のこり1日となりました！かんちょからのメッセージ

6月にスタートしたクラウドファンディング。
みなさまから温かいご支援とお応援の言葉をいただき、残すところあと１日となりました。

スタッフ一同感謝でいっぱいです。
みなさま　本当に本当にありがとうございます！

 

もう15年も前のことになりますが、保護したこねこを動物病院につれていったとき先生と保護について少しお話をしたことがありました。

 

「一年間に盛岡市だけで殺処分されるねこがどのくらいいると思いますか？」という問いに、
見当もつかなかったかんちょは、その数を聞いて顔がこわばったのを今でも覚えています。
当時保健所と聞くとかんちょには、どうしても捕獲＝殺処分というイメージがありました。

 

そして今現在、保健所は動物を保護して適正飼育ができる飼い主さんへの譲渡活動を行う場所となりました。

 

おうちを待っているねこたちを紹介する愛情あふれる譲渡情報を読むたびに、命を大切にする行政の素晴らしさとその大きな力を感じずにはいられません。

 

そしてペットショップなどではなく行政や保護施設より猫を迎え、その命を大切につないでいく温かいご家族や預かりボランティアさんの存在も素晴らしいものです。

ひともねこも長寿になってきたことで介護の必要性が増え、それにどのように向き合っていくかが社会問題となって大きな課題となっています。

飼い主の高齢化・多頭飼育の崩壊など、様々な理由から起きる飼育放棄により、つらい環境下で生きることを余儀なくされたねこたちが、もりねこのレスキューや保健所に保護され、その中から老病ねこがしっぽのおうちにやってきています。

しっぽのおうちではそんなねこたちを見守りながら毎日幸せに暮らせるようにケアしています。

そして今後は並行して、やむを得ない事情で手放されてしまうこととなったおうちねこたちが最後まで幸せに暮らせるように受け入れも行っていきます。

 

家族のねこちゃんと一生を共にして看取りを経験された方はたくさんいらっしゃると思います。

看取るということはとてもつらいことであり、同時に尊いことと思います。

そして看取りまでの経験は、将来必要とされる子に必ず受け継ぐことができるものです。

その活動を充実させ継続していくためには莫大ともいえる資金が必要となります。
思いの強さだけ経費が必要となるのです。

今目の前のねこたちにとって何が必要か適切な判断をしながら、

必要な活動をし、物資を揃え、医療をうけさせ、しなければならないことを一つ一つ確実に実行していく、その資金を確保するために走り出した今回のプロジェクト。

 

こんなにも皆様からご支援をいただくことができ、
活動を支持してくださっている皆様の熱い気持ちがひしひしと感じられ、さらに身が引き締まる思いでスタッフ一同感謝に堪えません。

 

野良猫や地域ねこたちが安心して暮らせるようにTNRの活動をしていらっしゃる方々や、譲渡までつなげてくださっている方々、老病ねこのための活動をされている方もいらっしゃいます。

ねこの適正飼養を目標に第一にその小さな命を助け、育む活動を実行できる存在がわたしたちひとなのです。

 

この活動は、一人でできるものではありません。
ひと同士が助け支え合うことで、その活動を未来につないでいくことができるのです。

 

不幸になるために生まれる命をなくし、この世に生まれてくるねこたちが不幸に命を落とすことのない未来へつなげていくことができるよう、あと１日ではありますがみなさまの温かいご協力をどうぞよろしくお願いいたします。