患者は家族|寄り添い続ける為、遠隔診療と換気システム導入へ

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支援総額

5,965,000

目標金額 2,000,000円

支援者
234人
募集終了日
2020年12月11日

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2020年12月10日 10:39

【対談リレー#7】金部長×山屋課長×重城先生

 

 

皆様こんにちは。西新井病院クラウドファンディング事務局です。温かいご支援、心強い応援のコメントを、ありがとうございます。

 

さて、本日は、対談リレー7弾のご紹介です。

 

今回のプロジェクトを発案された重城先生と、診療支援部部長 薬剤師 金 用恵さん、診療支援部課長 栄養士 山屋 恵美子さんの対談です。

 

▼ 目次

 

|足立区の件数の約4分の1を占めたPCRセンターの苦悩。


|時期を経て、年齢層が変わってきた。


|コロナに対応するスタッフの精神的なストレス


|定期的な情報のアップデートで対応を正確に。


|温かいご支援を受けて。

 

 

 

|足立区の件数の約4分の1を占めたPCRセンターの苦悩

 

重城先生:よろしくお願いいたします。今日は、PCRセンターの金さん、山井さんにお越しいただいて、PCRセンターのお仕事の内容と、これからのお話をお聞きしたいと思います。お二方の、コロナに対して携わっているお仕事の内容をお話いただけますか?
 

金部長:COVID-19対策本部が立ち上がり、PCR外来が始まりました。私は主にPCR外来の運営を管理しています。全体的には、各部署のトータル管理をしている形で現在に至ります。

 

 

山屋課長:私も、対策本部が立ち上がり、各職場長がそこのメンバーとなった中の一員として、業務に当たっています。その他、患者さんの案内誘導、検査ブースの消毒などの担当者ローテーションを決めています。

 

重城先生:この西新井病院のPCRセンターは4月に開設されて、現在は主に保健所からの依頼、希望があった方のPCRを実施しているということですが、今までの実施された件数、どのような患者さんがいらっしゃっているのかなどを教えていただけますか?

 

金部長:4月下旬から始まり、7~9月の件数がピークでした。今までに実施した件数を併せると「足立区の件数の約4分の1くらいを占める」と、事務長から聞いています。
 

重城先生:1週間でどのくらいなんですか?

 

金部長:ピークの時から比べるとだいぶ減り、最近は100人強位の検査数です。

 

重城先生:陽性患者さんは何%くらいいらっしゃいますか?

 

山屋課長:そんなに多くないと思います。1日1桁くらいです。

 

 

|時期を経て、年齢層が変わってきた

 

重城先生:患者さんのバックグラウンドというか、患者さんの層が変わったなどありますか?

 

山屋課長:すごく感じるところがあります。開設し始めた時は、高齢者の方が多く、車椅子で来られる方もいらっしゃいました。そのあとに足立区で起こったクラスターの検査を行なって、年齢層が下がり、20代30代に移行しつつ、厚労省からアプリで検査を促された方に移行し、今は家族でのクラスターが日本中で増えていることもあるのか、家族単位で来院される方が1日に何組かいらっしゃいます。

 

 

重城先生:なるほど。無症状の患者さんも何人かいらっしゃるのですか?

 

山屋課長:そうですね。診察の内容を伺っていると、無症状の方もお見受けします。

 

重城先生:アプリを使えるということになると、ある一定の年齢以下の患者さんが多いんですか?

 

山屋課長:アプリで来院された方は割とサラリーマンの方が多く、きっと電車の中で接触があったのではないかという風に感じてらっしゃると思います。

 

 

 

|コロナに対応するスタッフの精神的なストレス

 

重城先生:PCRセンターにおいて、多くの方が受診され、検査をされています。最前線で働き、リスクを追われているということで、やられているスタッフの方々は精神的なストレスも多かったのかなと想像しているのですが、具体的にどのようなことがありましたか?

 

金部長:立ち上げ当初は、患者さんと直接接する部分は、救命士がガイド的役割(導線を交差させない、ソーシャルディスタンスを保つなど)で形を固めてくれました。また、看護師、検査技師は検体採取、薬剤師は消毒薬の準備など各職場長が各々のエリアに自然に入りました。

 

そして今度は、救命士が連日ローテーションに入ると「救命士の仕事が出来なくなるから、私たち(他部署)がやろう」、職場長たちだけがローテーションに入ると「職場が困るから私たち(後輩)がやろう」というように連鎖し、少しづつ参加スタッフが増えていきました。他施設の応援を含めると延べ100人くらいのスタッフが関わっています。

 

 

重城先生:色々な職種の人々と一緒にローテーションをし、技術をシェアしながら患者さんのソーシャルディスタンスの導線を整えていったということですね。スタッフや患者さんの間でも、感染が広まることもなく、これまでやってこられたということですね。そのほかに何か工夫はありました?

