リターン紹介　選べるアート体験｜天馬船コース（command N）

 

クラウドファンディングもあと2日、カウントダウンが始まりました。今回クラファンを始めて私たちが実感したことのひとつは、この試みがみなさまからご支援を募るだけでなく、この機会に東京ビエンナーレ2020/2021のことをより知っていただく機会でもあることです。新着ページでは最終日まで、みなさまへ各種情報をご紹介していけたらと思います。

 

本日はまず、「選べるアート体験」型のリターンプランから、私たちをとりまく自然や文化に改めて向き合うきっかけになりそうな２つのコースと、関連プロジェクトをご紹介させてください。

 

ひとつめは「選べるアート体験｜天馬船コース（command N）」です。

最初に、「天馬船レース」について以下の動画をご紹介します。

 

 

これは今回のレースの原点、富山県氷見市での「天馬船プロジェクト」の様子です。天馬船とは、かつて漁業で活躍した木造和船。山の木々で船をつくり、水場で漁をするという、自然とつながる暮らしの象徴とも言えます。これを復活させようと、間伐材製の「ミニ天馬船」1000艘を地元の川に浮かべ、流れにまかせて競うレースが発案されました。

 

一艘1000円の寄付で皆さんがレース出場権を得られる仕組みとし、集まった寄付金を活用し、最終的に2艘のリアルな天馬船が復刻完成。氷見市の基層文化を体験する貴重な文化資源となったのです。

東京ビエンナーレ2020/2021の「天馬船プロジェクト」では、アーティストイニシアチブのcommandN が主体となり、このミニ天馬船レースを神田川や日本橋川で開催予定。「市民1万人が参加できる 河川を使ったクラウドファンディング型天馬船レース」を合言葉とし、参加登録費（一艘1000円）の一部は河川浄化や河川文化の振興、天馬船の制作費等として活用されます。

 

 

東京の水辺の地域資源には、じつは計り知れない価値があります。いまは河川に蓋をするように存在する首都高速を地中化し、河川上に空を取り戻す計画なども進んでいます。本プロジェクトはそこに全国の市民が注目し、河川の文化・環境意識を変えていく契機となることを目指しています。

 

クラウドファンディングの「選べるアート体験｜天馬船コース（command N）」では、東京ビエンナーレ2020/2021の会期中に開催予定の「天馬船プロジェクト　ミニ天馬船レース」の参加権5口をセットでお届けするほか、鼻炎なれーの招待状、限定オンライントークイベントご招待などの内容で構成されます。

 

「東京の水辺」の未来を考えるきっかけ作りを目指す本プロジェクト。ご興味をもたれた方はぜひ、「選べるアート体験｜天馬船コース（command N）」でのご支援も検討いただけたら幸いです。