとって畑は何なのかを聞いたことがあります。

 

 「自然のなかに詩(ミュトス)を発見することじゃな」 

 

 父ヒロシは息を吐くように呟きました。

 

 「土に触っていると、すーと抜けていくんじゃ、

 怖い気持ちが。植物に触ると静かな気持ちになれるんじゃ」 

 

 父ヒロシは畑の土にふれながら空を見上げてそう言いました。本で書いた実感が、ぼく自身も畑をすることでさらに強くなりました。ぼくも月に1度のペースでくる鬱状態が畑を始めてから、ほとんどなくなりました。

 

 

 この数年の経験から、楽しいことを集中できて、そして自然に触れることを誰でも楽しめる空間をつくりたい。このコロナ禍でさらに加速して社会の息苦しさから、解放されて生が肯定される場所がつくりたい。家賃0円ハウスのプロジェクトをまた新たにはじめたいと強く感じました。  

 

 

 

 畑を始めてから心にも強く穏やかな気持ちが湧いてきています。不思議なもので、ぼくが鬱になったときに力になれずにいた人たちとの関係も変わってきました。2年前は自分の活動の幅を広げるのに懸命で余裕がなく、きっと人を自分の思う型にはめて変えようとし過ぎていたんだと思います。

 

 畑の植物も葉を茎を、のびたい方向へのばしてあげるのが一番です。すると野菜は元気になります。人間の都合で、無理矢理コントロールしようとすると植物はすぐに枯れます。

 

 人の気持ちもコントロールできないと実感しました。相手が楽しさをのばしたいところに、身体や精神をひろがるところへ手をそえる。邪魔をせず手を差しのべることにだけに意識を集中するようになりました。

 

 以前は、生きるのが辛い人に感情移入しすぎていました。お互いに辛くなっては元も子もなかったと思います。いまぼくは辛い人たちが一時的に忘れてしまっている、楽しさを思い出すことだけにやりとりを集中させています。彼らの辛さにも俯瞰的にとらえられるようになりました。

 この生は、肯定的な創造の経験を通じて感情によって捉えられるものであり、喜びの感情を産出する強度であると、フランスの哲学者ジル・ドゥルーズは問いをひらいていきます。

 

 ただただ生を肯定すること、楽しさについて考えることは、ぼくにとっても創造的な時間です。

 

 ぼくの接し方が変わってから、相談を受けていた子たちに変化がありました。自分のやりたいこと、好きなことを仕事にできるという奇跡が次々に起こります。もちろん、ぼくのアドバイスだけではなく、本人たちが軽やかに生きる勇気を自分から持てたことが大きいと感じています。 

 

 5歳の娘と一緒に絵を描いているときにこう言われました。

 

「じぶんがなりたいものをかこう!」って。 

 

 ぼくは「作家をやっているから、もうなりたいものにはなってるしな。文章を書いているところを絵にしたらいい?」と聞くと

 

「ちがう! 大ちゃん(ぼくのこと)はすぐにまちがう! ほんとは木になりたいんでしょ!」 

 

 という問いをあたえられました。ぼくは木になりたいです。木をふくむ自然に。自分という言葉の語源は「自然」の「分身」であったという説があります。なりたいものとは、経済の中に割り当てられた職業のことだけではなかったと、娘に教えてもらいました。思えばぼくは、ずっとそんな気持ちを言葉や絵にしていました。 

 

 

 人間の可能性は無限です。膨大に生活コストがかかる暮らしでは、なりたいものも独立や起業という単純な社会現実の枠だけに囚われてしまいます。ですが家賃0円ハウスではお金の不安から逃れて、自然に流れるような暮らしができます。そうやって生きるとあなたは何にでも変化しつづけることができます。風にだってなることができる。 

 いまの社会は真面目すぎます。真面目は素敵なことですが、ほどほどにしないと自分自身が苦しくなります。気軽でテキトーに楽しく好きなことをやってください。それは素直で自然なことです。素朴に生きると夢は、夢(ミュトス)のまま現実になります。

 

 

 

 現在、家賃0円入居予定者は5名います。希望者が殺到したため現在は一旦、募集を締め切らせていただいています。いずれもぼくの連載『家賃0円ハウス』を出会って連絡をくれた人たちです。連載を始めるまでぼくのことをまったく知らなかった子たち。若い人たちが家賃0円生活に共感してくれたことにぼくは希望を感じています。 

 

 苦しくなって会社を辞めてしまった子もいます。しばらく自宅で療養したけど、なかなか外を歩き出せる勇気がわかないそうです。彼はぼくのもとへメールをくれました。彼の勇気を最大限に讃えたいです。書くという勇気。伝えるという行動をおこしたのです。

 

 彼には、家賃0円ハウスでまずはゆっくり休んでほしいと思っています。環境や世界が変われば休むという感覚もひろがります。それは見ている風景や触れる空気が変わるからです。社会的なやりたいことが見つからなくても大丈夫です。家賃0円生活では、徹底してやりたくないことをしないという選択ができます。すると世界の肌触りが変化します。素足で土を踏むざらついていて、しっとりした感触。柑橘の匂いがただよう風を感じること。ビールを飲んで海に浮かぶ夕陽を見ながら、真の抜けた会話を楽しむこと。どんなことでもかまいません。あなたにとって自然なことはきっと見つかります。 

 

