人助けを続けるエジプト農園LUXOR FARMをサポートしたい

人助けを続けるエジプト農園LUXOR FARMをサポートしたい

支援総額

3,098,000

目標金額 2,990,000円

支援者
180人
募集終了日
2024年2月12日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

 旅のご縁でエジプトへ。そこは全く文化の異なる国でした。 1 ヶ月以上、滞在してもまだ慣れないのは、日々街中で見かける物乞いの人達。そして「プリーズ マネー」とだけで、繰り返し話しかけてくる子供達です。 どの子も幼児から小学生ぐらいで、 ただ遊んでいたい年齢の子供たちです。 彼らは、当たり前のように学校にもいかず、 物乞いや仕事をしなければ生活できないのです。最初は、物乞いしてくる人たちに、深く考えもせず、避けるように接していました。今は、1ヶ月以上の滞在を通して、エジプト人の優しさに触れ、クラウドファンディングをするまでに気持ちが変化しました。

 

 

 

 

はじまりは、僕が日本国内を旅行中にプロジェクトメンバーのミノさんに出会った事がきっかけでした。 彼女は、貧困支援の農園を経営しており、自分自身をエジプト旅へと招待してくれました。海外に行ったことが無かった自分からすれば、エジプトは未開中の未開。これは行くしかないと思い、純粋な興味でその誘いに乗ってみました。これが、全ての始まりです。

 

 

どの街を旅しても「マネープリーズ!」 と子供達から声をかけられます。他に も街中で寝ている男性、バスの窓をノックして物を売ろうとする女性やトイレ掃除をしている7~8 歳ぐらいの子供など、至るところに貧困の影をみました。

 

ある日、ひとりの少年が素敵な笑顔で 声をかけてきました「街を案内してくれる」というのです。 また、売り込みや物乞いかも知れない、 後でお金を請求されるかもと警戒しながらも何故か彼の表情に惹かれてついて行きました。

 

2、3軒のお店を案内してくれた後「仕事があるから、帰るね。」と言って少年は何も要求せずに帰ろうとしました。

 

少年は本当に自分の街を紹介したかっただけだったのです。 エジプトの街中では、そのようなピュアな優しさに何度も触れました。そうして僕の気持ちはしだいに変化していきました。

 

旅は続き、ミノさんと共に、農園を営むというハニーさんと面会しました。

会話の中で、エジプトの貧困の現状に会話がついて聞きました。以下はその一部です。

 

貧困に悩む人達の気持ち、子供達の様子がありありと伝わってきました。 Hany さんは最後に、こう付け足しました。

 

「人のために与える行為は、最後は自分のためにもなるんだよ。」

 

僕は、自分の感覚と目線を手に入 れるため大学を1年休学して” 自分のため” 旅をはじめました。 その最後の地エジプトで " 他者を経由する新しい自分のあり方 " を示されたと思いました。 彼の言葉は本当なのか実験したい、飛び込んでみたいと感じまし た。

 

最初は興味を持てなかった貧困支援ですが、彼らとの会話を重ねる うちに興味を持ち始めた僕がいました。農園に訪れた際に、心地よい雰囲 気に魅了され、サポートしようと 決めました。

 

 

 

 

 

2人の経営する農園「Luxor Farm」は”王家の谷”でも有名なルクソールという街に位置します。 このルクソールという街は、エジプトで最も貧困家庭の割合が多く、全ての家庭の 55.3% が貧困状態だと言われています。それに加えて、現在ガザの戦争の影響を受け、観光に依存するルクソール経済がさらに厳しい状況に追い込まれているという状況です。

 

(Google mapより引用 2023 11月)

 

コロナ渦にクラウドファンディングで設立された農園は、 利益の50%以上を貧困家庭の支援に当てています。

 

過去の活動については、

・2020 年クラウドファンディング

・2023 年報告書

 

にまとめられていますので、ご興味のある方はご覧ください。

 

現在、「Luxor Farmの敷地は2箇所あります。それらを併せた、農園の規模(面積)は以下の通りです。

 

そして、この土地が生み出してくれた恵みは、以下のようになっています。

(昨年1年間の農作物の収穫量と収益は下記の通りです)

 

 

収穫

大麦・・・8区画分いっぱい(1区画175m2)

