【プロジェクト終了報告】有難うございました!
この度は、応援いただきまして有難うございました!
8月18日(土)に開催しました、「畑の科学教室」をもって
全てのプログラムを無事終了いたしました。
【結果報告】
(1)こどもの日にちなんで、千葉のこども食堂へデザートを届ける
今回は、千葉県の農家さんのふぞろいイチゴをつかい、
子ども食堂へデザートを届けました。
千葉県内の比較的農業地域から離れた地区の子ども食堂さんに、このプロジェクトについて、賛同・ご協力いただける食堂さんへ募集を行い、最終的に25軒の子ども食堂さんへいちごプリンを届けることができました。
[子どもたち、子ども食堂運営者さまからの感想]
◆プリンそのものについて
・いちごのいい匂いがすごい
・「プリン」と名前がつくけれど、新感覚デザートという感じ!
いちごそのものの味が濃い
・量:他のメニューも考えるとちょうどいい
◆農家の科学カードについて
・(子ども食堂にいらしていた保護者の方から)「農家の技術専門家」からの視点で
作っているからか、『植物ってこんな面白い見方もできるんだ』と思いました。
・科学系の絵本みたいに、子どもとのコミュニケーションに使えそう。
・小学生向けかな?低学年の子どもにはちょっと難しいかも
・小学校の理科の時間でも、校庭にさつまいもを植えるなどの授業があるが、
子ども食堂に限らずに学校を通じて配ると先生の解説が入り、
より質の高い食育となるのでは?
◆配送、そのほか
・保存性:寄付で野菜をいただけることはとてもありがたいが、子ども食堂は個人宅くらいの大きさのところも大方、冷蔵庫が小さいため、保存性が問題となることがある。常温で保存できるデザートは有難い。
一方で、加工賃分、配れる数が減ってしまうこと考えると、保存のきく果物や野菜を送ってもらうのも嬉しいというのも本音です。
・せっかく農家さんと繋がっているのであれば、不揃い果物そのものを送るのも一つの手では?
(2)8/18畑の科学プログラム
当日は、
①ブルーベリー収穫
②理科の実験器具でブルーベリージャム作り
③ブルーベリーのアントシアニンを使って畑の土のpHを計りました!
<<お土産>>
ブルーベリー&ブルーベリージャム
[収支報告]
・readyforの手数料17%(69,584円)
・プリン1536個および送料 95,000円
・リターン用プリン・ブルーベリージュースと送料 45,000円
・プリンにつけた農家の科学カード制作および配送 20,000円
・ブルーベリーの科学予備実験用資材 5,000円
・ブルーベリーの科学チラシの制作・印刷 30,000円
・ブルーベリーの科学当日の消耗品費 2,000円
・会場利用料 12,000円
・教材制作 13,000円
・交通費 15,000円
計306,584円
※ネクストゴールを設定して、目標金額30万円を超えた分につきましては、
ふぞろい果物を使ったプリンのお取り寄せサイトの制作費の一部に活用させていただきました。
※ブルーベリー科学当日の運営はボランティアスタッフの方にもご協力いただきました。
※ご協力いただきましたKSELさんのご厚意により、教材作成の際の機材のレンタル代等は、割引いただきました。
【リターンの配送について】
リターンの配送はすべて終了いたしました。
今回、千葉の農家さんの果物を使って、3色のプリンを製造しましたが、
このうち「いちご」味は子ども食堂で配ったプリンと同じ中身でした。
”商品として” の感想はもちろんのこと、
「皆様のお子様や、親戚の子どもたちに食べさせるとしたら」といった視点でのご意見もいただけましたら幸いです。
[今後の継続のために]
まず、はじめに、readyfor への掲載を決めた当初は、このプロジェクトを運営することで、コンセプトのブラッシュアップをできればと考えておりました。
一口に「農業×食育」の持続的な運営といっても、
「農業の科学の楽しさを知ってもらう」と
「実力派農家さんのほんものの味を子どもたちに知ってもらう」
では、求められるプログラムが大きく異なるからです。
実際に現場で受けた印象としては、まずは「こどもたちに農業そのものや農業の科学に興味を持ってもらうこと」が、味の違いに気がつくきっかけとなり、「果物、野菜本来のほんものの味を楽しめるようになる」第一歩だなと感じました。
今後「農業の科学の楽しさを伝える」に重きをおくコンセプトにしていく場合は、
保護者の方々や、その場にいらっしゃる大人の付き添いがあるとより子どもたちの理解度、積極性が高まることを感じました。
保護者の方々参加型にするということは、単純な教育的な効果や運営の負担・コストパフォーマンスの改善だけでなく、
保護者と子供のコミュニケーションを促す付加価値にもなると思います。
もう一つ、運営上感じた課題として、プログラム計画当初は公共の力に頼る方がより多くの家庭ににリーチできるように感じておりましたが、公共性が高まるほど、公平性の担保も必要となり、結果として運営に大きな規模の費用や工数がかかってしまう点が挙げられました。
一企業程度のチームで継続していく以上は、
民間大手企業の農業体験イベントの運営受託サービスにも昇華させて行きたいと考えております。
最後になりましたが、
不揃い果物の有効活用、
あるいは、知る人ぞ知る実力派農家さんの果物を、より多くの
地域の皆さんに知っていただきたいという思いから、
当社オリジナルのフルーツプリンと、その他農家さんの果物を販売する事業を継続する体制が整いました。
・東京 赤坂での隔週土曜日の試食会開催
・お取り寄せ通販サイトの運営
から、実績を積んでまいりたいと思います。
▲9月の開催日は9月1日(土)、15日(土)です。
「販売」の側面ともいえる上記の運営が落ち着き次第、
「食育へ」の側面に関しても、今回の反省を生かして改めてプログラムをリニューアルするとともに、集客や運営体制を見直して継承していければと思います。
引き続き、報告をさせていただけましたら幸いです!