拙著『紫式部が愛した紙』1000冊を大学図書館等に献本完了!
【おかげさまで1000冊の献本を終えました】
国公私立の大学図書館などの名前と住所を調べるのに苦労をしましたが、8月上旬に送付先の名簿を調定し、中旬から宛名書きや同封する資料の作成をしました。そして下旬にレターパックへの梱包作業をして、順次、地元の郵便局へ軽トラックに乗せて持ち込み。8月末日で以て、1000冊すべての献本(贈呈)を終えました。送り先は、もちろん全国の大学図書館がメインですが、地元・兵庫県下のすべての全日制高校(公立・私立)、それにこの本が「町おこしの教科書的な本」との推薦文をいただいたことから、全国町村会(地方自治体)関係部署を加えて献本させたいただきました。内訳は大学図書館(すべての国公立大学に大私立大学を加える)・・600冊、兵庫県下のすべての全日制高等学校・・150冊、全国町村会(地方自治体)関係・・250冊、の合計1000冊です。
予定通り、8月31日には、完全に送付作業を終えており、今は拙著が届いた各図書館から、丁寧なお礼状が日々届き始めています。これまた嬉しいことです。
【このプロジェクトの収支決算(概算)について】
大学等への1000冊献本(贈呈)プロジェクトに係る収支の総額は。収入・支出ともに「120万円」と算出しています。
支出から説明いたします。献本に要した1000冊分の資本費(相当分)が50万円、クラウドファンディングの返礼に要した費用が40万円、献本に係るレターパック類の送料実費が20万円、同封した参考資料の印刷・コピー代など雑費が10万円。⇒ 支出合計は120万円となります。
これに対する収入は、クラウドファンディングによる応援分が64万円、足らずを自分自身で補いますので、自己繰入金が56万円となります。このクラウドファンディングサイトにより総事業費の約50%を超えるご支援(お助け)をいただいたことになります。収入合計は120万円。
以上、概算額で恐縮ですが、収支の報告とさせていただきます。
【リターン(返礼品)の送付・実施の報告】
拙著『紫式部が愛した紙』の刷上がり本に加え、杉原紙に関する書籍や和紙製品で構成する様々な返礼品コースを設けましたが、拙著の発刊日7月27日までに、応援いただいた方々のお手元に届くよう7月23日前後に手配させていただきました。チェックを厳重に行っており、もれ落ちはないものと理解しています。SNSで確認もいたしましたが、未送達の例はありませんでした。なお、現地案内を伴う返戻設定への希望が3例ありましたが、こちらもすでに実現を見ております。
【この1000冊献本プロジェクトの成果について】
1000冊献本の達成により、全国のすべての大学生の方々に、拙著『紫式部が愛した紙』をお読みいただきやすくなりました。また北海道から沖縄県まで、全国どちらにお住いの方でも、お近くにある大学の図書館を訪ねていただければ、拙著をお読みいただける環境が整いました。また何よりも、素晴らしい歴史を有する和紙でありながら、知名度が低かった椙原庄紙(杉原紙)を少しでも前に押し出し、認知度を高めることに繋がり、良かったと感じております。さらに今回の献本行為により、各大学等の図書館にて拙著が大切に保管されるため、「椙原庄紙(杉原紙)」の名前が(大正~昭和初期のように)歴史上から消え去ることがなくなったものと安堵しています。
【結びに】
レディーフォ―組織と、このツールを通して応援いただいた皆様に対し、あらためて厚く御礼を申し上げます。そして兵庫県多可町の特産品「日本一の手漉き楮和紙:杉原紙」をこれからもよろしくお見守りください。
(一連の活動経過の写真につきましては、毎日のFB投稿でご覧いただいておることと存じますので割愛させていただきます。ご了承ください)
おかげさまで1000冊の献本を終えました!皆さん、本当にありがとうございました。