デーツ(ナツメヤシの実)・・・350kg

小麦・・・540kg

ズッキーニ 60kg

ほうれん草 120kg

ラディッシュ 70~80kg

ヤギ、羊・・・17匹

 

収益

大麦・・・7200EGP = 約33,000円

デーツ(ナツメヤシの実)・・・・5000EGP = 約23,000円 ※350kg のうち 100kg のみを販売

ヤギ、羊・・・35000EGP = 約165,000円

 

 

これらの恵みは、農作物、服、お金に姿を変えて貧困家庭へと届きます。

金額に換算した支援量は次の通りです。

 

貧困支援を行なった量(金額換算)

デーツ 250kg分を配布・・・1kg 70EGP( 一般販売価格 ) 70×250=17500EGP = 約 82,000 円

小麦 540kgを配布・・・1kg 20EGP( 一般販売価格 ) 20×540=10800EGP = 約 51,000 円 

ヤギ、羊の肉 35kg・・・1kg 400EGP( 一般販売価格 ) 400×35 = 14,000EGP =約65,000円

ズッキーニ 60kg・・・1kg 40EGP(一般販売価格) 40×60 = 2,400EGP = 約11,000円

ほうれん草 120kg ・・・1kg 30~35EGP(一般販売価格)30×120 = 3,600EGP = 約16,500円

ラディッシュ 70~80kg ・・・1kg 40EGP(一般販売価格)70×40 = 28,00EGP =約13,000円

 

農作物での支援額の合計 : 238,500円

配給イベント(*1 : 173,000円

ラマダンイベント :  50000EGP = 23,0000円

 

*1)2023年1月、貧困の激しいカルナックビレッジにて貧しい人々にご飯を振る舞うイベントを開催しました。(詳しくは、「Luxor Farm今までの活動」よりご覧ください)

 

 

 

このように、農園は経営難やエジプトという難しい土地柄の中、なんとか順調に収穫量を伸ばしています。

しかし、物価の上昇やコロナウイルスによる経済へのダメージから、貧困家庭は減らず、十分に支援が行き届いているとは言えません。

 

 

 

 今回のクラウドファンディングでは、「Luxor Farm」の活動をさらに発展させ、より多くの貧困家庭を支援することを目標とします。

 

上記されている"永続的に支援が続く"というのは、農園開始時から使われているテーマです。僕(トミー)は、貧困支援と聞くと胡散臭いなと感じて、間に受けて考えることはしてきませんでした。しかし、実際に状況を目の当たりにし、2人の掲げるこのテーマを理解することによって、捉え方が変わってきました。一度お金を払って終わりなのではなく、支援が継続して続き、それが次の世代、自分が死んだ後も残り続けるとすれば、とても価値があるように感じたからです。

 

プロジェクトメンバー

メンバーは、海の街ハルガダでホステルを営む、エジプト人Hanyと海外青年協力隊でエジプトに渡航してきた過去を持つ、日本出身ミノ。そして、プロジェクトリーダーの大学生トミーです。

 

計画の概要

支援いただいた金額239万円(手数料、リターン仕入れ代を除く)から、牛を3匹購入。その牛が生み出した牛乳やチーズを”毎日”支援家庭へ配送致します。この金額には「牛の6ヶ月分+仔牛が生まれた後9ヶ月分の食料」が含まれていて、育った仔牛を売って資金源を獲得したり、農園に育つ牛を増やしたりすることで、"継続した"運営と支援を行っていく予定です。それに加えて、定期的な(年に2回ほど)食料や資金での援助を実施致します。

 

仔牛1頭に対して見込まれる利益は 62000~77000EGP( 約 29 ~36 万円 ) であり、牛は通常10 ヶ月毎に仔牛を出産します。仔牛を育て販売し永続的に利益を得て貧困支援を拡大する計画です。

 

貧困家庭の生活は、つつましいものでほとんど毎日、安価な豆とパンと野菜を食べて生活しています。平常時にお金のない時は、食べ物を我慢して切り抜く事ができます。貧しい生活のなかでも、持ち前の明るい性格で日々を過ごしています。しかし、年に2回、自分たちでは切り抜ける事のできない出来事に直面します。多くのエジプト人が貧困による惨めな思いをしてしまう時、それがラマダンと学校の新学期です。このタイミングで、複数の家庭に対して資金もしくは食料での援助を行います。

