クラウドファンディング21日目、メッセージリレーNO.6は、メンバーの坂本がお届けいたします!

 

 冒頭に、今回のプロジェクトに支援いただいた皆様、シェアしてくださった皆様、この投稿をご覧いただいた皆様に御礼申し上げます。
地元の方々はもちろん、遠く離れた地からも、この小さな町鬼北町を応援してくださる方々がいらっしゃることを大変嬉しく思います。
 

次代へ思いを繋ぐ


結成から27年、現在活動するメンバーの中には、魁が培ってきた歴史よりも若い者も多く在籍しています。私は約13年前に魁に入会しました。入団当時、高校生だった私も就職し、結婚し、子どもも産まれ母になりました。太鼓への向き合い方もその転機を通じて変化してきました。
母になって思うこと、それはこどもたちにこの和太鼓を伝えていきたいということです。和太鼓の『技術』『音』『伝統芸能』にはとどまらない、和太鼓を通しての『輪』という魅力を子どもたちに伝えたいのです。

今、魁には小学生が3人在籍しています。そして、メンバーの子どもたち(まだまだおチビさんたち)がいます。彼女たちのほとんどは、親や周囲の環境から影響を受けたこともあり、自然と太鼓を聴いて育っています。和太鼓に親しみ、和太鼓が大好きなのです。そんな彼女たちを見ていると、魁の歴史を引き継いでくれる後継者となってくれることを期待せずにはいられません。しかし、地方の課題でもある著しい若者不足にみられるように、彼女たちがこの鬼北町で就職し、結婚し、居を構えることができるかどうか…定かではありません。きっと、その多くは進学や就職で離れていってしまうような、そんな切ない思いも抱えています。

     道の駅三角ぼうしにて 豆まきのようす(鬼王丸とともに)

 

心のふるさと、そして家族とともに


 私たちは何より地元の方々に支えられています。イベントに呼んでいただき、お祭りで演奏し、温かい言葉や拍手をいただき、そして裏方として接してくださるスタッフの方々の努力と温かさに触れる度に、鬼北町を好きにならずにはいられません。私はメンバーでも数少ない、町外の在住者です。それでも、第二の故郷と言えるほどこの町が好きです。こどもたちにも太鼓を通して、ふるさとの魅力にもっともっと触れて欲しい。技術や音だけではない、太鼓の持つ人の心を打って引き付ける魅力や、人々とのふれあいを通して感じて欲しい。そうすることで、きっと町外の私が感じる以上に鬼北町を好きになってくれるように思います。

 私にとって、魁は『家族』です。どんなことがあっても迎え入れてくれる『場所』です。出産、育児で少しの間離れてしまっても、また戻ってこられるホームです。同じように、就職のため地元を一時は離ながらも、再び帰郷して太鼓を打っているメンバーもいます。年長者は還暦を越え、ジュニア世代は小学生、共通点は『太鼓が好き』。同じ太鼓に向かって気持ちを1つに打ち込むことができる。これだけで深く繋がれる『家族』なのです。核家族世帯が多い現在、地元に家族以外の『家族のような存在』があるというのは、子どもたちが成長していく上でも大きな安心感と言えるのではないでしょうか。

 太鼓は『叩く』ことで音が出ます。子どもからお年寄りまで老若男女を問わずシンプルに音を出すことが出来るものです。しかし太鼓は『叩く』のではなく『打つ』ものだと教わりました。10年以上太鼓と向き合う私ですが、シンプルだからこそ難しく、奥が深いのものなのだと実感します。
 魁のテーマである『受け継がれていく音』いままさに私たちがその一部なのだと感じています。
 発足から受け継がれてきた音を、歴史を、そして地元を愛する気持ちを、次の世代へと受け継いでいく担い手なのだという意識と高い志をもって、鬼北町のこどもたちに伝えていきたいと思っています。
7月の記念公演で、一人でも多くの方に私たちの感謝と和太鼓の魅力が伝わりますよう、練習に励みたいと思います。

     太鼓集団 魁 坂本 恵

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