シリアでがんと闘う2人の少年。さらなる支援で目の前の命を救いたい!

シリアでがんと闘う2人の少年。さらなる支援で目の前の命を救いたい!

支援総額

953,500

目標金額 700,000円

支援者
139人
募集終了日
2021年9月13日

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2022年12月01日 18:04

シリアでがんと闘う2人の少年への支援終了報告


 シリアのアレッポで小児がんと闘う2名の少年のためにご支援してくださった皆様、先日すべてのお金の送金が完了しました。前回の支援から数えると2年間に及ぶ支援になりました。本当にありがとうございます。

 シリアは、現在欧米の経済制裁によりシリア国内の復興は進まず、現地通貨のシリアポンドが暴落し、物価が高騰しています。輪をかけてロシアのウクライナ侵攻により、国連やNGOの人道支援の金額も減り、貧しい人たちの生活は特に苦しくなっています。このような状況下で患者の家族からたびたび感謝の気持ちが伝えられました。

 

 2人の男の子

 このプロジェクトが立ち上がったのは、当時大学生だった馬場さんがアレッポのシリア人の青年、アハマドさんと出会い何かシリアのためにできることはないかということで話し合ったところ、赤新月社で働くアハマドさんのところには、毎日のように支援を求めて訪ねてくる患者がおり、さっそく2人の男の子を紹介してもらいました。

【イブラーヒーム君】

 白血病と闘う10歳の少年は、アレッポ北部の村で暮らしています。政府支配地域と反体制派支配地域の境界にあり、クルド人も多く住む地域です。トルコ軍のクルド勢力を狙った攻撃もたまにあり、昨年から緊張が高まっています。そんな状況の中、残念ながら、イブラーヒーム君は、今年の初めに体調を壊し亡くなりました。

血小板を輸血するイブラーヒーム君。血小板が低下して頻繁に出血していた。

 

 新着情報 でお知らせしたように送金したお金の一部でお墓を作ることにしました。また4月に4歳の妹の扁桃腺及び急性副鼻腔炎の手術が必要とのことでしたので、こちらもイブラーヒーム君の医療費の予算の中から支援させていただきました。

イブラーヒーム君の墓。経済制裁の影響か、墓石の値段も高騰

 

イブラーヒーム君の妹の耳鼻咽喉系の感染症の手術を支援

 

手術代900,000SP=約3-4万円



【サラーハ君】
サラーハ君は、一年間で29回もアレッポ―ダマスカス間を往復した甲斐もあり腫瘍は亡くなったとの報告を受けています。

検査結果は良好。お母さんから喜びと感謝のメッセージが届く。2022年8月


 しかし、シリアは、復興が進まず住民たちは劣悪な水を飲んでいたために、コレラが蔓延しました。サラーハ君も含め、家族もコレラに感染してしまいました。サラーハ君は免疫力が弱っているために回復に時間を要しましたが現在は元気になり、再び経過観察のための検査を続けています。
 
【収支報告】

以下に収支を報告させていただきます。

  収入 支出
募金総額 ¥953,500  
Readyfor手数料   ¥125,862
リターン送付等経費   ¥33,577
イブラヒム君への送金   ¥206,142
サラーハ君への送金   ¥587,660
合計 ¥953,500 ¥953,241
繰り越し   ¥259

 

 


【今後について】
 
 READYFORでのプロジェクトはこれで一区切りがつきます。今回最も困難だったのが、欧米の課す経済制裁です。シリアというだけで、政府=人権を侵害している。反体制派=テロリストのイメージで一般のシリア人への送金もかなり難しい状況です。しばし、送金に時間がかかってしまい、支援している患者の家族は周りに借金するか、タクシードライバーには支払いを待ってもらわなければなりませんでした。

サラーハのお母さんから以下のようなメッセージを貰ったこともあります。

「どうもいつもありがとうございます。忙しいところすみません。ご迷惑をおかけして申し訳ないのですが、 実は病院に行く車の運転手にお金を払えないです。うちの家族は女の子の子と16歳の長男だけ働いています。その長男はプラスチックホースを製造する工場で働いて、週に55,000のシリアポンドをもらっている。だからパンを買って食べるくらいのお金しかありません。それが私たちの生きるすべです。この間アサド大統領は恩赦を与える大統領令を出したが、その中に行方不明の夫を見つけることができませんでした。とても惨めです。心配かけて申し訳ございません。サラーハの病気の治療を手伝ってくれる人は他に誰もいませんのでお願いしたいです」

みじめな思いをさせることになり申し訳ない限りです。

 さて、今後ですが、サラーハ君のお母さんは、寡婦状態で収入もなく、シリア政府の福祉政策も当てにならないことから今後も支援が必要です。

Team Bekoを立ち上げたころの学生たちも卒業してしまい、なかなかシリア関連のボランティアを手伝ってくれる人材もいない中で、今後どうするかを検討しています。取り急ぎ

2021年から始めたチャリティ年賀状の販売を今年も行うことにし、わずかでも現地に届けたいと思います。

team Bekoの年賀状

今回は、サラーハ君がうさぎと亀の絵を描いてくれました。こちらもご協力お願いします。

 

 


 

リターン

1,500


【学生さんへ】1,500円コース

【学生さんへ】1,500円コース

◼︎感謝の気持ちを込めた絵はがき1枚

支援者
15人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

3,000


3,000円コース

3,000円コース

◼︎感謝の気持ちを込めた絵はがきセット

支援者
42人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

5,000


5,000円コース

5,000円コース

◼︎感謝の気持ちを込めた絵はがきセット

支援者
31人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

10,000


10,000円コース:アレッポの石鹸とオリジナル・ステッカーをお届け

10,000円コース:アレッポの石鹸とオリジナル・ステッカーをお届け

◼︎アレッポの石鹸(エクストラ)
◼︎オリジナル・ステッカー
◼︎感謝の気持ちを込めた絵はがき1枚

支援者
29人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

10,000


10,000円コース

10,000円コース

◼︎感謝の気持ちを込めた絵はがきセット

支援者
17人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

30,000


30,000円コース:アラブの音楽を奏でる国際派ユニットchalchal のCDまたはシリア人学生が書いた本お届け

30,000円コース:アラブの音楽を奏でる国際派ユニットchalchal のCDまたはシリア人学生が書いた本お届け

AコースかBコースを選択していただきます。
Aコース:chalchalのCD
Bコース:アフマドさんの本(『ぼくらはひとつ空の下シリア内戦最激戦地アレッポの日本語学生たちの1800日』)

全員にお届け
◼︎感謝の気持ちを込めた絵はがき1枚

支援者
5人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

30,000


30,000円コース

30,000円コース

◼︎感謝の気持ちを込めた絵はがきセット

支援者
1人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

50,000


50,000円コース:シリアの子ども達の絵で作ったストールをお届け

50,000円コース:シリアの子ども達の絵で作ったストールをお届け

◼︎YDYの商品ストール(カラフル5枚・グレー4枚)
エシカルな商品を制作するYDYとコラボ。ダマスカスの子ども達の絵をデザインしました。
◼︎感謝の気持ちを込めた絵はがき1枚

支援者
0人
在庫数
9
発送完了予定月
2022年2月

50,000


50,000円コース

50,000円コース

◼︎感謝の気持ちを込めた絵はがきセット

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

100,000


100,000円コース

100,000円コース

◼︎感謝の気持ちを込めた絵はがきセット

支援者
0人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年2月

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