 

*エジプトで年に一回開催される(今年は2024年3月)一大イベント、それが"ラマダン"です。ひと月の間、お昼の時間(日の出から日没まで)断食を行い、食の恵や生命に感謝するイスラム教の行事です。

 

 

 

このクラウドファンディング以降、2024年3月のラマダン時期に1回目の支援を行おうと考えています。

内容は以下を予定しています。

 

食料BOXの提供

日持ちする食料をパッキングして、貧困家庭に届けます。

1BOX = 1000EGP(5000円ほど)で調達し、砂糖、米、パスタ、豆などに加えて、鶏肉を入れます。

貧困家庭では、お肉を食べるタイミングが少なく月に数回食べれたら良いほう。食の恵み、喜びをシェアできたらと考えています。

 

*この時の費用は、牛を購入する際に交渉してセーブできたお金から提供します。

(2回目以降は、農園の利益から提供。仔牛の販売で収益が出るタイミングはラマダン後となるためです。)

 

 

子供の新年度でお金が必要な時期 (2024 年 10 月ごろ ) には現金での支援が望まれます。

1家族当たり 5000EGP 程度(25,000 円) が必要額です。収穫や経済状況により ますが 20 家庭へ届けたいと望んでいます。

 

 

上記した年に2回ほどの配給に加えて、より日常的に届けることができる支援も行っていきます。

具体的な内容は以下の通りです↓

 

 

 

 

 

ここで、主観だけではなく、いくつかの情報源から得たデータを掲載致します。

2019年、エジプト政府自身が発表した貧困率は国民の32.5%にのぼるとされ、2015年の貧困率は27.8%と貧困率は上昇傾向にあります。

また、若者の失業率は25%と言われています。 その状況で、人口は、1億人を突破、 0-14歳の未就学児の人口は全体の34.37%に及び、これから、ますます若年層の失業が増加する見込みです。

 

CIA World Facebook 2023 より引用

 

 

“近年ストリート・チルドレンの数が急増しており、ストリート・チルドレンが虐殺される事件なども発生しており、エジプト国政府は本格的な対応を迫られている。”とされています。また、「子どもと母性のための国家委 員会(National Council for Childhood and Motherhood、以下 NCCM)」が支援実施主体である国内外 NGO をとりまとめ、”支援が始まったところ”であり、1日に10人程度のストリートチルドレンに会う事は日常です。

 

エジプト国ストリートチルドレン調査より引用

 

 

エジプトで学校へ通うため必要な金額は 5000EGP (約 25,000 円)/ 新年度 (4 人家族の場合) 子どもの多い家庭の場合は支出はさらに多くなり、子供達を学校へ通わせることは困難な状況です。

 

教育を受けられなかった子供は、将来の収入が低くなり、家庭を持っても子供を学校に出すことは難しくなります。 このように、貧困の連鎖が生じます。

 

 

 

 

皆様のご支援は " 農園 " という形 で、永続的に引き継がれ、繰り返し貧困家庭を助けます。

 

 

 

目標金額 299万円 1st Goal

 

地元労働者の賃金(15ヶ月分) :  120,000EGP = 570,000円

牛3頭購入:9000USドル = 1,320,000円

牛の餌 (初めの9ヶ月): 54000EGP = 250,000円

牛の餌 (次の6ヶ月): 54000EGP = 250,000円

リターン仕入れ代 (国内送料込): 100,000円

合計 : 249万円

 

手数料(税別)12% : 358,800円

早期入金オプション(税別)3% : 89,700円

税 10% : 44,850円

 

2nd Goalを迎えることができた場合、

新たな目標金額として 443万円 を設定(追加分は、144万円)

 

【必要な資金の追加分】

牛2頭を追加で購入: 6000USドル = 870,000

牛の餌 (初めの9ヶ月): 36000EGP = 171,000円

牛の餌 (次の9ヶ月): 36000EGP = 171,000円

合計 : 120万円

 

【手数料など追加分】

手数料(税別)12% : 172,800円

早期入金オプション(税別)3% : 43,200円

税 10% : 21,600円

 

 

 

2023

12月 クラファンスタート

 

2024

1月 : クラファン終了

2月 : 返礼品の送付

3月上旬 :  

集まった資金の入金

牛3頭を購入、ラマダン

3月下旬 : 終了レポート

 

