シリア紛争から10年。紛争下の子どもたちが、夢を持ち続けるために。

寄付総額

1,166,000

目標金額 1,000,000円

寄付者
105人
募集終了日
2021年5月31日

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2021年04月30日 17:00

シリア危機 2015年~2016年:安全に避難生活を送るために

本日は、2015年から2016年の子どものストーリーとセーブ・ザ・チルドレンが届けた支援についてご紹介します。

 

2015年当時、子どもたちは学校に行くのも、命がけでした。シリアでは学校すら、もはや安全な場所ではなくなってしまったのです。

 

2015年3月に空爆されたシリア北部の学校
▲2015年3月に空爆されたシリア北部の学校(2015年8月撮影)

 

▲カリドさん(7歳)

 

午前9時に空爆が起きたとき、カリドさん(当時7歳)は学校の試験を受け終え、校庭で休み時間を過ごしていました。1発目の職員室に落とされたミサイルは、3人の先生の命を奪い、6人を負傷させました。2発目のミサイルは校門のすぐ近くに落ち、5人の子どもが命を落とし、50人が負傷、うち15人が重傷を負いました。カリドさんは、右手を失いました。空爆は、日常の生活を送っていた子どもたちの人生を一変させ、命までも奪いました。

 

また、紛争は、突然家族を奪い去ってしまいます。2016年、シリア北部アレッポでは90人の子どもの命が奪われました。多くの子どもが親を失い、なかには、子どもだけで生きていくことを強いられた子もいました。

 

▲ヤナさん(19歳)

 

2016年当時19歳のヤナさんは、7人の弟や妹を連れ、デリゾール(シリア東部の包囲された都市)からレバノンに避難しました。デリゾールでは、極度の食料不足により、餓死してしまう子どももいました。ヤナさんときょうだいも3、4日食べることができない日がよくありました。

 

ヤナさんは、爆撃から身を守るための地下シェルターの状況を話してくれました。
「過密状態の地下シェルターに、食べ物はありませんでした。見つからないように、大人は子どもを落ち着かせようとしていましたが、子どもたちは恐怖のあまり大声で叫んでいました。爆撃が起こると、けがをしている人は逃げることができず、置き去りにされていました。一人だけ看護師がいましたが、あれだけのけがをした人を一人で処置するのは不可能でした。」
 

ヤナさんときょうだいは、4回デリゾールから避難しようと試みましたが、脅され追い返されました。最終的に、車のなかに隠れて脱出できましたが、レバノンにたどり着くまで3日間山の中を歩き続けました。

 

ヤナさんは、このように話してくれました。
「以前は良い生活を送っていた子どもたちは、突然死体の横を歩いて避難するといった生活となり、本当に怖かったと思います。『なぜこんな生活をしなくてはならないのか』など、いろいろな質問をしていました。子どもは紛争が何かを知りません。自分たちの身のまわりで何が起こっているのかよく理解していません。」
 

セーブ・ザ・チルドレンはパートナー団体を通して、包囲された地域や、支援を届けることが困難な地域にも、さまざまな支援を行ってきました。
このような地域では、人々は避難することもできず、食べ物や薬、燃料などの生活必需品も手に入れることができなくなり、生活は困難を極めます。
 

2016年までに、シリア国内で届けた支援
・食料や衛生用品キットの配布
・水道の修復
・爆撃や包囲下での生活を経験した子どもたちへのこころのケアの提供

 

2016年時点で、シリア国内の包囲地域や支援を届けることが困難な地域に暮らす50万人以上の子どもたちに支援を届けました。
 

レバノンでの支援活動
・木材やビニールシートなどのシェルターキットの提供
・厳しい気象条件に備えてテントの準備
・定期的な避難先の環境改善
 

シリア北部の村で、食料を配布している様子
▲シリア北部の村で、食料を配布している様子(2015年8月撮影)

 

戦闘が激しい地域に住む子どもたちは、生きるために命がけで周囲の国に避難しなければなりません。
また避難できたとしても、その場所で安心・安全な生活を送れるとは限りません。
セーブ・ザ・チルドレンは、脆弱な立場に置かれた子どもたちの生活を支えるための支援や教育の機会を提供し続けます。


ぜひ、皆さまのご寄付へのご協力をよろしくお願いいたします。
 

ギフト

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たとえば、十分な食事を6人家族へおよそ1ヶ月間提供できます。

寄付者
31人
在庫数
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2021年7月

30,000


alt

30,000円 ご寄附コース

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たとえば、人道危機の影響を受けた子どもを守るシェルターキット(テント、ブランケット、マットレス等)を7セット提供できます。

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たとえば、重度の急性栄養不良の子ども4人を治療することができます。

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たとえば、重度の急性栄養不良の子ども7人を治療することができます。

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3人
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2021年7月

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