プロジェクト概要

 

はじめまして、東京オペラ協会です。

 

はじめまして、NPO法人東京オペラ協会事務局長の大島佳子と申します。

 

東京オペラ協会は、1976年に創立して以来「ユニバーサルデザインオペラ」「国際交流」を2本の柱として、全国各地7支部と共に活動しています。

 

各支部と連携しながら、古典オペラのみならず、東京オペラ協会のオリジナルのオペラを全国各地、世界で上演しています。上演する際は、その土地の音楽家や、時には未経験の方々にも練習に参加していただき共演しています。

 

 

そしてこの度、日本とポーランドの国交樹立100周年を記念して、ポーランドの4か所を巡演するはこびとなりました。

 

ポーランド4か所で巡演するうちの「クラクフ公演」では、国立クラクフ歌劇場のオーケストラとポーランドの国立民族舞踊団である“シュロンスク”およびソリストが共演します。

 

皆様からいただいたご支援は、この「クラクフ公演」にかかるポーランド側出演者の方々への費用・会場費用に充てさせていただきます。

 

クラクフでの公演で利用予定の会場です。

 

彼らはわずかな謝礼で出演してくださり、会場も経費を出来るだけ抑えて応援してくださいます。ポーランドの方はとても素朴であたたかい人柄で、日本からやってくるオペラを手助けしてくださいます。

 

今回のクラウドファンディングを通して、私たちの活動やポーランドの方々との交流の様子が多くの方にお伝えできると思っています。

 

国交樹立100周年である今年、日本の歌手たちとポーランドの芸術家たちがオペラで交流することが、これからの平和的で多様なつながり方として、ひとつの手段を提案することに繋がると信じています。

 

皆様、応援をどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

 

“贅沢品”ではなく、“誰もが気軽に楽しめる”オペラを目指して。

 

日本でオペラと申しますと、どうしても

 

✔️絢爛豪華な昔の西洋のゼイタクヒン
✔️普通の日本人には近寄りがたい、金持ちだけが格好つけて観る雲の上の存在
✔️専門家の偉い先生の指導のもと、その卵の生徒達が劇場などで鑑賞教室するもの


……といったイメージが拭い去れないでしょう。

仕方ありません。その通りだったのですから。

 

しかし、そう決めつけるのをちょっとお待ち下さい。


私たち東京オペラ協会のオペラは一味違います。 いや、本質的に全く違うのです。


当会は1976年の発足時から、音楽界のためのオペラ活動をやめ「一般市民とともに楽しめるオペラを」と、活動し続けてまいりました。

音楽界の保守的な逆風の中、今日まで心ある皆様のおかげで奇跡的に生き残って来られたのです。

 

ではどのように、私たちがふつうの人々に楽しんでもらえるよう努力してきたのか。5つのポイントをまとめました!

 

 

一般の方々にも、

気軽にオペラを楽しんでいただくために。

 

1. 安い料金で観ていただけるようお金をあまりかけないように、創意工夫を。
2. 日本語で歌って、言葉も明瞭に聞こえるよう努力します。
3. オペラの内容やテーマは、現代に強いインパクトのあるメッセージを与えるものに。
4. 専門家より一般のお客様に喜んでいただける方向に、歌唱力と演技力を高めてまいりました。
5. 一般市民もコーラス等で参加してオペラに親しんでもらえるよう、長年の経験をもとに、当会独自のいい指導法を見出しました。

 

 

 

活動の主な内容としましては、当会の「オペラプラザ長崎」、「オペラプラザ福岡」、「オペラプラザ愛媛」、「オペラプラザ岡山」、「オペラプラザ関西」、「オペラプラザ東京」、「オペラ入間キッズ」の7つの支部が、それぞれ1年に一回から数回オペラ公演を開催しています。各地での巡演では、地元の合唱参加者を募集したり、地元の音楽家が参加したり、他の支部の仲間が加わったり…という共演をおこなっています。

 

また、年齢や障がいの有無にかかわらず、同じ舞台に立つことを目標に一緒に練習も行います。数年ごとに海外公演もおこない、オペラで国際交流していくことも続けています。

 

こうした取り組みによって一般の人々にとってもオペラが身近なものになり、オペラに参加した方々は元気になってくださり、上演地の活性化に役だってきたことと思います。

 

オペラは舞台総合芸術として最高のもの、とされてきました。
しかし私たちはこう申し上げたい。

 

オペラは今一番ナウいもの!と。

 

 

