少しでも不安を取り除ける空間を｜周産期センターのリニューアルへ

島根大学医学部附属病院　検査部です。

生まれてきた赤ちゃんや出産前後のお母さんの身体の状態を知る上で、臨床検査は欠かせない存在です。検査部では、先生方が赤ちゃんやお母さんを診察される際に必要となる検査結果を正確かつ迅速に提供できるように24時間体制で対応しています。また、急遽、赤ちゃんやお母さんに輸血が必要となった場合にも、適性で安全な輸血ができるように24時間体制で対応しています。

臨床検査には、検体検査（血液検査、生化学・免疫検査、尿検査、微生物検査、遺伝子検査）、輸血検査、病理検査、生理機能検査（心電図、脳波、超音波検査など）があり、非常に多岐にわたっています。また、新生児マススクリーニング（生まれつきの病気を出生後すぐに発見・治療することで、のちの神経障害や突然死を防ぐために行う検査）や、新生児聴覚スクリーニング検査（難聴の有無を早期に発見するために行う「耳の聞こえ」の検査）にも携わっています。

この度の総合周産期母子医療センター開設にあたり、私ども検査部一同は、今後も検査のスペシャリストとしての専門的な知識や技術を活かし、より一層、周産期医療に貢献できるよう努力していきたいと考えております。

今回のクラウドファンディング開始後、多くの皆さまに温かいご支援をいただき心より感謝申し上げます。赤ちゃんとご家族が、安心して過ごせる温かく優しい環境づくりのために、最終ゴールに向けて、引き続き、皆さまからのご支援・応援をよろしくお願いいたします。