飼い主のいない猫30頭の不妊手術を実行します

 

捕獲器に入った２番目の猫♂

おそらく餌付け期間が短すぎた為だと思いますが

じゅうぶんに引き付けておかずに早い段階で自分から捕獲器に入って捕まってしまった子は

手術後リリースしてからの消息がわからなくなってしまいました。

残念ながらこの子もそのパターンでリリース後に再会できていません。

 

 

 

３匹目の子♂

この子は何日か餌を食べさせ、並行して近くに捕獲器を置いてあったのですが

とても頭が良く、目の前に餌をセットした捕獲器があっても

なかなか捕まってはくれませんでした。

何日か目にようやく捕獲成功。

この猫はリリース後３回防犯カメラに映っていますが

普段どこで餌を食べて暮らしているのかわかりません。

 

 

 

４匹目の子♂

この子は防犯カメラにも映った事がない、はじめましての♂猫でした。

捕獲器の扉が閉まっているのを見て、これで当初の目的は果たした、と思ったのに

中に入っているこの子を見て何とも言えない気持ちになってしまいました。

この時私はずっと１匹の黒猫を追いかけていて

その黒猫を捕獲しようと思っていたのです。

 

 

捕まったこの子は我が家の庭で一度も美味しい食事をしたことがありませんでした。

初めて訪れた所で突然恐い思いだけをしてしまった為か

やはりリリース後の消息がわかりません。

 

 

 

こんな事が３匹も続いた為、後に捕獲する事になった風邪で具合が悪かった子は

猫の風邪に有効とされるサプリメントを与えて状態を見ながら

ギリギリまで餌で馴らしてから捕獲しました。

リリース後に一度も戻って来なければ毎日きちんと風邪薬を与えることもできない、と思ったからです。

 

 

鼻水を啜り、くしゃみをして、目ヤニだらけの元気がない状態で

あちこち脱毛した状態で現れたのがこの子です。

あまりに毛が薄かったので、薄井さんと呼ぶようになりました。