 家賃0円ハウスには他にも詩を書いたり、畑をやりたかったり、絵や人形をつくったり、料理を好きだったりする若者が集まります。好きなことはあるけど、その好きな何かで社会とつながれるのかを不安におもっている人たちです。いずれもいまの社会に対して息苦しさを感じています。彼らが何のプレッシャーもなく好きなことに集中できたらいいと思っています。集中とは宇宙から湧きあがったものです。集中して創造したものをぼくは知恵と呼んでいます。お金稼ぎのフィクションゲームに忙しい社会では知恵もなかなか湧いてこないのです。ですが自分にとって自然なことに集中できたら知恵は湧き水のように溢れでてきます。知恵は何とでも交換可能です。交換とは本来は簡単なことだったと感じています。なぜなら世界は統合と分解という交換を絶え間なく、宇宙の誕生からおこなっているからです。知恵はお金になるときもあります。野菜やお肉になるときもあります。自分の肉体と時間を対価と交換しなければいいだけです。ぼくは木になりたい気持ちを本やアートにしています。知恵を世界と交換して生きていくことは、真に自分がなりたいものを発見したときに必ずできると確信しています。   

 

 ぼくはいま家賃0円ハウスに住みたいと思う人たちと出会う瞬間のために、本を書いているんだと実感しています。書くことをしなければ出会えなかった人たちです。ぼくにとってお金や評価をこえる、いいこととは彼らの楽しそうな姿を感じることです。みんなが自分の足で立てるようになることです。

 木は葉っぱから世界へ空気をおくりでしています。ぼくも木のように、1人の人間が深く息をできる穏やかな空気を創造したい。それが自分にとって自然で楽しいことなのです。呼吸は世界を吸い込んで感じることができる、愉快な生命現象なのです。

 誰かを助けているのではなく、むしろ彼らや彼女たちのような人の存在がぼくを生かしてくれているのだと、いまは穏やかに実感しています。 

 

 3年前にやりたくて出来なかったことが、いまのぼくにはできると楽しく直観しています。

 

 

 まだまだやれそうです。ぼくは誰かのために書きたいし行動したいです。それにはみんなの温かなな気持ちが必要です。1人では到底できないようなことをいままでも、みんなのおかげで何度も実現することができました。ぼくに土や水や風や太陽のようなエネルギーをあたえてください。そうすると家賃0円ハウスという場所は、夢を超えた真のリアリティになります。

 

 

 

 『家賃0円ハウス』の予定地である大きな一軒屋の改装は、これから準備を進めます。         

 

 このプロジェクトをパーフェクトに達成するには580万円の費用が必要です。まずは目標金額を200万円からスタートすることにします。この金額があれば家の住居部分の改装から着手することができます。支援がふえればふえるほど0円生活の共同体が現実化します。

 

 それには、みなさんの応援のエネルギーが必要です。

 どうか家賃0円ハウスという0円生活の空間の誕生に力をあたえてください。

 

 

■目標金額:200万円  

■ご支援金の使い途:  

・住居とリビング(公共スペース)部分の改装費用 160万円 

・キッチンを営業許可取るための改装費用 100万円

・自家発電の機材購入や電気工事など 100万円 

・カマド、ピザがま、薪ストーブ 30万円

・ジビエができる施設 20万円

・家を贈与してもらうための費用(税金、手続き)50万円 

・連載『家賃0円ハウス』を本の出版費用 100万円 

・リターンの発送費用 20万円     

 合計580万円

 

■2021年9月末までに0円ハウスの運営を開始したことを持ってCFプロジェクトは完了となります。

 

 家賃0円ハウスという場所は、この淀んだ意識社会の中で、限りなく透明に近いゼロの暮らしを誕生させることができます。もちろん支援を募っていますので、完全に貨幣概念から逃れられている訳ではありません。 しかしソクラテスは、貨幣を恐怖や快楽や苦痛と交換するのではなく、勇気や知恵と交換するのであれば有効な使い方であると説いています。知恵や勇気とは知識ではなく、宇宙の奥底から自分自身に湧きあがったものだと感じています。  

 

 将来が不安な若者たちに知恵の光を感じてもらいたい。    

 

 どうか、みなさん、彼らやこの社会の未来のためにぼくと知恵を交換してください。  

 

 

 


【ご支援上のご注意点】

・本プロジェクトのリターンのうち、HPにお名前を掲載するリターンの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。

・支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために活用させていただく場合 があります。何卒みなさまのご理解とご協力をお願い致します。  

 

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作家/島の小さな出版社「チイサイカイシャプレス」を運営。

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リターン

30,000


原画『欠けた何かをおぎない合うこと』

原画『欠けた何かをおぎない合うこと』

○原画『欠けた何かをおぎない合うこと』
岩絵具/顔料/色紙
242×273mm

○書籍『家賃0円ハウス』+お名前クレジット&作者のサイン付き

申込数
0
在庫数
1
発送完了予定月
2021年9月

30,000


原画『Sympathy for The human』

原画『Sympathy for The human』

○原画『Sympathy for The human』
岩絵具/顔料/色紙
242×273mm

○書籍『家賃0円ハウス』+お名前クレジット&作者のサイン付き

申込数
0
在庫数
1
発送完了予定月
2021年9月

30,000


原画『欠けた何かをおぎない合うこと』

原画『欠けた何かをおぎない合うこと』

○原画『欠けた何かをおぎない合うこと』
岩絵具/顔料/色紙
242×273mm

○書籍『家賃0円ハウス』+お名前クレジット&作者のサイン付き

申込数
0
在庫数
1
発送完了予定月
2021年9月

30,000


原画『Sympathy for The human』

原画『Sympathy for The human』

○原画『Sympathy for The human』
岩絵具/顔料/色紙
242×273mm

○書籍『家賃0円ハウス』+お名前クレジット&作者のサイン付き

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在庫数
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2021年9月
1 ~ 1/ 48

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