ボランティアの胸のうち　未来を描くMさん

はじめまして。私は高校2年生で去年からボランティアをしています。
私は動物が好きです。特に犬が大好きです。しかし、最初から保護活動に参加したい！と強い熱意があったわけではありません。高校1年生の夏休みに「ボランティアをしてくる」という課題が出されたことがきっかけでした。そこで、有意義なものにしたい！と思い祖母の飼っている犬が元々いた保護団体「湘南ワンレーベン」にお願いをして１週間だけ参加しました。

1日目は、よく見る犬より大きく、険しい顔で吠えるたくさんの犬にとても緊張しました。正直なところ「私には無理なのかもしれない」と思わなかった訳ではありません......。ですが1週間かけてたくさんのボランティアさん、そして代表の古地屋さんに「犬のためを思って行動する」というのがただ甘やかして育てることではないということを教わりました。

また、悪徳なペットショップの現状などを一から全て教わり、心に残っています。特に難しい部分(噛んでしまう等)を持つ犬と上手く付き合っていく方法、目や喉に障害を持つ子の過去の壮絶さなどが心に残ったと思います。またレーベンで犬が私の指示でケージに戻ってくれた時などは、それまでに学んだ正しく関係性を築くということを実践できたと感じ、感激しました。

1週間通い想像以上の大変さを実感し、一方で充実感を感じました。それからは、夏、春、冬、と長期休みがある度に1週間前後の期間通うというのを続けています。
前回あった時とは全く違う様子を見せる子達ともう1回最初から仲良くなることも、覚えてくれている子とさらに距離を縮めることも、はたまた知らない子と関係をつくりあげていくことも、全てが貴重で大切な時間です。行けば行くほど愛おしくなって、でもその魅力が伝わらない事にやるせなさを感じます。

ですが読んでいただいた皆さんに少しでも私の気持ちが伝わっていたら幸いです。そしてこれからも、全ての子達と素敵な時間を過ごしたり、人に心を開く手助けが出来たりしたら嬉しいなと思います。
大切で愛おしいレーベンっ子達がより素敵な暮らしができるよう、力を貸して頂きたいです。