こんにちは、ヤラブの木の三輪智子です。

 

さて、今日は、ヤラブの種割りをしてくださっている池間島のオバアたちが、種を割りながらたのしくお話してくださった内容を紹介します。与那嶺ヒデさん、勝連昭子さん、伊良波スミ子さん、与那嶺美代子さんです。

 

ヒデさんのお家の軒先で、毎日集まって種を割ってくださっています。

 

ヒデ:この実はさ、昔はよく食べたよ。黄色くなったものを、ギシグヤ(リュウキュウヒバリガイ)でサーっと皮をむいてね、実を食べていたよ。甘くておいしかったよ。


昭子:ヤラブの実が熟れたらもうオヤツはこればっかりだから、歯も黄色くなるまで食べていた(笑)


美代子:これと、アダンの実がオヤツだったさね。薪をとりにいくときは木の実をおやつにして食べて。私はやっぱりアダンの実が一番美味しかった。


ヒデ:種を割るのはね、おしゃべりしながらやっていたらあっという間だよ。やることがあったらこうやって集まれるから上等だよ、楽しいよ。

 

昭子:こんなふうに集まってさぁね、手先を動かすのは上等だね。80代たちが手伝えるのは上等だねー、といって話していたよ。


スミ子:うちらは踊りながら歌いながらやるから(笑)


ヒデ:スミちゃんが踊ってこのバーキ(かご)をひっくり返して、種をみんな転がしたら終わりだからよ(笑)

 

「唄いながら割った種からはきっといい油がとれるはずよ~」とスミ子さんが踊り始めました。

 

美代子:昔はさ、これに竹をさして、火をつけてランプ(ロウソクの代わり)にしていたよね。


ヒデ:ランプにね?私なんかは、この殻に穴を開けてから中身を削って出して、ホタルをつかまえて入れて遊んでいたよ。ぱぁ~っと明るく光ってね、キレイだったよ。


スミ子:油をとるのはこの中身でしょう?今日のものはまた、種がキレイねえ。


美代子:して、化粧品になるころには私たちなんかは生きているかね。


ヒデ:すぐさぁー。もうじきに出来るってよ。


昭子:シワものびるんでしょう。色も白くなってきれいになったら上等。


ヒデ:これを塗ってまた美人になってから恋をするさぁ(笑)


一同:笑
 

新着情報一覧へ