プロジェクト概要

戦争体験者のメッセージ記録を通して、

過去と向き合い、若者と戦争を知る世代をつないでいくために。

 

ページをご覧いただきありがとうございます。NPO法人ブリッジ・フォー・ピース代表の神直子(じん なおこ)と申します。私たちは、14年前から“過去の戦争を知り、未来のかたちを考えるきっかけをつくる”ということをミッションに掲げ、戦争体験者のメッセージ記録をもとに、上映会とワークショップ活動を行っています。
 

2004年にブリッジ・フォー・ピースを立ち上げてから、これまで14年にわたって戦争体験者の取材を続けてきました。そして、これまでに集めた証言は約300名分にも及びます。しかし、月日が経つとともに取材テープの映像劣化が心配されるようになってきました

 

そこで、今回皆様にご支援いただいた費用で、貴重な証言を大切に保存していくため、全映像をデジタル化し、最新の方法で保管していきたいと考えています。また、その作業を現役の学生や戦争を知らない若い世代の方々の協力を得ながら進めていきます。

 

これらの貴重な証言は、戦後世代に贈って頂いた大切な財産であり、永久の教材です。これらの財産を守り抜くため、どうか皆様の応援をよろしくお願いいたします。

 

 

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「戦争を知らない私たち」が伝えていくしかない。

 

私がこの活動を始めたのは、大学生の時に初めて訪れたフィリピンで、ある女性に出会ったのがきっかけでした。
 

その女性は戦争で夫をなくしており、私を見て「日本人なんて見たくなかった」と泣きながら言いました。そして現地で、"フィリピンの成人男性がゲリラ容疑をかけられて日本兵に連れ去られ、その後、戻ってこず遺骨も戻ってこなかった"ということがあったと聞きました。

 

また、その後、過去の戦争の加害行為への自責の念に年老いてなお苦しみながら亡くなった元日本兵がいたと聞き、いても立ってもいられない気持ちになり、「両者の気持ちの懸け橋となれれば」と聞き取りを始めました。それからは、取材するかたわら、毎年のようにフィリピンを訪問して上映会を開催し続けています。

 

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昨年、フィリピンで起きた事件の慰霊碑を日本人である私たちが建てるための支援を呼びかけ、多くの方からのご支援をいただきました。皆様からいただいたご支援は無事にフィリピンの担当者に渡し、建立する上での困難があり、少し遅れてはいるのですが、今年の7月にも現地へ足を運んで状況確認をしてくる予定です。お陰様で実現に向けて一歩を踏み出す事ができましたこと、支援してくださった皆様お一人おひとりのお陰と、心から感謝しております。

 

なぜあのような悲劇が起こったのか?元兵士の方々が、どんな想いで過去の戦争について振り返りながら余生を過ごしているのか?

 

戦争を体験した世代がいなくなってしまったら、それを伝えていくことができるのは私たちだけなのです。そして、戦争犠牲者に向けたビデオメッセージは、今では戦争を知らない内外の若い世代の世代間認識のギャップを埋める大切なツールとしても役立っているのです。

 

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次の世代を担う学生たちとともに。

戦争体験を継承しながら、証言映像を最新の方法で保管します。

 

これまでに集めた証言は約300名分にも及びますが、月日が経つと取材テープの映像劣化が心配です。当初撮りためたものはDVテープで保存していますので、乾燥剤を入れて時折チェックはしているものの、大切な映像が見られなくなってしまうかもしれない可能性があります。

また、昨今ではDVテープからSDカードへの記録に移行してきましたが、全てをデータ化して保存するには時間も費用もかかってしまいます。そこで、今回は皆様にご支援をいただきながら、この作業を進めていきたいと考えています。

 

「全映像をデジタル化し、最新の方法で保管する」というのが、本プロジェクトの主旨です。ただ、単に変換作業をするのではなく、戦争を知らない若い世代の方々の協力を得ながら進めていきたいと考えています。(作業を行ってくれる方の募集をかける予定です)関わってくれる戦後世代に対し、もし本プロジェクトで資金が得られれば有償ボランティアとして作業を進めてもらえます。

具体的には、BFPが拠点とする愛知県岡崎市のGlobal Studies Cafeに来てもらい、そこで映像を見ながら一緒に作業を進めてもらいます。「戦争体験を継承する」ということも、本プロジェクトの醍醐味としたいと考えています。

 

 


 

戦争体験者の証言を、もっと多くの方々へ届けたい!

 

これまで撮りためただけの状態だった映像がデジタル化されることで、編集作業もしやすくなります。まだ公開していない映像が多くあるため、それらをもっともっと多くの方々へ届け、戦争について一緒に考えていきたいと思っております。本プロジェクトは、そのための第一歩です。

 

これまで、元日本兵の正直な気持ちや声をできるだけそのままフィリピンに伝えるために、自分たちで映像を記録するということを大切にしています。私たち戦後世代は、戦争の当事者にはなれません。聴いた話から想像を巡らせ、想いを寄せることしか出来ません。

 

そして、戦争体験者に代わって戦争を語ることも出来ないのです。だからこそ今、映像としてメッセージを記録することが重要だと考えて活動しています。戦争を体験した世代がいなくなってしまったら、語り継いでいくのは「戦争を知らない私たち」です。

 

このプロジェクトを通して、戦争体験のアーカイブス化(映像の保存・記録)のみならず、メッセージを活用したワークショップを行います。また、言葉の独り歩きを避けるため、基本的にはメッセージ上映をするワークショップは、団体メンバーにて補足を行っていきます。

 

どうか、皆様からの温かい応援をお待ちしております。

 

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戦争体験者の証言DVDをリターンとしてお届けします。

 

ご支援いただいた皆様には、感謝の気持ちを込めたサンクスレターや、フィリピンからのお土産、また、本プロジェクトでデジタル化した証言をDVDにし、お届けしたいと思います。DVDでは、実際に戦争体験者の生の声に触れて頂けましたら幸いです。

 

応援のほどよろしくお願いいたします。
 


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