プロジェクト終了報告!
ご支援くださった皆さまへ
戦争体験者の取材映像をデジタル化し、次の世代に残していきたいという私たちの思いに、ご支援くださり誠にありがとうございました。プロジェクト終了報告をさせて頂きます。
もともとご支援頂けることが決まったら、デジタル化担当の学生さんを募集しようと思っていました。しかし、現実にはちょうどタイミングよく、学生さんの方からインターン希望の連絡が入ったのです!
そして迎えた2018年9月。
BFPの事務所に、初めてインターン生がやってきてきました。1週間の予定で来てくれた、立命館大学の学生さんでした。
しかも、彼女は大学で映像を勉強しているとのこと。まずはデジタル化に必要な機材購入などに支援金を当てさせて頂き、インターン生を迎え入れる準備をさせて頂きました。
1週間という短い時間ではありましたが、デジタル化作業を進めてゆく土台作りをしてくださいました。あとは、粘り強く、根気強く、ひたすら作業をしてゆくのみというところまで作業を進めてくれました。300名分全てを終える事はできませんでした、若い世代に担当してもらい【戦争体験を継承する】ということも本プロジェクトの主旨としていたので、その点においては十分に目標を達成することができたと思います。
具体的な成果として、二つ挙げることができます。
一つ目は、戦争体験者の取材に同行して貰えた事!90歳の方から、3時間に渡りお話を聞かせて頂くことができました。
10代で見てしまった豊川海軍工廠での悲劇を、少しでも記憶に残して欲しいというOさんは、「実は、語るのは今日が初めてなんです」と手作りの資料をたくさん準備して来てくださいました。
インターン生には、ビデオ撮影を担当してもらいながら、インタビューもしてもらい取材を進めていきました。
さらに、ちょうど神戸の中学校からワークショップ授業の依頼が入っていたので、インターン生にも同行してもらい、ワークショップを進行してもらいました。
若い世代は未来の希望です。
元兵士の方々の言葉を覚えて感想に書いてくれる生徒さんが沢山いて、すでに他界された方々もさぞかし喜んでおられるだろうなぁと嬉しくなりました。
「映像に撮っておいてもらえれば、その分自分が長生きしたことになる!」
そう言って快く取材に応じてくださった方のお顔が浮かびます。
伝え続けてゆくこと。
「過去の戦争を知り、未来のかたちを考えるきっかけをつくる」こと。
ずっと大切にしていきたいです。
そんなことを、デジタル化作業、ワークショップ担当、取材などを通してインターン生にもたっぷりと感じとって頂けたらと思いながら皆様からのご支援を元に受け入れをさせて頂きました。
最終的には、インターン生受け入れ経費、デジタル化に必要な機材購入(大容量保存可能なハードディスクなど)に加え、古いタイプのSDテープを再生する機材が必要だということがわかり、それらの費用に支援金を当てさせて頂きました。
皆様からのご支援がなければ、決してここまでの作業はできませんでした。
本当にありがとうございました。
【今後も引き続き宜しくお願いいたします!】
Readyforでのプロジェクトはこれで一区切りとなりますが、今度はデジタル化した作業を、皆さんに観て頂けるよう編集して発信してゆかねばなりません。ここからが本番だという気持ちで頑張りますので、引き続きの応援を宜しくお願い致します!