宇宙ポストに届くレターセット＆切手のご紹介♪

ページの閲覧ありがとうございます！
リーマンサットに参加して数ヶ月、日々勉強中のIkuです。本日は「作曲演奏衛星」RSP-03の開発状況、そして皆様にお届けするリターン品のレターセット＆切手をご紹介します。ぜひご一読ください。

「人工衛星の開発」といっても、いったいどうやって進めているんだろうと疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか？
わたしもその1人でした！本日は、開発メンバーにその流れと現状を解説頂いた内容をご紹介します♪

人工衛星は、試作モデルの作成を重ねて実際に宇宙に行く機体の作成にいたります。
リーマンサットの人工衛星RSP-03でも、開発を3つのフェーズに分け、各段階でモデルの審査・評価を行って次のフェーズに進む判断をしています。現在は、BBM（Bread Board Model）という初期段階の実験機で設計の妥当性や実現性を確認するフェーズ、EM（Engineering Model）という試作機を作成し宇宙空間に見立てた各種試験を行うフェーズを経て、ついに実際に宇宙に飛ばすFM（Flight Model）の作成に着手しています！

こちらは、1/29に開発現場で状況を教えていただいている様子です。

人工衛星は、試作機をお試しで宇宙に飛ばすことはもちろんできません！
そこで、宇宙空間での正常な動作を保証する信頼性評価や、JAXAの安全審査をクリアした機体を飛ばすことになります。
信頼性評価では、
・ロケット打ち上げ時の振動に耐えられるか？
・宇宙空間の熱・真空条件でも作動するか？
・宇宙空間で強い放射線を浴びてもCPUやメモリは壊れないか？
などを試験します。宇宙で無事に作曲演奏ができるよう、一つ一つ試験をクリアしていきます。
そして、安全審査への合格は宇宙に行くために求められる絶対条件です。
アクシデントによりロケットや国際宇宙ステーションで大事故を招いたりしてはならないため、厳しい審査が待っているのです。

開発現場では、こうしてモノづくりと地道な審査書類作成を同時進行でもくもくと（お菓子を食べながら）対応中です！

そしてRSP-03は、皆さまから集めたお願いごとをデータ化して搭載し、宇宙に届ける「宇宙ポスト」活動も行っています。
リターン品のレターセット&オリジナル切手にお願いごとをのせて投函いただければ、実際にRSP-03に乗せて宇宙にお届けいたします！RSP-03が役目を終えて大気圏に突入する際には流れ星になるかも...？

セット内容：便箋4枚、封筒2枚、63円と84円の切手シート１枚
「作曲演奏衛星」のコンセプトデザインを箔押ししたレターセットにオリジナル切手をあわせた拘りのデザインです♪

最後まで読んでいただきありがとうございました。精密な人工衛星も、毎日のアナログな活動と熱意からできていることを感じていただけたら幸いです。
夢のつまった「作曲演奏衛星」を現実のものにしたい！そんなリーマンサット・プロジェクトの思いにぜひあたたかいご支援をお願いいたします。