開発途上国の暮らしをリアルに体感できるVR映像をつくりたい！

 

こんにちは、セカイ・メディアラボの古田亜以子です。

 

先月、鎌倉で開催したイベントに来てくださった、DJのロバート・ハリスさんから応援メッセージをいただきました！

 

ハリスさんは高校時代から国内外をヒッチハイクで旅し、大学卒業後は東南アジアを放浪。バリ島での1年の滞在を経てオーストラリアに渡り、16年滞在されたというご経歴の持ち主です。

 

 

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先日、セカイ・メディアラボが撮影したイラクの映像をVR（バーチャル・リアリティー）で観ました。素晴らしい体験でした。

 

そこには難民キャンプがあり、貧しい人々の厳しい現実がありましたが、それと同時に美しい花畑があり、子供たちの遊ぶ姿があり、若者達の日常や、老人たちの笑顔もありました。これらの映像をゴーグルで360度、立体的に観ていると、まるで自分もそこにいるかのような感覚を楽しむことができました。

 

これらの映像を通して、石井光太さんと安田菜津紀さんが伝えたいのは、アジアやアフリカや中東の途上国の「日常」だと言います。途上国の人々の貧しさや、戦争に巻き込まれている国々の悲惨さだけではなく、日本人と変わらない人々の生活がそこにはあるのだということを日本の人たちに、特に未来を担う子供達に知ってもらいたいと。

 

世界を旅していると、ものめずらしい風習やお祭りや儀式にびっくりすることも多々ありますが、それ以上に感じるのは、どこへ行っても、人間は人間なんだなということです。どの国へ行っても、そこには歌があるし、友情があるし、子供を愛する親の笑顔があります。そこには笑い声もあるし、もちろん涙もあります。恋人たちの幸せもあるし、失恋の苦しみもある。忙しい日々の中の憩いのひと時もあるし、苦しい環境の中、ユーモアのセンスを忘れないで頑張っている人々の姿もあります。

 

こういう現実を、リアルな世界を垣間見ることによって、われわれは初めて異国の人々を身近に感じることができます。そして彼らを身近に感じることによって、われわれの中に初めて理解やエンパシーや連帯感というものが生まれるんだと思います。

 

セカイ・メディアラボのみなさんはこれからも色々な世界へ足を運び、その世界の日常やリアルを撮影し、それらをVRの映像をとおして見る人々に彼らの世界を知ってもらい、身近に感じてもらいたい、と言っています。そしてそこから平和とは何か、自分のできることは何かを考えるきっかけ作りをしたいと。素晴らしい試みだと思います。

 

ぼくも出来る限りの応援をしていきたいと思っています。

 

VR関連の機材はまだまだ高額ですし、活動資金や辺境の地への渡航日も不足しているのが現状です。われわれの応援、支援なくしてこのプロジェクトの成功はあり得ません。なので、たくさんの人々が彼らの試みに協力の手を差し伸べてくれることを、ぼくは祈っています。

 

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ハリスさん、力強い、温かいメッセージをありがとうございました！