ストリートチルドレンが自立できるよう、学校を卒業させたい

こんにちは、佐藤陽介です。

クラウドファンディングを始めてから1か月がたとうとしています。現在、支援金額が90万円を超え、あと残り70万円ほどになっています。これまで支援してくださったみなさま、本当にありがとうございます。プロジェクト達成に向け、期間後半も頑張りたいと思います。

 

さて今日は、私がなぜ途上国の貧困問題に関心を持つようになったのか、ということについて書きたいと思います。

 

SAVO設立初期

 

私が発展途上国の貧困問題に関心を持つようになったきっかけは、中学校の「ユニセフ週間」です。私が行っていた中学校では、1年に1回ユニセフ週間というものがありました。何をするのかというと、学校が日本ユニセフ協会から、主に途上国の子どもの問題に関する教材（写真パネルやビデオ等）を借りてきて、そういった問題をみんなで勉強し、寄付金を集めるというものでした。

 

中学生だった私は途上国の貧困問題に大きな衝撃を受け、そして先進国と途上国のあまりに大きな格差に、強い問題意識を持ったのでした。やはりユニセフの教材って、よくできているんですよね。

 

そこから私は、発展途上国の人々の暮らしや、先進国と発展途上国の関係に対して、関心を向けるようになりました。すると、私たちの豊かな暮らしは、途上国の人々の、ある種の「犠牲」の上に成り立っているということがわかってきました。

 

古くは植民地支配や奴隷制度、近現代では先進国の企業による熱帯林の破壊や環境汚染、不当に安く危険な労働、その結果としての異常なほど安い商品・・・低賃金労働や廃棄物輸出の問題は、2022年になった現在でも続いています。

 

こうした理不尽な関係を変えなければ。そんな思いから大学時代は、南北問題（当時、先進国と発展途上国の格差の問題を、豊かな北の国（先進国）と貧しい南の国（発展途上国）の問題ということで南北問題と呼んでいた）について勉強し議論したり、古本を集めてNPOに寄付したりするサークルに入りました。またNPOのスタディツアーでフィリピンを訪問し、実際にスラムや貧しい漁村を訪れるといった活動をしていました。

 

そして、将来はこうした問題解決のために働く仕事がしたいなと思い、JICA（国際協力機構）やJBIC（国際協力銀行）なんかも受けたりしましたが、残念ながら縁がなく、結局一般企業に就職したのでした。ちなみに私の専門は建築であり、現在建築関係の仕事をしております。

 

そんな中、ウガンダを旅行したときに、あるウガンダ人に出会ったことがきっかけで、この活動をすることになり、現在に至ります。（これに関しては「プロジェクト概要」に書いています）

 

まったくの偶然ではありますが、私が学生時代にやりたいと思ったことを、実際に今しているわけです。なんか不思議なものです。

 

活動はすんなりとはいかないし、なかなか大きく広がってはいきませんが、支援をしてくださる方がいらっしゃるお陰で、何とか今までやってこられました。

 

私はこれからもライフワークとして、この活動を続けていくつもりです。

次回は、なぜ私がこうした活動を続けるのかということについて書きたいと思います。

 

夜中に街を歩くストリートチルドレン