話す場所を制限されている小中学生へ「なんでも話せる場所」を届けたい

#13 たいわ室コーチからのメッセージ

和田のあ（埼玉県在住）

「若者の孤独をコーチングでなくす」
を自分のミッションにして、コーチとして19歳から活動しています。
 
日本の自殺者数は減っているけれど、
10代など若年層の自殺は増えている…といったデータをみたときに、
なんともいえない心苦しい気持ちになりました。
 
自分の心に問題が起こってからSOSを出すことはもちろん重要なことだと思います(私自身もウツになりSOSを医療機関に出したことがあります)。
けれど、その前段階…問題を抱えない心づくりはできないんだろうか？とずっと思っていました。
そして、考え続けた末、出会ったのがコーチングでした。
 
「たいわ室」では、''聴く''ことに徹しています。
 
すると、たった30分の中でも、
顔がみるみる明るくなったり、
どんどん口数が多くなり、
たくさん話してくれるようになったりします。
 
きっと、
「どんな自分でもどんな話でもいいんだ！」といった安心感が、小さいながらも心に生まれているのかなと感じます。
 
この社会を一生懸命生きている大人も子どもも、「自分は独りなのかな」とか
「自分なんて嫌だな」と感じる瞬間は
どこかであるものだと思います。
 
だけど、そんなときでも、
「自分にはどんな自分でも受け止めてくれて、自分の選択に寄り添ってくれる場所がある。」
といった安心感が根付いた子どもたちでたくさんになったとき。
 
自ら死を選ぶ子も、
誰かを貶めることで承認欲求を満たすようないじめも、
確実に減っていくのではないでしょうか。
 
そう信じて、この「たいわ室」でも、コーチの仕事もしています。
 
引き続き、あたたかく、わたしたちのこの挑戦を応援いただけますと幸いです。