ひとり親家庭へ1世帯でも多く「食」の支援を届けたい

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

寄付総額

5,460,000円

目標金額 5,000,000円

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2020年06月26日 10:27

セーブ・ザ・チルドレンは、新型コロナウイルス感染症緊急子ども支援として5月下旬に東京23区内を対象に実施した「ひとり親家庭応援ボックス」（食料品や遊具の提供）を通し、さらなる支援を求める声に応えるため、首都圏の1000世帯へ配布することを目標に準備を進めてきました。

6月に実施したひとり親家庭への緊急追加支援では、ひとり親家庭の保護者の皆さんから、5月の時に増して切実な状況を訴える声が届いています。

　・「生きていく気力がもうないです。コロナで仕事も友人もなくして、がんばっても報われない気がする。短期アルバイトで食いつないでいますが、この後を考えると不安です」

　・「とにかく食費がない。スープだけでしのぐ時もあり、子どもの栄養が心配。精神的にも余裕がなく、イライラしたり、落ち込んだりしてしまう。」

　・「パートタイマーで働いております。子どもは低学年で、私よりも食欲あるため、お米の減りがすごいです。食費もかなり増えているのに、給料は半分以下です。私のパート代は、家賃も払えないくらいです。貯金を切り崩していますが、不安しかないです。」

　・「子ども達に食べさせる為に自分は1日1食に減らし、生活しています。子どもたちがこれからますます食費や学費がかかる年齢になるので、経済的な不安が大きすぎます。」

　・「皆様が大変な中、自分だけが弱音を吐いてはいけないと分かっていますが、まだまだ社会はひとり親に対して見放しているところがあると思います。」

　※紹介した声は、原文から一部を抜粋し、文意が変わらない範囲で編集しています。

全国的に緊急事態宣言が解除されてからおよそ１ヶ月が経ちますが、休校や外出自粛が長期化したことによって、ひとり親家庭における食、家計の悪化、さらには先行きの不安からくる精神的なストレスが、さらに深刻さを増していることがわかりました。

セーブ・ザ・チルドレンは、今回のひとり親家庭への緊急支援を通して受け取った声や情報を基に、国や自治体が支援策を拡充するよう、提言活動をさらに進めていきます。

食料品を直接届けるだけではなく、根本的な解決に向けてご支援を賜りますようよろしくお願いします。

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