はじめまして。札幌店店長あかねの夫・ひろゆきです。

とりきち横丁の「鳥を幸せにしたい」という考えにご賛同いただき誠にありがとうございます。

私は現在はサラリーマンとして働いていますが、札幌店オープン後はあかねと二人でお店を運営していきます。

 

今回は、私の自己紹介と開店への思いを書かせていただきます。

 

私は1985年に神奈川県の横浜で生まれました。

実家は生花店を営んでおり、小学生のころからは店番を手伝ったり、近所のお客さんの家までお花を届けたりしていました。

北海道大学に進学するときに北海道に来て、その後札幌に8年間、函館で5年間暮らしました。札幌での店舗オープンのために2017年4月に転職して札幌に引っ越してきました。

 

わが家の長男・とろろ

 

実家でも私が小学校1年生のときにインコを飼い始めました。

黄色いセキセイインコで、ファイという名前で可愛がっていましたが、私が中学校2年生のときに永眠しました。

約8年間一緒に生活できたので、天寿を全うできたのかなとは思いますが、今思い返すとファイとの接し方に疑問もあります。

「鳥は飛ぶもの」という考えがあったので、実家では毎日放鳥はしていました。その点は問題なかったと思うのですが、与えていたエサは商店街のペットショップで買ったもので、たしか剥いたシードだったと思います。与えていたものはそれと水だけでした。小松菜などの野菜類を与えたこともないですし、サプリメント類も与えた覚えがありません。ペットショップには「鳥のエサ」とかかれた商品が売られており、それを鳥に与えるのが当たり前で、それだけで十分だと思っていました。

 

ファイが永眠したあとに、実家では犬を飼い始めました。

ナツという名前のビーグルです。ナツにも最初はペットショップで買ったドッグフードを与えていたのですが、何度か吐き戻すことがあり、動物病院に連れて行きました。診断の結果、病気ではないが食べるものには注意したほうがいいということになり、それからは動物病院で勧めてもらったドッグフードを与えるようになりました。それからもナツは具合が悪くなれば病院に行って診てもらうことが続きました。

 

わが家の長女・はなび

 

これは私の個人的な経験なのですが、しかし、日本の鳥と犬を取り巻く環境の違いを表しているように思います。つまり、犬を飼うことに対しては飼い主の意識が高まっており、社会もそれに応える環境が整っているが、鳥に対してはまだ整っていないということです。

鳥に対しては、身近なペットショップで売られている食べ物や飼育用品の種類が少なく、また専門店の数も少ないのに対し、犬の食べ物はテレビCMが流れるほど購買者が多く、種類も豊富です。動物病院でも、犬の飼い方についてアドバイスできる先生はたくさんいらっしゃるのでしょうが、鳥の飼い方についてアドバイスできる先生はそう多くはいらっしゃらないのではないでしょうか。そもそも、鳥を動物病院に連れて行って診てもらうという意識をもっている人もまだ少ないのかもしれません。人口が550万人弱いる北海道でも鳥の専門とうたっている病院はひとつしかありません。

 

犬を飼っている世帯は総世帯の20%弱、鳥は2%弱と言われています。そのため犬の健康やQOLに対する意識は高く環境も整っているが、鳥はまだそうではないのでしょう。しかしながら、私の親の世代が子供のころは犬の飼い方も今とは全然違ったものでした。人間が食べたものの残りをエサとして与えていた家庭は多かったでしょう。犬を家族として愛する人たちが増えた結果、社会もそれに応える形に変化していったのでしょう。

 

手の上で安心して羽繕いをするとろろ

 

鳥が好きで飼っている人たちにとっては、鳥たちはかけがえのない家族です。鳥たちが安心して健康に過ごせるように気を配っていただいていると思います。しかし、家から通える範囲に動物病院がない、鳥の生活用品を売っているお店がないなど、個人ではどんなに努力しても変えられないこともあります。

 

そんな中で、ドイツからオーガニックのシード類やサプリメント、鳥たちに無害な用品を取り扱っているとりきち横丁の存在は大きかったのではないかと思います。通える病院がないのであれば、なおのこと、日ごろの食事に気を配り体調を崩さないように注意する必要があります。

 

今回、クラウドファンディングを開始してから実感したのですが、店舗のオープンを多くの方々が応援してくださっているということは、店舗で商品を直接手に取って見たい、購入したいというご要望だけでなく、鳥たちの健康についての相談やアドバイスを受けたいという潜在的な欲求もあるのではないかと思いました。鳥の飼い方について気軽に相談したり、シード類・サプリ類の違いについて具体的な説明が聞きたいなどのご要望もあるのではないかと考えています。

 

また、北海道には行けないけれど支援してくださっている方々もいらっしゃいます。自分の家の近くにもとりきち横丁ができたらいいなという思いの方もいらっしゃれば、「鳥たちを幸せにしたい」という私どもの考えに共感してくださる方もいらっしゃるのだと思います。

 

鳥たち自身がいくら努力しても、鳥を取り巻く環境を変えることができません。「鳥たちを幸せにする」ためには、私たち人間が環境を変えていく必要があります。

とりきち横丁札幌店は、そのために微力ではありますが活動をしていきます。

私たちが店舗で扱う商品によって鳥たちを幸せにして、お店の姿勢に共感していただける方々を増やし、鳥たちが幸せに暮らせる社会を作っていきたいのです。

 

愛らしく尊いこの子たちを幸せにしたい

 

正直、私自身はまだまだ鳥との暮らし方については知識不足で、妻から教わることばかりです。

店舗がオープンした際には、私自身がお客様に対して商品の説明やアドバイスができるように、これからしっかりと勉強していかなければなりません。

まずはバードライフアドバイザー3級を取得するなどして今も勉強中ですが、今後はベルリンのとりきち横丁本部で、スタッフ育成のための研修を受けさせていただきたいと考えております。

あらゆる商品知識・管理方法はもちろんのこと、とりきち横丁の理念やお客様への向き合い方など学ぶことは多岐にわたり、そしてそのどれもがこれから札幌店のスタッフとして働く私にとって必須項目です。

 

今回のクラウドファンディングでご支援いただいた金額の一部を、ぜひ、私の研修費用に充てさせてください。

皆様の応援のお気持ちに応えられるように、精一杯、今後も精進してまいります。

 

函館のシジュウカラ。野鳥撮影も趣味です