 

山屋課長:最初は、災害拠点病院の職員といっても、そんなに大きな感染に関わることはないので、防護服の着方一つわからなかった職員が多かった中で、レクチャーを受けながら、防護服の着脱を覚えていきました。その上で、感染の勉強会をここで行いながら、防護服からアイソレーションガウンへの移行を図りつつ、最終的な形になっています。

 

感染のリスクが高いという部分でのストレスはみなさんお持ちで、家庭を持たれている職員も多いので、自分の家に持ち込まないかという不安を抱えている方は正直いらっしゃったと思います。それを表立って口に出す方はいらっしゃいませんでした。積極的に活動に参加していただけたのは、現場を預かる私達からすると、ありがたい環境だったなと思います。

 

 

 

|定期的な情報のアップデートで対応を正確に。

 

重城先生:一番の的というのは、ウイルスというよりも、知識が足りなくて無駄に怯えてしまうこととか、するべきことをしていないことだと思うのですが、定期的に情報のアップデートの機会を持たれています?

 

金部長:全てが手探り状態で、当初は毎日総括をしていました。例えば、消毒薬の次亜塩素酸ナトリウムは濃度によって不活化する時間も違い、その後の水洗いも必要ですが、その手順を守ると時間が押してしまうけど、でも外すこともできない。では、どうしたらいいのか…という感じでした。半日かかりながら毎日やっていました総括を入れると半日かかりながらPCR外来をやっていましたが、そこで情報をアップデートし、少しずつ効率化し、まとまっていきました。

 

重城先生:なるほど。日々の反省を元に改善しかれたのですね。そのように改善をしてきた中で、今現状クリアしなければならない課題、問題は残っていますか?

 

 

山屋課長:当初はコロナに病院全体の視線がいっていたので、自分たちの業務は縮小しつつ、PCR外来に時間をかけられる職員が多かったです。当時はそれで診療が回っていた部分があって、クリニックの診察数が減っている分、注力できていました。

 

一方で今後Withコロナに伴って、業務も通常に戻りつつあり、、PCR外来にかけられる人が減っていくことが大きな課題です。患者さんの待ち時間を短縮させつつ、導線を変更し考えたり、1日に必要なスタッフの人数を減らしていくことが、一般の業務と並行していくためには、今後の大きな課題かなと捉えています。

 

|温かいご支援を受けて。

 

重城先生:なるほど。そうなんですね。みなさんがコロナ対応に当たってくださっていることで、地域の皆様も安心して生活ができているわけですが、地域の方から、今回のクラウドファンディングにたくさんのご支援をいただいています。大きな励ましの言葉もいただいています。クラウドファンディングの取り組みで、地域の方からの温かい声があることに関するご感想などはありますか?

 

金部長:今コロナを期にリモートワークが進んでいく中、「Face To Face」の医療業界ではまだ、難しい部分だろうと思っていました。今回、遠隔診療のためにたくさんのご支援をいただきまして、本当に感謝しています。襟を正す思いです。皆様のご支援を医療を通しきちんとお返しできればと思います。

 

山屋課長:HPの方からたくさんのメッセージをいただいていて、年齢層関係なく、皆様が身近に感じていただいているからこそ応援のメッセージをいただけていると思いますので、地域の方の健康を守るという意味では、共に地域の方が頑張ってくださるのはありがたいなと思って感謝しています。

 

重城先生:これから冬本番で、お二方のお仕事も忙しさをますと思いますが、ぜひご自身も気をつけていただいて、うまくいっている状態が長続きするように、引き続きよろしくお願いいたします。

本日はありがとうございました。
 

 

 

リターン

10,000


alt

10,000円のご支援

・お礼のメール
・活動報告書

支援者
131人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

30,000


alt

30,000円のご支援

・お礼のメール
・活動報告書
・HPにお名前記載(ご希望者のみ)

支援者
32人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

50,000


alt

50,000円のご支援

・お礼のメール
・活動報告書
・HPにお名前記載(ご希望者のみ)

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

100,000


alt

100,000円のご支援

・お礼のメール
・活動報告書
・HPにお名前記載(ご希望者のみ)
・院内ポスターにお名前記載(ご希望者のみ)

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

300,000


alt

300,000円のご支援

・お礼のメール
・活動報告書
・HPにお名前記載(ご希望者のみ)
・院内ポスターにお名前記載(ご希望者のみ)

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

500,000


alt

500,000円のご支援

・お礼のメール
・活動報告書
・HPにお名前記載(ご希望者のみ)
・院内ポスターにお名前記載(ご希望者のみ)


支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

1,000,000


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1,000,000円のご支援

・お礼のメール
・活動報告書
・HPにお名前記載(ご希望者のみ)
・院内ポスターにお名前記載(ご希望者のみ)


支援者
2人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

3,000


alt

3,000円のご支援

・お礼のメール

支援者
53人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年2月

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