なぜなら、オペラはまだまったく未開拓といっていい分野で可能性に満ち満ちているからです。

 

オペラは、音楽をべースとしている総合芸術であるため、観る側の想像力を無限に駆り立てられるような舞台ができるのです。しかし、まだまだ未開拓であるため、オペラの可能性は専門家の中でさえ充分認識されていないのが現状です。

 

当会のオペラは、大きな声をこれ見よがしに聴かせているだけの舞台とはまったく違います。私たちが目指すのは、映画的な自由な手段を用いながらも、生の舞台の臨場感を最大限に活かしたオペラです。

 

私たちの活動は、「人間の想像力と創造力をフルに使った、元気溢れる活動」だと考えています。

 

 

 

東京オペラ協会には、夢があります。

 

なぜ、東京オペラ協会が「ユニバーサルデザインオペラ」「国際交流」を2本の柱としてこのような活動を続けているのか。

 

そこには、東京オペラ協会代表の石多エドワードの想いがあります。

 

写真:当会代表の石多エドワード。

 

エドワードは、戦後間もない1947年、フィリピンで出生した日本人の父と、スペイン系フィリピン人の母との間に生まれました。国際結婚がまだ珍しかった当時、ご両親が大変な想いで彼を育てあげたことは、想像にかたくありません。

 

ご両親は、戦争だけは起こしてはいけない、とエドワードに話していました。

 

音楽の力に圧倒され、音楽界に飛び込んだエドワードでしたが、それまでの音楽界に失望し、「社会に本当に役立つ音楽活動をしたい」と願うようになりました。

 

戦争をなくすにはどうしたらいいかと自分自身に問い続けた彼は、一つの方向に思い至りました。

 

それは、世界でオペラを合作共演し、世界各地に友人を作ってゆくこと。

それがきっと、戦争へのブレーキになり、世界平和に繋がるはず。

 

そんな想いから、エドワードは東京オペラ協会を立ち上げる一員となり、現在は総監督として各地の皆とともに活動しています。

 

 

 

ポーランド巡演にて、上演する演目のご紹介。

 

この度のポーランド巡演では、日本史に名高い「天正遣欧少年使節」を題材に、代表の石多エドワードが台本・演出を手がけたプログラムを公演します。

作曲は日本の音楽界の最重鎮でいらっしゃった故柴田南雄氏によるものです。

 

キリシタン大名の名代として8年余りの歳月をかけ、アジア・ヨーロッパ各地を旅して帰国した、伊東マンショ・原マルチノ・千々石ミゲル・中浦ジュリアンの、4人の少年たちを待っていたものは秀吉のキリシタン禁教令でした。

 

一人は早死にし、一人は国外追放になり、一人は棄教、一人は殉教します。

 

このオペラでは、彼ら一人一人がそれぞれに与えられた試練をどのように乗り越えていったかを描きます。最終的にどのような人生になろうとも、一生懸命に生き切った彼らのそれぞれの心の中を描くことは人間賛歌に繫がり、多くの方々の心の支えとなるでしょう。

 

 

この「忘れられた少年」のオペラを1992年にバチカンで歌わせていただいた時、当時のローマ法王ヨハネパウロ二世(ポーランド人)から「このオペラで世界平和のために頑張ってください」と直接お言葉を頂きました。

 

オペラの主人公である「天正遣欧少年使節」の4人の少年は、ローマ滞在中にポーランド人司教と出会っているそうですが、これは記録に残る日本人とポーランド人の最初の出会いとなります。

 

そして、今年はポーランドと日本の国交樹立100周年の年でもあります。

 

この記念の年にオペラ「忘れられた少年」をポーランドで共演することにより、両国の友好親善を深め、さらに世界平和へつなげていくことができれば…。

そう願ってやみません。

 

 

-演目の内容-

 

ザビエルの教えを引き継いだ少年達が「天正遣欧少年使節」として初めて長崎の港を船出しヨ-ロッパに渡った。回りの人々の反対を押し切って向かったが、ヨーロッパでは大歓迎を受ける。しかし、8年半の青春の全てをかけた大旅行ののち長崎に帰国すると、豊臣秀吉によりキリシタン禁教令が敷かれており、4人は突如逆境に立たされる。

 

伊東マンショは過労によりまだ若くして長崎で病死。
原マルチノはマカオに追放され一人寂しく客死。
千々石ミゲルは悩み抜いて棄教。
中浦ジュリアンは長崎の西坂で壮絶な殉教。

 

