命の線引きはしない！年間600匹の猫を診療する動物病院、存続へ

 

 

昨年の9月、たんぽぽの里さんが大変だと

お知らせくださったのが後に#神奈川135として

知られる大規模多頭飼育崩壊でした。

 

直後から所管の保健福祉事務所、

神奈川県動物愛護センターに対して連日、

なんとか一時収容して手術をと働きかけました。

 

何個のケージを神奈川県センターが所有しているのか

とりあえず調べてみることは出来ないか、

ケージを昔の川崎市動物愛護センターのように廊下に

並べてもいい、会議室などに広げてもいいじゃないか。

 

近所に行けば場所が特定できるほどの悪臭を放つ

この家を何故これ以上放置出来るのかと訴え続けました。

 

その度に、神奈川県動物愛護センターは、

 

「収容は出来ませんし、しません。

飼い主にはオスメス分けて飼育をお願いして、

段階的に手術してもらうしかない。」

 

「だって、そんなことしたら、通常業務止まりますよ。」

 

分けて飼育することは出来ない家の構造

オスメスの区別はおろか飼い主が触ることさえ

出来ない猫たちの実情

経済的に困窮しきっている飼い主一家

周辺住民の方々も連日の悪臭、

害虫被害で困りきっている

そして、また妊娠している個体が多数で

まだまだ増えてしまう切迫感。

 

県庁の生活衛生課にも訴えましたが、

「現場の判断です。」という

サッパリしたお答えが繰り返されました。

 

県の動物行政に携わる役人の方々に働きかけ、

やりたくないし、やらないを繰り返され、

もうコレは政治判断に委ねるしかないと思いたち、

5分だけでも黒岩知事に

お目にかからせて頂けませんか？と

お願いさせて頂きました。

 

沢山のスケジュール調整後、

知事から10分だけお時間を頂けました。

 

ファクトシート中心のプレゼン資料と

たんぽぽの里代表が飼い主宅で撮影された

写真100枚弱をA4サイズに印刷して急ぎ横浜へ。

 

県庁の駐車場で集合し、県知事室までの道すがら、

現場のご近隣の方々、飼い主、飼い猫たちの為に

次に出来る事は何もなく、

このプレゼンは絶対失敗出来ない、

なんとか良いご決断に導いて貰いたいと

二人で武者震いしたことを鮮明に覚えています。

 

その後の顛末は皆さまご存知の通り。

 

まだ一年、もう一年。

 

思いは色々ありますが、毎日、

沢山の動物愛護団体様、個人ボラ様同様、

動物福祉向上の為、頑張って参ります。

 

一般社団法人　動物虐待インターベンション

代表　河野治子

 

 

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インターベンション代表の河野さんとの出会いはまだ２年足らずです

現場で動く私とは違い

啓発活動に力をおいて動いている方のはずだったのですが

気がつくと、現場で一生懸命に動いています

というか、フットワークの軽さに頭が下がります

もちろん行政や飼い主に対しても

啓発活動をしています

 

私たち現場の人間は啓発活動まで手に回らないので

助かる存在ではあります

 

初めてお会いした時はご挨拶程度にお話をして

なんと２回目お会いする約束をした日は

逆子の難産の対応中で

帝王切開をしてくださる病院に一緒に病院に

私が車を運転している中で１匹なんとか生まれた赤ちゃんを

「タオルでマッサージしてください」と

生まれたての赤ちゃんを彼女に託しました

 

その後帝王切開の子猫たちの蘇生のお手伝い

猫の手も借りたい状況の中で

彼女の手を借りた事はセンセーショナルな思い出です

 

その後、横須賀の多頭飼育崩壊

想定外の１４４匹の海老名社家多頭飼育崩壊

４０匹以上の海老名もうち多頭飼育崩壊

と

なぜか私と彼女の周りには多頭飼育崩壊型手続き

お互いにできる事を活動をしています

 

この１年一緒にいることが多く

多くの方からペアーのように言われておりますが

それぞれの団体の代表であります

 

ただ、多頭飼育崩壊にしても

小さな案件にしても

 

私一人では、手におえないと

悩んだ時に

多くのボランティア団体さんや

多くの個人ボランティアさんを

集めて、動物たちのために寄り添ってくれます

 

私の方が年上でボランティアの期間も長いので

「先輩！！」と声かをかけてくれますが

「一人じゃないんだ

みんながそばにいてくれる」

そんな気持ちにしてくれる

安心して活動を支えてくれる人です

 

新たな多頭飼育崩壊がお膝元の

相模原で発生してしまいましたが

「すぐに行くよ」

と駆けつけてくれる彼女には感謝いっぱいです