プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

ケニアの結核ゼロを目指して!

ボランティアの方々の活動を支援し、

継続的な保健活動を実現する。

 

はじめまして、大崎雅基と申します。現在国際NGOに勤務しており、2016年8月末から、ケニアの首都ナイロビにあるカンゲミ・スラムで、結核患者ゼロを目指して活動をしています。ケニアは、WHOの結核高負担国30か国のひとつに指定されており、2015年の結核患者数は8万人以上。結核によって、毎日少なくとも60名の命がなくなっています。

 

そんな現状を打開するための一歩、結核ゼロへの鍵を握っているのが、コミュニティー・ヘルス・ボランティア(Community Health Volunteer : CHV)と呼ばれる方々です。彼ら、彼女らは住民の中から選ばれた方たちで、地域の保健士として無償で活動しています。住民の中に潜む結核患者の早期発見と適切な治療のサポートをするため、日々活動を続けています。このCHVの活動を支援するため、CHVの方々に寒い日や雨の日でも体調を壊さず活動できるよう、ジャケットを購入し、提供したいと考えています。

 

CHVの活動を支援するため、ひいてはケニアから結核をなくす第一歩につなげるために、どうか皆さま温かいご支援よろしくお願いいたします。

 

スラム街・カンゲミ

 

結核が蔓延するスラム街・カンゲミが抱える問題

 

ケニアの中でも、特にスラム街は深刻な状況で、今回の支援の対象となるカンゲミ地区は、貧困や社会的地位の低さから保健医療サービスへアクセスがとても悪いです。加えて人口密度の高さも相まって、他の地域よりも結核負荷が高まっています。

 

以前、カンゲミ唯一の公的医療機関であるカンゲミ・ヘルスセンターの結核クリニックを訪れたとき、その悲惨な状況に驚きました。一年に2000人近くの結核患者が通院しているのにもかかわらず、外壁が壊れ、天井がむき出しになるなど、整備不良で、建物の半分以上が使われていなかったのです。

 

そこで、2016年秋、結核クリニックの改修工事を実施し、患者さんが安心して通院できる環境をつくりました。

 

結核クリニック改修工事の様子

 

80名のボランティアに対して、結核に特化したトレーニングを実施

 

このようにハード面がないがしろにされている環境の改善を進める傍らで、結核ゼロに向けた取り組みとして挙げられるのがCHVの研修です。CHVは地区ごとに選ばれた有志で、教育を受けたうえで地域の保健支援を行っている人々です。しかし、カンゲミでは教育も十分に実施できておらず、200人いるCHVのうち、23人しか結核に関する訓練を受けることができていなかったのです。

 

そこで、クリニック修繕後、80名のCHVに対して、結核に特化したトレーニングを実施。丸3日間のワークショップやレクチャーを通して、『結核患者のケア』『偏見や差別への対応』『HIVや栄養に関わる問題』に至るまで、幅広い知識と技術を習得してもらいました。

 

結核クリニックを整備した。CHVに結核に関する知識をつけてもらった。しかし、ここで私は新たな壁にぶつかりました。CHV自身が貧しく、活動に必要な道具を十分に有していなかったのです。

 

トレーニングの様子

 

CHVが元気に活動するためのジャケットを

 

CHVの活動は、カンゲミで生活する膨大な数の住民のお宅を一つひとつ訪問しながら結核患者の発見~治療~完治までのサポートを行うという、とても広範囲で長期にわたるものです。

~CHVの具体的な取り組み内容~

①各CHVは、住民の健康状態を把握するために、担当するお宅へ訪問します。好意的に家にあげてもらえる家もあれば、入口で立ち話をする場合も。

 

②世間話をしながら、家族の体調を確認。話の中で、この男性は以前結核にかかっていて、投薬治療をしていたことがわかりました。しかし、自己判断で服薬をやめてしまい、結核が再発してしまっていたのです。

 

③クリニックへ行くことを勧めても、足腰が弱って外出に消極的。周囲の目も気になって乗り気ではない。当日の説得は難しかったのですが、後日、CHVが一緒に付き添って結核クリニックへ向かいました。

 

④クリニックに到着し、医師の診察を受けることができました。結果、抗結核薬と栄養サプリメントを支給され、ようやく治療再開に向けて一歩を踏み出すことになりました。

 

結核の発見から治療までも簡単ではありませんが、その後も平坦ではありません。薬は一週間分の処方。完治までの約6か月間は患者のフォローアップを引き続き行うのです。

 

 

ボランティアの方々へのサポートが

ケニア結核ゼロへの道につながっているのです​

 

CHVの活動は昼夜問わず、一年を通して行っています。ナイロビは年間通じて気温の変化は少なく穏やかな気候ですが、雨季や朝晩は冷え込むことも多いです。そのような中で無理して活動を続けて体調を崩してしまうと、患者の方々から結核が感染してしまう恐れもあります。

 

そんなCHVの方々のモチベーションを上げ、元気に活動を続けていただくため、雨の日や寒い日でも使用できるジャケットをお渡ししたいと考えています。

 

配布するジャケットのデザイン案

 

ジャケットの背面には、幣団体のキャッチコピーをデザインし、防寒・防水効果が高く丈夫な日本製のものを使用します。

 

左写真はCHVが雨の中で結核患者に付き添い、一緒に病院へ向かう様子です。右の写真のようにジャケットを身に着けることで寒さを防ぎ、日本からのサポートであることも明白になります。

 

厳しい環境ながらも、精力的に活動するCHVの方々を支えることで、ケニアから結核患者数を減らし、そしてゼロにしていくためにも、皆さまご協力いただけないでしょうか。

 

 

◇◆◇ご支援金の使用用途◇◆◇

ご支援頂いたお金で、CHV80名の方へオリジナルのジャケットを作製いたします。

 


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