その少年達がどう自分の人生を切り開いていったか、また挫折せざるを得なかったかが史実にそって描かれる。冒頭で、ポーランド人でナチスドイツに捕まって犠牲となられたコルベ神父が精霊となり、物語を案内する場面も初演出される。

(作曲:柴田南雄、台本・演出:石多エドワード)

 

4人をキリスト教の道へ導いたコルベ神父はポーランド人で、汚れなき聖母の心で武器を持たず愛を持って戦う「汚れなき聖母の騎士会」を設立。ポーランドだけでなく、長崎での布教活動にも尽力。その後ポーランドに戻った彼は第二次世界大戦中、ニエポカラノフ修道院でドイツ軍に捕まり、アウシュビッツ収容所へ移送され、他の人の身代わりとなって餓死刑を受けました。

 

 

-公演スケジュール-

 

2019年9月15日(日)ニエポカラノフ 聖ボナヴェントゥラホール

                             (コルベ神父がナチスドイツに捕まる直前まで過ごした修道院)

9月18日(水)ワルシャワ 国立ワルシャワ室内歌劇場

9月20日(金)クラクフ 国立クラクフ歌劇場大ホール

9月22日(日)オシフィエンチム(アウシュヴィッツ) 聖マキシミリアンコルベの殉教者教区礼拝堂

 

 

 

 メンバーの想い

 

 

●石多エドワード(東京オペラ協会代表)

日本人とフィリピン人との間に生まれた私の使命は、世界の平和に僅かでも何とか貢献することだと思ってきました。

 

何千万何億とかけた舞台で素晴らしい声や舞台装置を使って公演することもいいでしょうが、私たちは違う視点からこのオペラという素晴らしい総合芸術を社会に生かしていきたいと願ってきました。

 

オペラによる国際交流を目指したのは、世界各地に友人を作って行くことが出来ると思ったからです。友人がいる国とは戦争をしたくなくなるでしょう。

いろいろな国との合作共演には大変な苦労が伴うのも確かでしたが、それだけ遣り甲斐のある仕事だとも思えました。

 

オペラですと、海外の芸術家と馴染みやすく価値観も共有できる面がかなりあります。お茶やお能、生け花など、日本の文化を紹介できる道はたくさんあると思いますが、私たちのオペラは、オペラの中にそれらの要素も取り込んで上演できます。

 

ポーランドは、隣国からの脅威にさらされ続けた歴史を持っています。

逆境を乗り越えた天正少年使節のオペラを彼らと共演することにより、ポーランドの方々も深く内容に共鳴してくださるでしょう。

 

こうして私たちは、日本との新しい今後の100周年を進めてゆく原動力の一つになりたいのです。

 

 

 

●大島佳子(東京オペラ協会事務局長)

音楽は素人ですが、6年前から東京オペラ協会の支部の一つ、オペラプラザ関西で発声などの指導を受け、東京オペラ協会が関西地区でオペラ公演をする際は、練習時から公演まで補佐しております。

 

このポーランドでのオペラ巡演は、演目の内容、国際交流の観点から、国交樹立100周年事業としてふさわしいと、「外務省」「在ポーランド日本国大使館」「在日ポーランド大使館広報文化センター」の「後援」をいただき応援していただいております。

 

日本国内にポーランドの方が少ないように、ポーランドにおいても日本人と共演する機会は少ないと思います。

 

今回、日本からのオペラ団をとても暖かく迎えてくださいます。このようなとてもありがたい環境ではありますが、オペラ公演には出演者も多く、多額の費用がかかります。

 

そこで、クラウドファンディングにより、広く皆様からのご支援をいただき、ポーランドの皆様のご期待とご親切にお答えすることが出来るよう、プロジェクト成功を願っております。

 

 

リターン・資金使途のご説明

 

今回皆様からいただく資金につきましては、以下の全体の必要金額のうち、クラクフ公演会場の費用とオーケストラ及び舞踊団などポーランド側費用に充てさせていただきます。

 

・渡航費    10,000,000円
・移動滞在費    3,000,000円
・会場費・技術スタッフ費    1,300,000円
・ポーランド出演者謝礼    700,000円

計: 15,000,000 円

 

リターンとして、巡演レポート、公演フォトブックなどをはじめとしたポーランドでの公演の様子をご体験いただけるリターンや、国内公演への招待チケットをご用意いたしました。

 

ぜひたくさんの方々とオペラを通した世界平和に応援いただきたく思っております。

 

どうぞよろしくお願いいたします!
 


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