 

 

 

Hany Saad Elshazly

ハルカダ(エジプト南の紅海の街)でホステルを経営するオーナー。Hany自身がストリートチルドレンだった過去を持つ。幼い頃に師匠に助けられた。今でも師匠のことを常に心に描き、貧困者の支援を日々続けている。 1988年よりルクソールにてホテルの経営をスタートし、2件のホステルを経営した後、ハルカダに居を移した。1994年より、私財をかけて貧しい人々を助ける活動を続けている。

 

 

 

弓矢 結実乃 / Amane / ミノ

2017年7月JICAボランティアとしてエジプトに派遣。アラビア語のあだ名はアマーニ。8年間、教員として働きました。そのうちの2年間はエジプトの貧困家庭の子どもたちが通う公立学校にて図工・美術を教えました。現在も猫と一緒にエジプトに住んでいます。Hanyと一緒に貧困者の支援を行なっています。

 

 

 

豊永 雄正/ Yoseh /トミー

日本一周旅の末に、エジプトにたどり着いた大学生。アラビア語でつけてもらったあだ名は、ヨセフ。好きなエジプト料理は、ターメイヤ。

 

 

 

農園が2個に増えました!

 

2020年より始まった「Luxor Farm」ですが、ご支援のおかげで、デーツ(ナツメヤシの実)やレモン、家畜のための牧草などの収穫量を順調に伸ばしています。2022年には、同じくルクソールに、2個目の農園を建設しました。

 

 

ルクソール市内、カルナックビレッジにて配給を行いました

 

メンバーのHanyはルクソール出身、そしてストリートチルドレンとして生活していた過去を持ちます。そんな彼の生まれ故郷で、2023年1月大規模な配給イベントを執り行いました。このイベントでは、滅多にお肉を食べることができない貧困家庭の人々に向けて、大量のお肉料理を用意。加えて、お米と砂糖からできたエジプトのスイーツにみかん、ゆったりとした気持ちになれるお香、そして伝統的な音楽をみんなで共有しました。

 

ラマダンに合わせての配給

 

イスラム教では、ラマダン月間の最後の3日間のことをEid ul-Adha(イード・アル=アドハー)と呼び、とても大切な祝祭の日としています。そんなイードの時は、普段食べることができないお肉を食べることができたり、1年で一度新しい服を買ってもらえたりと貧困家庭の子供にとっては、さらに意味を持つ日です。2020~2022年、世界各国でコロナウイルスが猛威を振るい、観光資源を重要な収入源としてるエジプトでは、失業者が増加、貧困家庭に追い討ちをかけることとなります。年に一回、肉や服を買ってもらえるイードですら、それが困難になりました。そのタイミングに合わせて、コロナ影響で収入が途絶え、新年を祝うことのできない貧困家庭、17家庭に、合計17600EGP/116,788円を寄付を行いました。

 

 

 

 

このクラウドファンディングで使用している画像は、
・私達が撮影、制作
・著作権フリーのもの

・規約を守って使用している
のものとなっております。

 

寄贈先については以下の通りです。

・寄贈先の名称:Luxor Farm

・寄贈先からの寄贈の受け付けと名称掲載の同意の有無:有

プロジェクト実行責任者:
豊永雄正
プロジェクト実施完了日:
2024年5月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

Luxor Farmで3匹牛を購入する。約108万円分で牛を購入し、残りの金額は餌代および、餌を管理する農家への報酬として使用。

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リターン

3,000+システム利用料


心を込めたお礼のメール

心を込めたお礼のメール

【主催者から、心を込めたお礼のメール】
Hannyからのメッセージは、日本語に翻訳して、原文を添えて送付致します。ご支援いただきました全額を活動に当てさせていただきます。

申込数
56
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年3月

5,000+システム利用料


【THE エジプトのお土産】パピルス

【THE エジプトのお土産】パピルス

古来より使われる植物の繊維でできた紙のようなもの。それに、エジプト国内の神殿に描かれた壁画にも見られるようなモチーフが書かれたものをお届け。英語で紙を表す「paper」はこの”パピルス”が元になっているらしい、、、

*画像はリターンのイメージです。

申込数
30
在庫数
完売
発送完了予定月
2024年3月

3,000+システム利用料


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【THE エジプトのお土産】パピルス

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2024年3月
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