シリア紛争地域　学校に行けない子どもに読み書きを教え給食を出します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆様こんにちは。

いつもIVYをご支援いただきありがとうございます。

 

突然ですが、冒頭に載せている写真、何をしているところだと思いますか？

友達同士向かいあって、なんだか楽しそうですね。

 

これは友達の動きを鏡のように真似をするゲームで、心理社会的支援の一つです。

２人１組になり、１人はお題を出す演者、もう１人は鏡になって、演者の動きを注意深く見て真似をします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耳を触ってみたり、歯磨きの真似をしてみたり。

周りで見ている子ども達も「次はどんな動きをするのかな？」と興味津々です！

 

このゲームを通じて、集中力が養われるだけでなく、他人からどのように見られているかを知ることで、感情の赴くままに発言、行動したりせず、自分でコントロールする力を身につける機会につながります。

また相手をよく見ることで、相手を知るためには相手の行動や発言、気持ちを理解しようとすることが大切であることを学ぶこともできます。

 

心理社会的支援を行う理由

 

シリアでは、学校がない、教育費が支払えないなどの理由に加え、トラウマや精神的ストレスも学校に通えない原因の一つとなっています。

そのため、私たちは公立校、IVYが運営する補習校に通う子ども達に対し、心理社会的支援・ライフスキル活動を行っています。

先ほどのゲームや身体を動かした遊び、またお絵描きやチェス等の静的な活動を通して、自由に自分を表現でき、安心して過ごせる環境をつくることで、ストレス緩和に取り組んでいます。

また、子ども達に勉強を教える先生もストレスを抱えているため、自身のメンタルケアを始めとし、子どもへの接し方、先生同士が悩みを共有し合い、支え合っていけるよう、様々な研修を行なっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうした活動を通じ、自分自身や自分が置かれている状況を客観視したり、その状況にどう対処すればよいのかを考えたりする経験を重ねることで、心に抱えている不安やトラウマを乗り越えらえるようになることを願い、今後も支援を続けてまいります。