命の線引きはしない！年間600匹の猫を診療する動物病院、存続へ

 

私たちボランティアは子猫の譲渡で2匹を勧めます。
ある意味しっかり押さえておかなければならない避妊去勢手術。

多頭飼育崩壊にならないように２頭でなく1匹にすればいいのにと思われると思いますが、子猫時代や、猫同士一緒にくっつくことで安定剤の役目を果たしていたり、社会性を学んだりする事から２頭での譲渡を進めています。

 

可愛い子猫時代はあっという間に大人の入り口にきます。

皆さんはどのくらいの月数でパパにゃん。ママにゃんになると思いますか？

時々１歳になるまでは産まないと思っている方もいて

「違いますよ」とお話しする事があります。

早熟な子猫だと、４ヶ月で受胎可能です。（通常６ヶ月）
63日間の妊娠期間を経て出産となります。

 

猫は交尾排卵の動物であり、交尾することで排卵が起こるので100%妊娠すると言われています。
 

ママが産んで4匹生まれた中にメスが3匹オスが1匹いれば

その６ヶ月後に雄の子供がママや姉妹と交尾。4匹ずつ生まれれば
ママが初めに産んだ８ヶ月後には21匹となるわけです。

その半年後にはメスが10匹としても61匹となります。

ですから、絶対に必要なのが多頭飼育にならないように避妊去勢手術をしてください。

 

今までの相談で
・猫を手術に連れて行ったら思ったより高くて・・・

・安い雄だけ手術した

・マーキングしないように雄だけした

・盛りでうるさくて眠れない。

・オスは手術したのに、メスの盛りのせいで上に乗られて首周りが傷だらけ

・ちょっとした隙に家から出て２ヶ月後に赤ちゃんが産まれた
・メスだけ手術したけど、オスがマーキングするから臭くなった

そんなお話を聞きます。

おうちで迎え入れた猫さんが

飼い主さんと幸せにすごしていけるように

どうか手術をしてください。

たんぽぽキャットクリニックはボランティアが運営する病院ですの

ご相談対応はさせていただきます。

昨年相模原で起きた多頭飼育崩壊では

飼い主さんん経済的事情で毎月１５００円ずつのお支払いをしていただいております。相模原市も一緒に対応してくださっています。

たんぽぽキャットクリニックが対応する条件は

避妊去勢手術の対応をする事
必要な治療をする事。できない場合は所有権放棄をする事。

所有権を主張する場合は、飼い主としての責務があり、飼い主としての責務を果たすこと。

行政の指導を受ける事

 

以上となります。

 

さて、ご自身、身の回りの方が多頭飼育崩壊と思ったらどこに相談するか？

市町村、県にもよりけりですがまずは猫の担当課に相談を入れてください。

本来であれば、行政は色々な聞き取りをしなければなりませんが

大体の場合、

・急に多数の保護はできません
・殺処分になるかもしれませんが良いですか？
・自分自身で新しい飼い主を探してください

と言われて、相談したはずなのに

奈落の底に落とされる感じを味わうと思います。
 

なんでも保護すればいいわけではありません。

飼い主としての努力を求められるのも致し方ないと思います。

 

では、どうするのか？

行政に伝えて欲しい事柄を記載しますね。

猫を引き取ってほしいというよりは
現場の様子を伝えましょう。
まずは下記の内容を伝えましょう。
今後どうしていきたいのか？も伝えましょう

間違っていてもいいので、頭数を伝える。
メスオスの割合が分かれば伝える。

手術をしているかいないかを伝える。

医療をかけている猫がいるかを伝える。
医療をかけてあげなければならない猫がいるか伝える。

子猫が生まれているか伝える。

子猫が生まれそうな妊婦猫がいるか伝える。
トイレの状況を伝える。

家の中の様子を伝える。

 

飼い主の家系の状況を伝えましょう。

飼い主に疾病がある時はその旨を伝えましょう。

飼い主が病気、死亡等で猫だけが

現場に残されている時はその旨伝えましょう。
高齢の場合、障害のある場合は関係各所に相談しているかを伝えましょう。

自分自身でがんあbってきた事を伝えましょう

（これすごい大事です：飼い主探しをしてる。数頭里親さん見つけたなど）

 

その上で、現場で保護をしながら手術ができるのか？

金銭手に余裕がなくて手術ができないのか？

所有権放棄するための費用があるかないか？
自分自身で新しい飼い主探しをしているかどうか？

行政に相談すると、声を揃えたように、

自分で里親探しをしてください。
急に全部を入れられない。
というはずですが、できない事はできないと相談をしてください。
何をどのようにすれば良いのかも聞いてメモを取り

担当者のお名前も聞いてください。

 

その上で、どうにもならない時は相談した場所と担当者

上記内容をたんぽぽの里の方にご相談ください。

できる事から一つづつご相談対応をしていきますが

保護そのものは現状ではできない事をご承知おきください。

 

保護してもらえないから何も変わらないわけではありません。
一人で抱え込まないで相談してくださいね。

 

安価で手術対応できるように

ご協力していきたいと思います。

 

また、動物を飼っている本人が所有権放棄をしたくないという場合でも

説得対応を行いますのでその点でもご相談ください。