里親と子どもの絵本を出版したい！

委託を受けるまで・・・マッチングって？？

 

さあ！晴れて里親に認定されました！

 

実は、認定されたからといってすぐにお声がかかるわけではありません。

すぐに声がかかる家庭もあれば、何年も声がかからないという家庭もあります。

里親として、ヤキモキする時間だと思います。

 

 

　　　　　　　　

 

 

せっかく里親登録したのに、子どもを迎え入れる機会がずっとないというのは、とても気落ちすると思いますし、なぜ？という気持ちにもなると思います。

 

 

里親制度というのは、子どものための制度ですので、その子にピッタリの里親さん、里親家庭を探します。

私は、1人の子どもに10家庭以上はないとピッタリ合う家庭を見つけるのは難しいのではないかな？と思っています。

 

ですから、児童相談所や里親支援機関が、一つ一つの里親家庭の強み、弱み、状況など登録時のみではなく、定期的に確認して情報を持っておいていただけるとありがたいなと思っています。

 

家庭も生もので、ちょっとしたことで変化が繰り返されるものだと思うからです。

 

細やかに未委託の家庭に連絡を取って状況確認や希望条件の相談などをしていただいて、フォローと委託に向けてのアプローチをお願いしたいと思います。（もちろん今もされています）

 

でも、もしかしたら、発掘されていない、ピッタリの家庭も潜んでいるかもしれないと思うのです。

 

 

 

 

私たちも、今の状況はこうですよ～！とか、私たちはこんなことを考えていて、こんな家庭ですよ～！と情報提供もしていくとお互いにいいのかな？と思ったりもします。

 

 

 

さて、本題に入るまでの前振りが長くなってしまいました！

ここからのお話も地域によって流れが違うかもしれませんので、私の場合の参考です。

 

 

里親家庭で育つことが最善だなと思われる子どもがいた場合、児童相談所では、どの家庭が子どもにとってより良いかな？と検討がされます。

 

この里親さんに！と候補にあがると、こういった子どもがいるのですが…とお声かけがあります。

ここで、ぜひ我が家へとなると、家族全員の意思確認と子どもの詳しい説明を受けることになります。

そこで、委託を受けたいです、となると、いよいよマッチングが始まります。

 

 

まずは、子どもに会いに行きます。

子どもと関わってみて、マッチングを進めていくのかどうかの確認がされます。

 

 

 

 

そして、面会をくり返していきます。

子どもとの様子や、子どもの気持ち、いろいろなことを児童相談所や里親支援機関では観察・確認されます。

 

面会も、時間を少しずつ長くしたり、外出をしたり、いろいろな形で進めていきます。

そして、自宅で過ごす時間を作ったり、お泊りをしてみたり、泊数を増やしてみたり・・・という感じです。

 

＊マッチングの頃はまだ小さい子ども用のおもちゃなどもあまりなく殺風景なお部屋でしたね。今とは大違いです。

 

 

形式的に段階を…ということではなく、子どもと里親の様子や気持ちを確認しながら進めていってもらえます。

 

ですので、期間も子どもと里親家庭によって短かったり長かったりします。

短いからいい、長いからダメとかではなく、その子どもと里親家庭がどちらも安心して暮らせるように考えてくださるのだと思います。

 

そうは言ってもタイミングはどんなことにも大事だと思いますので、そのタイミングを逃さず進めていってもらえるとありがたいなと思います。

 

さて、そうしてマッチングが進んでいくと、子どもと里親家庭に最終的な意思確認があり、児童相談所と関係機関の方々で委託するのかどうかの会議が行われます。

そこで、認められると、委託決定です。

 

 

今、一緒に暮らしている子どもの委託が決まりましたというお電話をいただいた時は、「よっしゃーーー！」と家族で喜びました！

 

 

 

 

また、マッチング中に里親さんが難しいなと感じたり、子どもに里親さんを受け入れる様子がなかったりなど、様々な事情でマッチング中止もあります。

 

 

私がマッチングを進める中での子どもとの関係を思い返すと…

マッチングが始まって、いつも来ていたおばちゃん、おじちゃんがある時から急に来なくなった…とか、数年後に、時々来ていたあの人は誰だったんだろうとか子どもが混乱してしまったり、また喪失体験をさせてしまうことになったりもすると思いました。

 

だからといって、不安な思いを隠して子どもを迎え入れると、もっと大変なことになることも考えられます。不安は率直に出して、解消していく、時には断念することも大事だと思います。

 

だからこそ、慎重に里親候補を選ぶのでしょうし、多くの里親候補が必要だと思います。

 

 

 

 

このプロジェクトも皆様のお力添えのおかげで、目標の70％を超えました。

本当にありがとうございます！

 

ご支援もですが、いろいろな方に記事を読んでいただいて、里親制度のことを知ってもらったり、興味をもってもらったり、家族の会話にしていただいたりすることもとてもありがたく嬉しく思っています。

 

ぜひ、引き続きご協力お願いいたします。